豊富なトッピングが魅力の北海道らーめん
JR北千住駅西口から日光街道に続くアーケード街「きたろーど1010」で朝6時まで営業する「みそ熊」へ。運営するのは「てつまる」「しお福」など複数のラーメン店を展開する株式会社グラストだ。「みそ熊」ブランドとしては王子本店をはじめ、新橋、築地、八丁堀、自由が丘、そしてココ北千住にも店舗を構えている。
株式会社グラストは、かつて同じ場所に味噌ラーメン専門店の「蔵味噌屋」を構えていたが、2017年に塩＋味噌の「しお丸」に業態を変更。そして今度は「みそ熊」にブランドチェンジしたという経緯がある。この「みそ熊」では、札幌味噌、旭川醤油、函館塩と、3種の北海道ラーメンを揃えている。北千住最後の砦だ。
麺メニューに加えて餃子、唐揚げ、チャーハン、チャーシュー丼といったサイドメニューもラインナップされている。またビールやサワー、ハイボールもあり、テーブル席で呑むグループ客も多い。トッピングが豊富でメニューも様々あるが、今回は「札幌味噌らーめん」の全部のせにしよう。増量無料なので、麺は大盛りでオーダーした。
札幌味噌らーめんは中華鍋を振って調理する本格派。スープは豚ガラ、鶏ガラ、香味野菜がベースで、白味噌を中心にかなり甘みのある味噌ダレを合わせている。麺は麻生製麺の中太でゴワっとした卵麺だ。クドイほどの甘さだが、この甘味に麻薬的な旨さを感じる。時には、こういうのが欲しくなる夜もある。
トッピングは八角のきいた厚めのチャーシューに、生姜醤油味のザンギ、味玉、メンマ、ワカメ、コーン、モヤシ、ネギ。さすがは「全部乗せ」だけあり豪勢。そしてグラスト系といえば、豊富な卓上調味料が魅力だ。ニンニクや生姜のペーストだけでなく、胡椒、一味、海老すり胡麻、柚子胡椒、マー油、マヨネーズなども用意されている。
私のお気に入りは、揚げたまねぎ、揚げニンニクを序盤でスープにたっぷり入れ、ふやかすパターンだ。スープに更なるコクが加わって旨さ倍増。途中でニンニクペーストも大量に加え、恍惚の時間へ。明日の事など考えてはいけない。ザンギがあるなら、ライスもオーダーすべきだった。次回は忘れないようにしよう。
<店舗データ>
【店名】 北海道らーめん みそ熊 北千住店
【住所】 東京都足立区千住3-31
【最寄】 JR常磐線「北千住駅」徒歩4分
