元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

陰日向に咲く/劇団ひとり

2007年05月22日 | 映画レビュー
「劇団ひとり」というと、トーク番組では泣き芸ばかり
の一本槍で、キレ芸、リアクション芸と変わらず
1,2度見れば「またかーー」と脱力感を誘う芸で
興味が無かったです。

しかし、ネタ番組で、ゾウの飼育員設定の一人芝居を
しているのを見て、劇団ひとりを見る目が変わりまし
た。

一人芝居と言えど、イッセイ尾形のように奇妙で面白い人で、
終始小さな笑いが絶えず、オチで爆笑をとる手法とはダイブ
違いました。

劇団ひとりも、オタクや、栃木のヤンキーなど、設定が
面白い場合もあるようですが、僕が最初に見たのは
何の変哲もない飼育員でした。この一人コントは、
話が進めど進めど、笑いの要素が無い悲しい話です。
ラストシーンで心やさしい飼育員が豹変しますが、
それも何か悲しい笑いです。凄くシュールな、ヒューマ
ンコメディです。

劇団ひとりの笑いは、他に類を見ない独自性があります。
面白い、面白くないは、置いといて、ニューウェーブ芸は
非常に気になります。

劇団ひとりの芸を、活字ならではの面白さにしたのが
本作「陰日向に咲く」です。

通常,タレント、芸能人の本と言うと、エッセイ、自伝書、
ネタ本、バクロ本などですが、劇団ひとりは完全フィクショ
ンの小説です。劇団ひとりの空想、妄想で作り出した物語
です。

短編オムニバス形式ですが、全ての短編が繋がっている
異色小説です。1話の主役が、2話では脇役といった感じ
です。主人公目線のストーリー展開ですが、目線が変わる
だけで同じエピソードでも様々な捉え方をするという
面白さがあります。

当然、コメディの要素はありますが、あえて、駄目人間の
6人の奮闘を描いています。

頑張っているのに空回りして、正直で真面目ゆえ不器用に
生きているさまは、共感するシーンが多々あります。

言葉の選択が上手く、劇団ひとりらしい珠玉の表現が
あちこちにあり、2時間ぐらいで一気に読めてしまい
ます。

多くの人が絶賛しまくっている程の感動大作とまでは
思いませんが、読んで損はないと思います。
僕は楽しめました。

久しくロッテリア

2007年05月22日 | 唐津の大衆食名店
最近、海外ドラマ「プリズン・ブレイク」の
DVDにはまっていて、看守が囚人から情報
を引き出す餌として、囚人の目の前で、看守が
ハンバーガー、シェイク、ポテトを美味そうに
食べてるシーンが何回かあり無性に食べたくな
りました。

ハンバーガーというとタランティーノの
「パルプ・フィクション」でも美味そうでした。

「ハードウェイ」のホットドッグを食べるシーン
なども、すごく美味そうです。

と、いう事で数年ぶりにロッテリアに行きました。

ラッキーな事にシェイキーが1杯100円だったの
で3杯飲みました。エビバーガー、リブサンド
と18歳~20歳まで学校帰りに毎日のように
食べていた物を食べましたが、非常に懐かしかった
です。

ポテトも数年ぶりですが、うまいです。

ポテトやシェイキーやバーガーを食べながら
Amazonから届いたばかりの本を読みま
した。

はんつ遠藤さんの著書「ラーメンが好き!」という
ラーメン界のトリビアを書いた本です。

「へ~へ~へ~」と言いたくて買いましたが、今読ん
だところまででは、目新しい情報は薄く、僕が知って
いる範囲内の情報ばかりでした。