
日本でもかつては、銀幕のスターには謎が多く、
破天荒なオーラがあり、一種のカリスマ性があっ
た。スターは一般人とは明らかに違う生き物でし
た。
しかし、昨今の芸能界はプライベートは赤裸々に
話すし、何でもかんでも報道されるし、庶民派が
人気があるので、かつての煌びやかさは失われて
しまいました。
いまだに、謎だらけの非凡なギタリスト、リッチー・
ブラックモアが今回のテーマです。
僕が尊敬して止まないリッチー・ブラックモアの
魅力とは一体何なのか自問自答する意味で、書く
事にしました。
当ブログを読まれている方には誰なのか説明不要
でしょうが、簡単に書きます。ディープ・パープル
の中心人物のギタリストです。後に自分の理想を
求めレインボーを結成した。再結成ディープ・
パープルを脱退後は、レインボー名義で1枚だけ
アルバムも出し、奥さんキャンディス・ナイトと
ブラックモアズ・ナイトを結成しルネッサンス・
ミュージックをやっています。
リッチー・ブラックモアのファンは、普通の「好き」
レベルではなく「とことん好き」なコアなファンが
多いです。ただ、何曲かしか知らない人には、リッ
チー・ブラックモアの魅力など到底理解できません。
音楽的にはズバ抜けた作曲能力、革新的ギタープレ
イなど凄い面がありますが、音楽面に限った超人
じゃありません。
リッチー・ブラックモアの言動は普通じゃ考えら
れません。僕達、凡人には到底理解できないよう
なベールに包まれた事が多いゆえ、ファンは
とてつもない魅力を感じるのだと思います。
リッチー・ブラックモアは、先を考えず、
行動しているように見え、とてつ
もない計算をしたとしか思えないような奇跡
を次々と見せてくれました。
リッチー・ブラックモアは、思った通りに
決断したら結果的に良かったという天才的な
勘があります。
僕達凡人は、リッチー・ブラックモアは行き
当たり、バッタリのミュージシャン人生で、
偶然的に素晴らしい結果を出した強運の持ち主と
思いがちですが、リッチー・ブラックモアか
らすると当然の結果で全て想定内なのかも
しれないです。
色んなジャーナリストが様々な角度から
分析しても、いまだに謎だらけのギタリスト
です。一般論や、他の人間パターンでは測れ
ないのがリッチー・ブラックモアです。
リッチー・ブラックモアは、10年ほど前ま
ではインタビューは殆ど受けず、ディープ・
パープルの記者会見でもリッチー・ブラック
モア1人だけ出ませんでした。ライブ直前に
楽屋にこもって、ライブが始められないという
エピソードはいくつもあります。
ミステリアルなカリスマで、冷酷な首切り魔
(メンバーを容赦なくクビにし続けます)
は今だ健在です。ブラックモアズ・ナイトでも
何度もメンバーを変え、ブラックモアズ・ナイ
トのビデオクリップにも出演しないという伝説が
あります。(主役が映らないビデオクリップなん
て前代未聞でしす。リッチー・ブラックモアの
指示通りの小道具が用意されていなく、寸前に
出演拒否をしました。撮影クルーや、機材が
手配済みだったので、リッチー・ブラックモア
不在のまま撮影されました)
ステージのリッチー・ブラックモアの異常さが
ロック少年の心を鷲づかみにしました。ギター
アンプを爆発させたり、ギターを粉砕、お尻を
使って弾いたりと、ジミ・ヘンドリクスをパワー
アップさせたクレイジーショーです。
リッチー・ブラックモアの感情表現だけでは
無く「破壊」をエンターテイメント・ショーと
し演出したものだと思います。
リッチー・ブラクモアの感情のおもむくまま
に行動出来る勇気に、ファンは憧れているのか
もしれません。一般人には真似できない決断を
何度も見せてくれました。
成功の真っ只中で、人気絶頂のメンバーをクビ
にしたり、自身が辞めたりします。ヒットして
いようが、コンサート・ツアーの最中だろうが
リッチー・ブラックモアには関係ありません。
「もう、やめた」と決めたら、ツアーで後
何十公演があろうがメンバーをクビにしたり、
脱退します。
普通はメンバーに嫌な面が見えても、バンドの
為、会社の為、ファンの為に妥協し折り合いを
つけますが、リッチー・ブラックモアに妥協
という言葉は無いです。
リッチー・ブラックモアが嫌な気分になると
あっさりメンバーを切ります。
リッチー・ブラックモアは常に新たな道を
切り開いているので、リッチー・ブラック
モアが変化を求めた時は、バンドメンバー
が変わります。
リッチー・ブラックモアにとって初めての
成功と言える第2期ディープ・パープル
で次々ヒット曲を出し、当時最も熱いバン
ドだった時も「イアン・ギラン(ヴォーカル)
が嫌い。あいつが辞めないなら、俺が辞める」
と言い、イアン・ギランのクビが決定すると
「ついでにロジャー・グローヴァー(ベース)
もクビにしろ」と言う主我主義者的な所もあり
ますが、リッチー・ブラックモアの決断が
無ければディヴィッド・カヴァーデール&
グレン・ヒューズの第3期ディープ・パープル
は生まれませんでした。
リッチー・ブラックモアの思いつきののような
決断が結果的に正しいのは、神業みたいな
正道を見極める能力にたけています。
ディープ・パープルにしても、レインボーに
してもライブ盤がスタジオ盤より何倍もいい
です。ブートレッグも沢山もっていますが、
毎回毎回違う演奏です。リッチー・ブラック
モアは、瞬間、瞬間のフィーリングを大切
にし、ライブではインプロヴァイズ満載で
自然体のリッチー・ブラックモアです。
リッチー・ブラックモアはスタジオテイクの
再現なんてしません。のびのびと、自由に
その時の気分を表現します。なので、リッチ
ー・ブラックモアと演奏するメンバーは、
リッチー・ブラックモアの指先指示を把握で
きないといけないです。ライブ中に、指先で
次々とメンバーに次の展開を指示するので、
メンバーはリッチー・ブラックモアを注目し
リッチー・ブラックモアが何を求めているか
理解できないといけません。
リッチー・ブラックモアの指示を上手く理解
できないメンバーはクビです。リッチー・ブ
ラックモアは、独裁者のように言われますが
本当の独裁者ではないです。
ライブではメンバーをフューチャーし、歴代
レインボーメンバー皆にソロタイムを設けま
した。ドラムやキーボードソロが無ければ
3,4曲は多く演奏出来ますが、リッチー・
ブラックモアは「レインボーはリッチー・
ブラックモア&バックバンドではない」
と、バッキングに徹しているメンバーに
自由に好き放題出来る時間を与えたので
しょう。
ソロタイムは「レインボーはリッチー・
ブラックモア以外のメンバーも凄い」と
知らしめる時間です。レインボーでの
ソロタイムの影響でコージー・パウエル
やドン・エイリーはレインボー脱退後に
沢山の仕事が舞い込んできたのでしょう。
リッチー・ブラックモアをリスペクト
しまくって、ロック界一の首切り魔
イングヴェイ・マルムスティーンは
「俺のファンは、ベース、ドラム、
キーボード、ボーカルが、誰だって
CDを買いライブに来る。ファンの
関心は俺だ。俺が書いた曲、俺の
ギター、俺自身の魅力だけだ。
メンバーは俺が全てコントロール
し、俺が書いた楽譜通りに演奏
するだけだから、ドラムも、
ベースも俺そのものだ。ただの
雇われメンバーの分際で、俺と対等
だと錯覚しているような奴はいらな
い」と豪語するが、
リッチー・ブラックモアは違う。
リッチー・ブラックモアはメンバー
の個性を引き出している。ガチガチ
に固めて自由が無いイングヴェイ
のメンバーとは全く違います。
リッチー・ブラクモアは必然的に
トップ・クラスの優秀なミュージシャン
を集めました。一般的に無名なミュー
ジシャンを大舞台へと上げ、レインボー
フィルターを通ったミュージシャンは
その後も華やかな音楽活動をしている人が
多いです。リッチー・ブラックモアは
見る目があり、新人の発掘面でも偉業
を成し遂げています。
リッチー・ブラックモアについては
話がつきませんが、今夜はここらで
終わります。
破天荒なオーラがあり、一種のカリスマ性があっ
た。スターは一般人とは明らかに違う生き物でし
た。
しかし、昨今の芸能界はプライベートは赤裸々に
話すし、何でもかんでも報道されるし、庶民派が
人気があるので、かつての煌びやかさは失われて
しまいました。
いまだに、謎だらけの非凡なギタリスト、リッチー・
ブラックモアが今回のテーマです。
僕が尊敬して止まないリッチー・ブラックモアの
魅力とは一体何なのか自問自答する意味で、書く
事にしました。
当ブログを読まれている方には誰なのか説明不要
でしょうが、簡単に書きます。ディープ・パープル
の中心人物のギタリストです。後に自分の理想を
求めレインボーを結成した。再結成ディープ・
パープルを脱退後は、レインボー名義で1枚だけ
アルバムも出し、奥さんキャンディス・ナイトと
ブラックモアズ・ナイトを結成しルネッサンス・
ミュージックをやっています。
リッチー・ブラックモアのファンは、普通の「好き」
レベルではなく「とことん好き」なコアなファンが
多いです。ただ、何曲かしか知らない人には、リッ
チー・ブラックモアの魅力など到底理解できません。
音楽的にはズバ抜けた作曲能力、革新的ギタープレ
イなど凄い面がありますが、音楽面に限った超人
じゃありません。
リッチー・ブラックモアの言動は普通じゃ考えら
れません。僕達、凡人には到底理解できないよう
なベールに包まれた事が多いゆえ、ファンは
とてつもない魅力を感じるのだと思います。
リッチー・ブラックモアは、先を考えず、
行動しているように見え、とてつ
もない計算をしたとしか思えないような奇跡
を次々と見せてくれました。
リッチー・ブラックモアは、思った通りに
決断したら結果的に良かったという天才的な
勘があります。
僕達凡人は、リッチー・ブラックモアは行き
当たり、バッタリのミュージシャン人生で、
偶然的に素晴らしい結果を出した強運の持ち主と
思いがちですが、リッチー・ブラックモアか
らすると当然の結果で全て想定内なのかも
しれないです。
色んなジャーナリストが様々な角度から
分析しても、いまだに謎だらけのギタリスト
です。一般論や、他の人間パターンでは測れ
ないのがリッチー・ブラックモアです。
リッチー・ブラックモアは、10年ほど前ま
ではインタビューは殆ど受けず、ディープ・
パープルの記者会見でもリッチー・ブラック
モア1人だけ出ませんでした。ライブ直前に
楽屋にこもって、ライブが始められないという
エピソードはいくつもあります。
ミステリアルなカリスマで、冷酷な首切り魔
(メンバーを容赦なくクビにし続けます)
は今だ健在です。ブラックモアズ・ナイトでも
何度もメンバーを変え、ブラックモアズ・ナイ
トのビデオクリップにも出演しないという伝説が
あります。(主役が映らないビデオクリップなん
て前代未聞でしす。リッチー・ブラックモアの
指示通りの小道具が用意されていなく、寸前に
出演拒否をしました。撮影クルーや、機材が
手配済みだったので、リッチー・ブラックモア
不在のまま撮影されました)
ステージのリッチー・ブラックモアの異常さが
ロック少年の心を鷲づかみにしました。ギター
アンプを爆発させたり、ギターを粉砕、お尻を
使って弾いたりと、ジミ・ヘンドリクスをパワー
アップさせたクレイジーショーです。
リッチー・ブラックモアの感情表現だけでは
無く「破壊」をエンターテイメント・ショーと
し演出したものだと思います。
リッチー・ブラクモアの感情のおもむくまま
に行動出来る勇気に、ファンは憧れているのか
もしれません。一般人には真似できない決断を
何度も見せてくれました。
成功の真っ只中で、人気絶頂のメンバーをクビ
にしたり、自身が辞めたりします。ヒットして
いようが、コンサート・ツアーの最中だろうが
リッチー・ブラックモアには関係ありません。
「もう、やめた」と決めたら、ツアーで後
何十公演があろうがメンバーをクビにしたり、
脱退します。
普通はメンバーに嫌な面が見えても、バンドの
為、会社の為、ファンの為に妥協し折り合いを
つけますが、リッチー・ブラックモアに妥協
という言葉は無いです。
リッチー・ブラックモアが嫌な気分になると
あっさりメンバーを切ります。
リッチー・ブラックモアは常に新たな道を
切り開いているので、リッチー・ブラック
モアが変化を求めた時は、バンドメンバー
が変わります。
リッチー・ブラックモアにとって初めての
成功と言える第2期ディープ・パープル
で次々ヒット曲を出し、当時最も熱いバン
ドだった時も「イアン・ギラン(ヴォーカル)
が嫌い。あいつが辞めないなら、俺が辞める」
と言い、イアン・ギランのクビが決定すると
「ついでにロジャー・グローヴァー(ベース)
もクビにしろ」と言う主我主義者的な所もあり
ますが、リッチー・ブラックモアの決断が
無ければディヴィッド・カヴァーデール&
グレン・ヒューズの第3期ディープ・パープル
は生まれませんでした。
リッチー・ブラックモアの思いつきののような
決断が結果的に正しいのは、神業みたいな
正道を見極める能力にたけています。
ディープ・パープルにしても、レインボーに
してもライブ盤がスタジオ盤より何倍もいい
です。ブートレッグも沢山もっていますが、
毎回毎回違う演奏です。リッチー・ブラック
モアは、瞬間、瞬間のフィーリングを大切
にし、ライブではインプロヴァイズ満載で
自然体のリッチー・ブラックモアです。
リッチー・ブラックモアはスタジオテイクの
再現なんてしません。のびのびと、自由に
その時の気分を表現します。なので、リッチ
ー・ブラックモアと演奏するメンバーは、
リッチー・ブラックモアの指先指示を把握で
きないといけないです。ライブ中に、指先で
次々とメンバーに次の展開を指示するので、
メンバーはリッチー・ブラックモアを注目し
リッチー・ブラックモアが何を求めているか
理解できないといけません。
リッチー・ブラックモアの指示を上手く理解
できないメンバーはクビです。リッチー・ブ
ラックモアは、独裁者のように言われますが
本当の独裁者ではないです。
ライブではメンバーをフューチャーし、歴代
レインボーメンバー皆にソロタイムを設けま
した。ドラムやキーボードソロが無ければ
3,4曲は多く演奏出来ますが、リッチー・
ブラックモアは「レインボーはリッチー・
ブラックモア&バックバンドではない」
と、バッキングに徹しているメンバーに
自由に好き放題出来る時間を与えたので
しょう。
ソロタイムは「レインボーはリッチー・
ブラックモア以外のメンバーも凄い」と
知らしめる時間です。レインボーでの
ソロタイムの影響でコージー・パウエル
やドン・エイリーはレインボー脱退後に
沢山の仕事が舞い込んできたのでしょう。
リッチー・ブラックモアをリスペクト
しまくって、ロック界一の首切り魔
イングヴェイ・マルムスティーンは
「俺のファンは、ベース、ドラム、
キーボード、ボーカルが、誰だって
CDを買いライブに来る。ファンの
関心は俺だ。俺が書いた曲、俺の
ギター、俺自身の魅力だけだ。
メンバーは俺が全てコントロール
し、俺が書いた楽譜通りに演奏
するだけだから、ドラムも、
ベースも俺そのものだ。ただの
雇われメンバーの分際で、俺と対等
だと錯覚しているような奴はいらな
い」と豪語するが、
リッチー・ブラックモアは違う。
リッチー・ブラックモアはメンバー
の個性を引き出している。ガチガチ
に固めて自由が無いイングヴェイ
のメンバーとは全く違います。
リッチー・ブラクモアは必然的に
トップ・クラスの優秀なミュージシャン
を集めました。一般的に無名なミュー
ジシャンを大舞台へと上げ、レインボー
フィルターを通ったミュージシャンは
その後も華やかな音楽活動をしている人が
多いです。リッチー・ブラックモアは
見る目があり、新人の発掘面でも偉業
を成し遂げています。
リッチー・ブラックモアについては
話がつきませんが、今夜はここらで
終わります。