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元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

ミスター・ビーン

2007年12月16日 | 映画レビュー

http://www.dailymotion.com/video/x2rkau_mr-bean-rides-again-part-2_shortfilms
↑ミスター・ビーン動画

僕は毎年正月休みには「ミスター・ビーン」のビデオを全話
見ていますが、その中でもこの動画の旅行の身支度は大傑作です。

初めて見たのは高校時代ぐらいですが、10年以上たった
今でも笑えます。ただ面白いだけではなく、ヒューマン要素が
あったり、不器用で失敗ばかりするキャラなどに男の哀愁
を感じます。

 

来年の正月も多分「ミスター・ビーン」を見ます。
何で毎年正月に見るかって?正月の演芸番組がつまん
ないからです。


クリスマスにヤケ酒

2007年12月16日 | 小ネタ
今、クリスマスソングの僕フェイバリット・セレクト
CD-Rを作っていたら過去のクリスマス・イブを
思い出しました。

何故か僕はクリスマスソングのCDを沢山持っていて、
過去にも今日と同じようにクリスマスソングをセレクト
したMDを作った事があります。

その、何とも情けなく、寂しいクルスマス・エピソード
についてお話します。

当時、ある大手の工場でバイトをしていた時期があり、
そこはほぼ同年代のバイトが多く、働き始めて数日で
バイト仲間とも打ち解け、仕事後も休憩室で1,2時間
喋りに夢中になったり、よくカラオケに行ったりして
いました。仕事は単調でしたが、仕事前、昼休み、仕事後
の雑談が楽しかったです。

僕が働き始めて数ヵ月後、時期はクリスマスまであと数日
という頃「クリスマスってさー、奥さん、子供、彼女が
いない俺達には関係ない日だよね。」
という会話になり、彼女がいない男バイト3人(僕含む)
彼氏がいない女バイト2人で「クリスマスは飲もうか?」
という話になりました。

でも、クリスマスは何処の店も多いから、誰かの家で
飲む事に成り、あまり騒がない条件で僕の住んでる
アパートで、ささやかなクリスマスパーティをする事に
なりました。

機材や楽器が天井まである部屋なので、5人も入れば
いっぱいになる部屋でした。


殺風景な和風の部屋なので、クリスマスパーティの
数日前に100円ショップで
クリスマスの飾りや、綿を大量に買ってきて部屋を
クリスマスムードにしました。もちろん、バイト仲間に
は秘密にし、僕の部屋に来た時のサプライズでした。

そして、もう1つのサプライズとし
「ウィ・ウイッシュ・ア・メリー・クリスマス」を
ギターで披露する事にしました。時間が無いので
徹夜で練習しました。

ビールはバイト仲間達が買ってくるという事だったの
で、僕は前々日に近所のスーパーにオードブルの注文を
しました。クリスマスにケーキが無いのは寂しいので
自腹でケーキも注文しました。そして、ついでに
シャンパンを2本購入し家に帰りました。そして、
クリスマスソングのCDから、僕が好きな曲ばかりを
選びMDに入れました。派手さは無いけど、ささやかな
いいクリスマスを過ごせると信じて・・・・。

そして、クリスマス・イブ当日、仕事後はパーティ・・・
のはずでした・・。女のバイトが二人「ごめん、私たち
予定が入っちゃった・・。また、今度誘ってね」
あちゃ・・・予定が狂った・・。

でも、準備万端な僕は、もう引き返せない・・・。
男だけでも「クリスマス・パーティ」は実施しなけれ
ばいけない・・。

参加予定の男が「俺パスね。女っ気が無くクリスマス
ってのもね。キャバクラでも行くは。一緒に行く?」

もう一人の頼みの綱が「いいね。じゃー予定変更・・。
キャバクラ決定・・」とかはしゃぎ出した。僕もキャバ
クラに誘われたが「いや、僕はいいや。家でテレビでも
見て過ごすは・・。」と・・・そそくさ家に帰りました。

部屋の電気を着けると、クリスマス飾りや、綿で飾った
パーティムードの部屋が寒々しさをいっそう高めた。

もう、オードブルとケーキのキャンセルはきかない。
仕方が無くスーパーまで取りに行き、痛い出費をした。

部屋に帰って、オードブルやケーキをテーブルに置く
と一人ではさすがに多い・・。

はぁ~とため息が出た。ケーキのチョコレートの家や
サンタの砂糖菓子や、メリークリスマスと書かれた
チョコレートのプレートを取り合うことも無く、全て
僕の物だけど全然嬉しくない。

でも、一応付属のローソクを立て、僕がセレクトした
クリスマスソングのMDを流しても、まったく楽しく
無い。

そうだ。と、100円ショップで買っていた、紙製の
トンガリ帽子をかぶってみた。でも、やっぱり一人じゃ
テンションが上がらない。

僕は酒がほとんど飲めないが、冷やしていたシャンパン
をグラスに注いで飲んだ。もう、シャンパンも、ケーキも、
オードブルも全部僕が独り占めなのに、嬉しくも、楽しくも
ない。

僕は寂しいなんて感情は殆ど持たないタイプで、人里離れた
山小屋で小鳥やリスとかと過ごす自給自足生活に憧れていたり
します。でも、この時ばかりは寂しかったです。

寂しさを紛らわそうと、この日の為に必死に練習した
「ウィ・ウイッシュ・ア・メリー・クリスマス」をギター
片手に歌いながら、ツーーっと熱いものが頬を流れおちた。

そっからは、やけ食い、やけ酒・・・アルコールが回り
フラフラになり、そのまま布団に倒れこみました。

翌朝、目が覚めテーブルを見ると、食い散らかしたままの形で
テーブルに残骸があり、片付けるのも面倒で、そのまま
工場へと出社しました。

僕の部屋でパーティをするはずだった、女のバイト2人と、
男のバイト2人も昨夜は楽しかったようで、夢中で喋って
いました。僕は「いいね。僕は部屋で普通にテレビ見たり
してただけで、いつも通りの日だったよ」と言うのが
必死の強がりでした。

その後も、バイト内の仲は変わりませんでしたが、一人辞め、
二人辞め、僕も辞め、辞めた後は数ヶ月連絡を取り合った
ぐらいで、彼らが今どこで何をしているのか知りません。