江川町の「さらしな食堂」に行ったら休みでした。
そのまま真っ直ぐ「西の浜」に行きました。上の写真は
「西の浜」の防風林の松です。唐津市のシンボル「虹ノ松原」
には遠く及ばないけど、防風林を通って浜に行くシチュエーション
が好きです。
西の浜は、当店(様式美麺れいんぼ~)や、自宅から数百メートル
ぐらいしか離れていないので、唐津の海水浴場では一番慣れ親しん
でいます。この海には、いい思い出も悪い思い出もあります。
家族や友人と、バーベキューや海水浴や花火やギターを弾き歌ったり
楽しい思い出も多いけど、辛く、苦しく、悲しい時も、西の浜に来ては
海に向かって叫んだりもしていました。青春期は、友人と海を見ながら
恋愛、進学、就職、将来などについて何時間でも散々語り明かしてい
ました。さすがに、真冬の深夜は、潮風に当たりながら悩み相談は
辛く・・・「何で、こんな極寒の日に海で話ば聞かないかんと?」と
言っていましたが、唐津っ子は「海」の恵みの恩恵を受け、
海で楽しみ、辛さも、悩みも海が癒してくれます。
今はインターネット時代で、どんな田舎にいても都会人のような便利さ
を得る事が出来ます。CDだって、本屋だって、服屋だって、雑貨だって
無い村でも、インターネット回線さえあれば、膨大な商品を買う事が
出来ます。今や都会並の出会いのチャンスや一夜限りのアバンチュール
だってインターネットで可能な時代です。
しかし、自然との触れ合いは、田舎の最大メリットですね。
都会人がインターネットで大自然の画像や動画を見ても、実際の
100分の1も伝わらないはずです。直に自然と接する以外に方法が
ありません。
僕は福岡市に憧れていて、実際住んでみると刺激的な体験も多々
あり、都会ならではの楽しい事も多かったです。何よりも利便性が
良く、物も豊富で、気軽に来日コンサート、博物館、美術館で
本物の芸術に触れ合える機会が多かったです。
しかし、僕は根が田舎出身なので、都会的な洒落たシチュエーション
が苦手でしたし、地元の素朴さとは、かけ離れた日々に精神をすり
減らしている気がしました。ふと、山や、川や、海などが恋しくなる
事が増え、どこに行っても人、人、人の日々にウンザリしていました。
一度、外に出てみて、唐津の良さを再認識しました。
先日「ぴーぷる放送」で紹介されていた喫茶店に凄く興味があり
ます。マスター自身でログハウスを作られ、木炭を作ったり、
石焼釜でピザを焼いたりしながら、のんびりと過ごされています。
森にひっそりと佇む、素朴な喫茶店で凄くいいです。
僕はラーメン屋を引退後には仙人になりたい。
僕もいつかは人里離れた、過疎地のような森に住みたいです。
自給自足で生活し、オカリナで小鳥と会話しながら余生を過ごせたら
どれだけ幸せでしょうか・・。たまに来た、友人、知人にラーメンを
振舞ったりしながら「ラーメン仙人」と言われるように成りたいです。