ミシュラン7年連続掲載「三藤」初の支店
北千住駅直結で、百貨店のマルイを中心に区民事務所やシアター1010などが入居する複合施設「北千住ミルディスⅠ番館」。9階には地元の湯葉懐石の名店「宇豆基野(うづきの)」の支店をはじめ和洋中伊の店が揃い、落ち着いて食事を楽しめる。今日はこのフロアに2025年2月20日にオープンした「中華蕎麦 三藤 北千住マルイ店」へ。


このテナントでは2023年9月から「自家製麺 竜葵 マルイ北千住店」が営業していたが2025年2月16日をもって閉店。その跡地に入居した形だ。なお「竜葵」の公式HPには「業態変更しリニューアルオープン」との説明が。そしてコチラは7年連続でミシュランのビブグルマンに選出された目黒区緑が丘の名店「中華蕎麦 三藤」初の支店だ。
その運営を「竜葵グループ」が担っているということだろうか。店内はカウンターに12席と4人がけテーブル3卓の計24席。麺メニューは「中華蕎麦 鶏醤油」「中華蕎麦 貝塩」「トリュフ&ポルチーニ」の3種をラインナップ。麺大盛はプラス200円で、それぞれ味玉付き、焼豚増し、メンマ増し、特製盛を用意している。


また飯モノには白御飯、自家製江戸前卵かけご飯、焦がし豚の混ぜご飯があり、瓶ビールや角ハイを飲ることも出来る。今回は「特製盛り 中華蕎麦鶏醤油(1380円)」を注文した。着丼までは待つこと10分ほど。スープは鶏をじっくり炊いた出汁に、貝出汁も加えているだろうか。そこにやや甘味ある醤油のカエシを重ねている。
じんわり伝わる出汁の旨さに、表面の鶏油のコクが加わり良い味に。そこに合わせるのは全粒粉入りの中細ストレート麺だ。国産小麦・春よ恋を100%使用し熟成しているのだそう。麺肌ツルツルでコシもあり、スープとの相性は抜群である。チャーシューは薄切りの豚肩ロース肉が4枚。レアな仕上がりで肉の旨味をしっかり楽しめる。


特製だとほか、黄身ネットリの味玉、歯ごたえあるメンマ、海苔3枚、紫スプラウト、分葱がトッピングされる。卓上には一味唐辛子、和山椒粉、黒煎り七味、ブラックペッパー、酢があるのでお好みで味調整を。特に七味と山椒は醤油スープによく合う。あっという間に完食した。次回は貝塩もトリュフ&ポルチーニも啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 中華蕎麦 三藤(みつふじ)北千住マルイ店
【住所】 東京都足立区千住3-92 北千住マルイ9F
【最寄】 JR常磐線「北千住駅」西口徒歩2分