ブログなどで書くのは不適切だと重々承知の上で、本人の許諾
もとらずに、ある青年について書きます。
その青年の生き方は、今の若者の姿と言えなくも無いので、
今の若者象の実態解明の為に無断紹介をご了承ください。
その青年とは1ヵ月ほど前に知り合いました。
初対面の頃から、過去の事など色々お話して頂きましたが
学生時代はイジメに合い、友達もあまり出来なかったようです。
その後、人と接するのが苦手というコンプレックスから、就職は
1度もせず、家で家事の手伝いをしているようです。彼の楽しみ
は日課のパソコンと、ラジオ番組へのメール投稿らしいです。
外出も自由に出来ず、外出した場合も門限は夜7時という、女子
中学生並の厳しさです。
彼は、僕よりもずっと年上なのに、凄く腰が低く、心優しい好青年
ですが、劣等感が強く、自らを卑下する発言が多いです。大人として
謙遜はある程度すべきですが、自己嫌悪ぎみの過剰なコンプレックス
は、自分を苦しめるだけだと思えてならないです。
彼はピュアなハートを持っていて、大人社会で汚されていない分
ズル賢さや、世渡り上手さも持っていない感じで、人の良さが滲み
出ています。
しかし、今という時代は、善人、正直者には生きにくい世の中です。
社会は真面目な人間を、融通が利かないカタブツというレッテルを
貼る傾向にあり、八方美人で口から出任せを言い合法ギリギリを
やってのける方が評価される時代です。
人を信じる事は尊い事ですが、信じる者は騙されるのが現代です。
その青年は、サギ師紛いの人間から見るとターゲットにしやすい
部類だと思います。人が良いと利用され、人の良さに付け込まれ
ます。それゆえ、彼も苦い経験があるようです。だから、今は
家のチャイムが鳴っても出ないらしく、セールスの電話だと
すぐ切るようです。人間不信や、対人恐怖は、そういった経緯
からも生まれたらしいです。
彼は、気が小さい事を過剰に気にしていますが、彼ほど人との
争いごとや人との衝突を避けてきた人を僕は他に知りません。
友達や親と喧嘩の経験が一度も無いなんて、凄く平和主義です。
しかし、一方的に言われっぱなし、殴られっぱなしで我慢する
のは良くないと思います。穏やかで、おとなしい僕でも、理不尽
な場合は喧嘩もします。さすがに10代の頃みたいに殴り合い
の流血戦はありませんが、口喧嘩程度はしょっちゅうです。
本気で喋り、本気で人と接していたら、衝突は仕方が無い事です。
お互いに本心を曝け出し、相手の考えに同意出来ないから喧嘩
になります。それぞれ、譲れないラインてものがあり、その一線
を超えると喧嘩せざるおえないです。納得いかないまま、なあなあ
でやり過ごしていたら、深い付き合いなんて出来ません。
言いたい事も言えない間柄や、遠慮したよそよそしい付き合い
では友達とは言えません。親しき仲にも礼儀ありで、わざわざ
相手が気にしている事や、相手の揚げ足を取るような事を言う
必要はありませんが、相手に合わせるばかりでは「自分の
意見を持たない人」と思われます。
先ほどもお話したように、彼の両親は厳しく、籠の中の鳥の
ような生活を強いられていて、彼自身も理不尽さを感じています
が、彼自身その生活を抜け出そうとしていません。
親から怒られたら黙っているだけらしく、はむかわないようです。
従来、家族は言いたい事は何でも言える間柄です。厳しい親でも
言うべきことは言い、自己主張しないと、家の中での自分の居場所
が確立できないと思います。家の中は一番落ち着く場所であるべき
なのに、彼は週末の1人での外出を楽しみにしているだけで、
家での生活には窮屈さを感じているようです。
彼は、家族のコミュニケーションにも、やや違和感を感じているよう
で、母親との会話は緊張するらしいです。
男は、父親は目標であり脅威でありと近寄りがたい一面もあるが、
母親には友達感覚で何でも話せる人が多いです。
知覧の特攻隊の資料館にある、特攻兵の手紙にも「お母さん」
「お母様」とか、母に当てたメッセージが多いです。父親よりも
母親ってのが身近な存在のはずです。
でも、彼は、母親とは何を喋っていいのか戸惑うようです。
彼は、怒りや、悔しさを押し殺して生きてきたゆえ、人から
怒られないように・・・人とトラブらないように・・・と
過敏になりすぎているのかもしれないです。
まるで、「太宰治」の「人間失格」の主人公「大庭葉蔵」
のように、周囲の目を気にし、周囲に合わせる生き方が
ダブってしまいます。
もっと、ナチュラルにありのままの自分を出し、自分に
自信を持ち、少しだけ強くなって欲しいです。
彼がブログで自虐的になっていた際、僕が励ましたコメント
をコピペします。
皆、欠点、弱点、負い目、心の傷など抱えて生きています。
ハッタリでもカラ元気、自信過剰を演出してください。
あらゆる事に臆病になっていたら何も変わらず前進しません。
リスクや失敗を恐れたらダメです。
失敗しても、また這い上がればいいだけの事です。
ダメで元々と飛び込む勇気を是非持ってください。
たとえ結果が悪く後悔しても、何もやらなかったよりは良いはずです。
月並みですが、やらない後悔よりやった後悔の方が人間を大きくします。
保守的に安全道を歩く事は、人生を退屈にさせています。
波瀾万丈、紆余曲折で良いじゃないですか。
人生ギャンブルは賭けなければリターンはありません。
積極的に色々と手を出せば、幸福感を得る事もあります。
悩み続け、自己否定を続けていたら、精神的にまいってしまいますよ。
全人類が自分を否定しても、私自身が自分を好きであり、
自分を信じていたら大丈夫です。
自分で自分を信じれなくなり、自分に嫌悪感ばかりを持つようになった
ら終わりですよ。
口下手は、相手の気持ちや、空気を読めるゆえ喋りに臆病になる
自己防衛反応です。
だから、自己チューで無責任にベラベラ喋る奴より、
人を思いやれる人です。社交的で打ち解けやすい人より、
時間がかかっても、生真面目で正直で優しい人柄は誰からも受け入
れられますよ。
欠陥的なグズ人間が世にはばかっている現在こそ、
真の人間味ある人が受け入れます。
劇団ひとりの映画、陰日向に咲くを見てみてください。
一生懸命で真面目で正直なのに不器用で、全てが裏目裏目に出て、
からんだ糸をほどくとどんどん複雑に絡まるような人生を描いています。
結局、善良な人間こそ人間として最も尊いです。
悪事まみれで、地位や金や名誉を掴んだ人は偉くも何ともないです。
もとらずに、ある青年について書きます。
その青年の生き方は、今の若者の姿と言えなくも無いので、
今の若者象の実態解明の為に無断紹介をご了承ください。
その青年とは1ヵ月ほど前に知り合いました。
初対面の頃から、過去の事など色々お話して頂きましたが
学生時代はイジメに合い、友達もあまり出来なかったようです。
その後、人と接するのが苦手というコンプレックスから、就職は
1度もせず、家で家事の手伝いをしているようです。彼の楽しみ
は日課のパソコンと、ラジオ番組へのメール投稿らしいです。
外出も自由に出来ず、外出した場合も門限は夜7時という、女子
中学生並の厳しさです。
彼は、僕よりもずっと年上なのに、凄く腰が低く、心優しい好青年
ですが、劣等感が強く、自らを卑下する発言が多いです。大人として
謙遜はある程度すべきですが、自己嫌悪ぎみの過剰なコンプレックス
は、自分を苦しめるだけだと思えてならないです。
彼はピュアなハートを持っていて、大人社会で汚されていない分
ズル賢さや、世渡り上手さも持っていない感じで、人の良さが滲み
出ています。
しかし、今という時代は、善人、正直者には生きにくい世の中です。
社会は真面目な人間を、融通が利かないカタブツというレッテルを
貼る傾向にあり、八方美人で口から出任せを言い合法ギリギリを
やってのける方が評価される時代です。
人を信じる事は尊い事ですが、信じる者は騙されるのが現代です。
その青年は、サギ師紛いの人間から見るとターゲットにしやすい
部類だと思います。人が良いと利用され、人の良さに付け込まれ
ます。それゆえ、彼も苦い経験があるようです。だから、今は
家のチャイムが鳴っても出ないらしく、セールスの電話だと
すぐ切るようです。人間不信や、対人恐怖は、そういった経緯
からも生まれたらしいです。
彼は、気が小さい事を過剰に気にしていますが、彼ほど人との
争いごとや人との衝突を避けてきた人を僕は他に知りません。
友達や親と喧嘩の経験が一度も無いなんて、凄く平和主義です。
しかし、一方的に言われっぱなし、殴られっぱなしで我慢する
のは良くないと思います。穏やかで、おとなしい僕でも、理不尽
な場合は喧嘩もします。さすがに10代の頃みたいに殴り合い
の流血戦はありませんが、口喧嘩程度はしょっちゅうです。
本気で喋り、本気で人と接していたら、衝突は仕方が無い事です。
お互いに本心を曝け出し、相手の考えに同意出来ないから喧嘩
になります。それぞれ、譲れないラインてものがあり、その一線
を超えると喧嘩せざるおえないです。納得いかないまま、なあなあ
でやり過ごしていたら、深い付き合いなんて出来ません。
言いたい事も言えない間柄や、遠慮したよそよそしい付き合い
では友達とは言えません。親しき仲にも礼儀ありで、わざわざ
相手が気にしている事や、相手の揚げ足を取るような事を言う
必要はありませんが、相手に合わせるばかりでは「自分の
意見を持たない人」と思われます。
先ほどもお話したように、彼の両親は厳しく、籠の中の鳥の
ような生活を強いられていて、彼自身も理不尽さを感じています
が、彼自身その生活を抜け出そうとしていません。
親から怒られたら黙っているだけらしく、はむかわないようです。
従来、家族は言いたい事は何でも言える間柄です。厳しい親でも
言うべきことは言い、自己主張しないと、家の中での自分の居場所
が確立できないと思います。家の中は一番落ち着く場所であるべき
なのに、彼は週末の1人での外出を楽しみにしているだけで、
家での生活には窮屈さを感じているようです。
彼は、家族のコミュニケーションにも、やや違和感を感じているよう
で、母親との会話は緊張するらしいです。
男は、父親は目標であり脅威でありと近寄りがたい一面もあるが、
母親には友達感覚で何でも話せる人が多いです。
知覧の特攻隊の資料館にある、特攻兵の手紙にも「お母さん」
「お母様」とか、母に当てたメッセージが多いです。父親よりも
母親ってのが身近な存在のはずです。
でも、彼は、母親とは何を喋っていいのか戸惑うようです。
彼は、怒りや、悔しさを押し殺して生きてきたゆえ、人から
怒られないように・・・人とトラブらないように・・・と
過敏になりすぎているのかもしれないです。
まるで、「太宰治」の「人間失格」の主人公「大庭葉蔵」
のように、周囲の目を気にし、周囲に合わせる生き方が
ダブってしまいます。
もっと、ナチュラルにありのままの自分を出し、自分に
自信を持ち、少しだけ強くなって欲しいです。
彼がブログで自虐的になっていた際、僕が励ましたコメント
をコピペします。
皆、欠点、弱点、負い目、心の傷など抱えて生きています。
ハッタリでもカラ元気、自信過剰を演出してください。
あらゆる事に臆病になっていたら何も変わらず前進しません。
リスクや失敗を恐れたらダメです。
失敗しても、また這い上がればいいだけの事です。
ダメで元々と飛び込む勇気を是非持ってください。
たとえ結果が悪く後悔しても、何もやらなかったよりは良いはずです。
月並みですが、やらない後悔よりやった後悔の方が人間を大きくします。
保守的に安全道を歩く事は、人生を退屈にさせています。
波瀾万丈、紆余曲折で良いじゃないですか。
人生ギャンブルは賭けなければリターンはありません。
積極的に色々と手を出せば、幸福感を得る事もあります。
悩み続け、自己否定を続けていたら、精神的にまいってしまいますよ。
全人類が自分を否定しても、私自身が自分を好きであり、
自分を信じていたら大丈夫です。
自分で自分を信じれなくなり、自分に嫌悪感ばかりを持つようになった
ら終わりですよ。
口下手は、相手の気持ちや、空気を読めるゆえ喋りに臆病になる
自己防衛反応です。
だから、自己チューで無責任にベラベラ喋る奴より、
人を思いやれる人です。社交的で打ち解けやすい人より、
時間がかかっても、生真面目で正直で優しい人柄は誰からも受け入
れられますよ。
欠陥的なグズ人間が世にはばかっている現在こそ、
真の人間味ある人が受け入れます。
劇団ひとりの映画、陰日向に咲くを見てみてください。
一生懸命で真面目で正直なのに不器用で、全てが裏目裏目に出て、
からんだ糸をほどくとどんどん複雑に絡まるような人生を描いています。
結局、善良な人間こそ人間として最も尊いです。
悪事まみれで、地位や金や名誉を掴んだ人は偉くも何ともないです。