肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【門前仲町】 支那そば しんば「特製白だしそば(1120円)+しめ鯖丼(380円)」

富岡八幡宮の門前で、白か黒か

東京メトロ東西線・門前仲町駅の1番出口から徒歩4分ほど。富岡八幡宮の前を過ぎ、永代通り沿いのアーケード街にある「支那そば しんば」へ。オープンは2016年8月。当初はビルの3階で営業していたが、2018年に1階に移転。オープンした年に「TRYラーメン大賞2017-2018」の新人賞醤油部門で7位を獲得した実力派だ。

ラーメンは、カエシに白たまり醤油を使った「白だしそば」と、再仕込み醤油の「支那そば」の2種。白か黒のチョイスである。飯モノは豚ばらチャーシュー丼、しめ鯖丼、釜揚げしらす丼。また、皿わんたんや焼餃子なども用意している。今回は「特製白だしそば(1120円)」に「しめ鯖丼(380円)」を追加しオーダーすることに。

スープは昆布やアゴ、鰹節、鯖節、宗田節、さんま節、椎茸などを合わせた「和出汁」に、丸鶏やモミジ、豚足、豚肉などを使った「肉スープ」を重ねたもの。カエシには愛知・日東醸造の白たまりを使用。何か1つの素材の味が突出するのではなく、動物や節、乾物など様々な素材をバランスよく調和させていて、じんわりと染みる旨さだ。

そこに合わせるのは、三河屋製麺の中細ストレート麺。北海道産小麦「春よ恋」を使っているそうで、ツルっとした喉越しとコシ、香りを楽しめる。まるで「にゅうめん」を啜っているようで、白だしとの相性も抜群だ。チャーシューはバラ肉の煮豚と、真空低温調理の肩ロースの2種。どちらも小ぶりではあるが良い味だ。

ワンタンは、餡ぎっしりの「肉」と、胡麻油香るプリプリの「海老」が2個ずつ。具材はどれも繊細な出汁を濁さぬよう、控えめな味付けに仕上げられている。胡麻と海苔の香ばしい「しめ鯖丼」も含め、あっという間に完食した。「白だし」は味の輪郭がソフトなので、ビシっと一本通った味を好む方には「支那そば」がオススメか。

<店舗データ>

【店名】 支那そば しんば
【住所】 東京都江東区富岡1-22-26
【最寄】 東京メトロ東西線「門前仲町駅」徒歩4分

★2020年7月をもって閉店。

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