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元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

大草原の小さな家 シーズン3

2009年03月29日 | 映画レビュー
様々な問題で悩み、苦しんで、どうしようも無い人は、
占いや、宗教や、自己啓発法よりも、「大草原の小さな家」
を見てみてください。

全てとは言わないまでも、大抵の悩み解決の手助けには成り
得ます。ストーリーやセリフから教訓や、警告などを汲み取れ
るかは人それぞれですが、ただのホームドラマではありません。

人を欺き利を得る大人、能力ある少年の夢を潰す親、愛か夢かの選択、
悪魔に魂を売った愚か者と善人達の対決、娘のミスで父が死のふちを
彷徨った時の娘の行動力、村中の子供達が死の危機にある時の親達の
心境、最愛の娘の死の危機、子供に無関心な親でも親を愛す子供、
伝染病の危機、黒人差別、イジメられても逃げない勇気、善人でも
金の為に人はどこまでも残酷になる・・・など、シーズン3だけでも
濃い内容です。

西部開拓時代は、ゴールドラッシュ時代ですが、一攫千金を求め
貧しい人々が砂金、金塊取りに一箇所に集まりますが、金が出るまでは
仲間意識が強かった者たちが、1人が金を発見するやいなや、妬み、
僻み、嫉み、ヤキモチで憎しむようになり、強奪、横領、殺人をして
でも私欲を肥やす、人間の醜さが衝撃的であり、現代人にも通づる
ものを感じました。

白い鯛焼き

2009年03月29日 | 唐津の大衆食名店
「白い鯛焼き」ブームの波がついに唐津市にも来ました。

熊の原の「Aコープ」入口で売ってあった、白い鯛焼きを
食べました。昨年末ぐらいから、テレビ、雑誌、ラジオで
散々騒がれているから1度は食べてみないと・・・。

情報に流されたり、ブームを追うタイプじゃないけど、
食べ物に関しては興味があります。

想像通りの味でした。確かにウマイけど、鯛焼きの型で
焼いている大福って感じでした。でも、このタイプなら
「梅ヶ枝餅」の方が香ばしくて美味しいと思います。

僕は、従来の「たい焼き」が大好きゆえ、ワッフルと
今川焼きの融合的な、甘いサクサク生地が無いと寂しい
です。白あんや、カスタードクリームや、チョコレートクリーム
は許せるけど、生地が餅ってのは、まったく別のお菓子であり
「たい焼き」にはカテゴライズ出来ない気がします。

でも、やっぱり、つぶ餡の黒あんこの、スタンダードたい焼きが
一番好きです。

最近は「しっぽまで餡子がつまっています」とPRしている店も
ありますが、僕はしっぽには餡子を入れていない物の方が好きです。
最後にサクサクサクと食べる、あの食感と、甘すぎない感じが
大好きです。「たい焼き」は好きですが、6個ぐらい食べただけで
1時間後胸焼けしますね。お汁粉を鍋いっぱい食べた日は、1日中
胃が重い気分でした。甘いものは程ほどですね。

でも、不思議と、スイーツやケーキ系の洋菓子は、相当食べても
一切胸焼けしません。

半生讃岐うどん

2009年03月29日 | ラーメン
唐津市に住んでいると、なかなか本格派の讃岐うどんを食べる
機会がありません。

博多うどんは「腰砕け」という、箸で掴んだらすぐ切れるぐらい
の、ずんだれ茹で加減が長年好まれていて、うどんの麺にコシを
求めない傾向にありました。昔は茹で置きが主流だったとか、
麺の加水率が高いとか説がありますが、「ラーメン」はバリカタ派
が多いのに、「うどん」は柔麺好きが多い少し変わった食文化です。

日本以外のアジアの麺事情は、麺はやわやわが主流なようです。

日本のラーメン屋がアジア進出で戸惑ったのが、日本でコシある
麺や、硬麺と言われる物は、アジアでは不評で、麺は「ふわふわ」
柔らかい物という、日本では延びきったマズイ麺が、アジアの主流
です。

イタリアのパスタも、日本のうどんも、元は中国から伝わった食べ物
です。だから、パスタのアルデンテや、うどんのコシは、それぞれの
国民性により確立したと思います。

拙いなりにも、製麺所で勤務経験あり、ラーメン屋勤務もし、
元ラーメンマニアでもあり、自分のラーメン屋も4年半経営している
僕が思うに、麺は「やや硬め」が一番旨いと思います。

だから「佐賀ラーメン」や「博多うどん」の、麺の具合は、やや頼り
なく感じてしまいます。

「うどん」同様に「蕎麦」も奈良時代から日本にあり、江戸時代初期に
は大衆食として庶民に好まれていました。コシのある「蕎麦」を食う
江戸っ子の粋さが普及し、「うどん」もコシが主流になったのかもしれ
ません。

とは言え、麺の固さを指定できる、うどん屋は唐津市内に僅かしか無く、
茹で時間というより、麺生地の鍛え方が弱いと感じてしまいます。

香川の「カトキチ」の冷凍うどんで我慢していましたが、香川県高松の
「石丸製麺株式会社」の半生うどんをスーパーで見つけ買いました。

従来のうどんより細目ですが、これがウマイ。

13分茹で、氷水でしっかりシメ、再度茹で出来上がり。
当店の元ダレ、万能ネギ、生卵、いわゆる「かまたまうどん」で
食うと、天にも昇るような「旨さ」が押し寄せてきます。
「シンプル・イズ・ベスト」ですね。

鏡の「讃岐うどん」の店、何でやめたのでしょう・・・。

ハードロック/ヘヴィメタルな模様替え

2009年03月29日 | れいんぼ~情報
店内を模様替えしました。

当店の「独自性」「付加価値」「得意分野」を見つめ直した
結果、「ハードロック/ヘヴィメタル」は切り離せないと
結論づけました。

都会なら「中島みゆきファンの店」や「ジャイアンツ・ファンの店」
などで商売が成り立ちます。人口密集地には需要があります。しかし、
地方には需要が少ないゆえ、個性店より、幅広く受け入れられる大衆
路線の無難な方が賢明だと言われます。

お客様がラーメン屋に求める物は「安くて旨い」に尽きるのも現実です。
高級フレンチや、高級ホテル並の徹底した接客や、サービスを求める人も
いません。内装も、調度品も、BGMも、普通で良いというお客様が
殆どです。

ラーメン屋として味にこだわる、自信ある商品を提供するのは最低限の
当たり前の事です。当店はラーメンや、サイドメニューにも可能な限り
改良し続け、新作も次々生み続け、味での他店との差別化もしてきました。

先日、ぴ~ぷる放送行政チャンネルの「経営者セミナー」の番組を見ていて
も「お客様第一主義」「お客様至上主義」を声高に語られていました。
僕も経営者の端くれゆえ、経営コンサルタントの方々が書かれた、
ビジネス書を数十冊は読みましたが、「経営理念・経営コンセプト」より
「お客様のニーズ」やら「流行を追う」などについて書かれた物が
多かったです。

業績や、実績ある方々が講演されたり、書籍を出されているので、結果を
出していない僕に反論の余地は無いのかもしれませんが、僕はあえて逆行
したいです。

唐津市内で大きな成果を出されている企業の会長さんと何度かお話をさせて
頂きましたが、会長さんは「供給側が何を作りたいかじゃ無い。お客が何を
欲っしているかを掴む事が成功への鍵」とアドバイスを頂き、納得したフリ
をしながらも、強い反発心がありました。

僕は「自己満足」「自己中心的」「道楽」と言われようとも、自分が納得いく
「ラーメン」で商売をしたく、僕の「生きがい」であるハードロック/ヘヴィ
メタルも店の雰囲気とし融合したいです。

大衆ニーズ過多になると、豚骨ラーメン、麺細めん、万能ねぎ、豚バラ
チャーシュー、スープ濃度控えめ、塩分控えめ、とか・・・・どこにでも
ある無難なラーメン屋になってしまいます。仮に「まずくないラーメン」で、
そこそこの商売に成っても意味が無いです。無個性な店ならやらない方が
マシです。

賛否両論分かれても、ラーメンの新感覚、新表現手法を表現する事の方
が意義ある店だと思います。

以前、お酒のCMであっていましたが、「ハードロック」のボーカリストに
レコード会社の人が「これからは演歌だ。演歌はいいぞ~寿命が長いぞ。」
と路線変更で売り出す説得シーンがありました。
すなわち、自分が好きな事、やりたい事を捨て、生きるためにニーズに
合わせ自分を変えるのをコミカルに描いていました。

好きな事や、やりたい事とは、自分が最も情熱を注げる得意分野であり
ながら、その得意分野を捨て、不得意分野でプロフェッショナルに
成ろうというのがそもそも無謀であり、出来ればやりたくない仕事を
せざるおえなく成ると思います。

幸い、僕は自分のやりたいように店をやっているので、ラーメンは作るの
も食べるのもいまだに大好きです。僕が一番好きな食べ物は、迷わず「ラーメン」
です。ラーメン職人が、ラーメンに情熱を失い、ただの金稼ぎの手段と成り
下がると、ラーメンが嫌いに成るかもしれません。

お客目線を無視して商売は成り立ちませんが、お客目線を全てと思い
やっていると、店主の作りたい物とのギャップが生まれてきて、ニーズが
あるからと、作りたくない物も作らざるおえなくなり、店主の情熱は失われ
ます。

僕は、味も製法も材料も、改良点に気づけば、改良しますし、
ニーズが有るか無いかともかく新アイデアを公開する場としても自店を利用
し新作を発表し続ける事で、高い水位でモチベーションを保てます。

昨年から、当店内で「ラーメン・ディナーショー」「ヘヴィメタル忘年会」
「ヘヴィメタル新年会」「ラーメンライブ~虹色息吹の唄」などイベントを
開催してきました。今度はハードロック好きの唐津人が集まるイベントを
開催したいです。(計画中ですが)多分、全国のラーメン屋でも、音楽系
イベントを開催している店は当店以外に無いと思います。しかも、観客の
前でギター弾きながら叫びまわっているクレイジーな店主も他にはいない
と思います。僕自身、こうゆう店に成るとは思っていませんでしたが、
お客様のご協力により、僕も楽しい経験を積めました。

80年代ならともかく、ハードロック/ヘヴィメタル低迷時代の現代に
「ハードロック」カラーを色濃くした店をしても当たらなくて当たり前
です。でも、100人の来客者中、1人でも、ハードロック愛好家が
当店を好きになって頂けたら良いと思います。

集客率を上げる為にハードロック色を強めた店をするのでは無く、僕が
最も情熱を注いでいる音楽を皆さんに知って欲しいという僕の一方的な
エゴです。興味が無い人に、興味を持ってもらう事は出来ないと思いま
すが、極たまにでもハードロック愛好家と出会えたら最高です。

僕のラーメンはハードロック・スピリッツ満載で作っているので、
僕の想いが店内の雰囲気から漂っているような模様替えをしました。

大きな変化はありませんが、とりあえずテレビを設置しましたが、
テレビ配線は接続しません。僕の、その時々の気分や、お客様から
のリクエストに合わせビデオやDVDを流したいです。
(姉がテレビを買い換えたので、お古のテレビを貰っただけですが・・・)

板とブロックだけで、固定していない不安定本棚も設置しました。

店は片方からしか出入り出来なくしました。

相当な「ディープ・パープル」マニアから買ったレコード帯も壁に
全て貼りました。