元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

木村充揮「天使のダミ声」を体感しに行ってきます

2007年05月01日 | 音楽・楽器
当店によくご来店いただいている60代後半
のお客様がいらっしゃいますが、そのお客様
は西唐津のリキハウスでよくライブを見られ
ています。そのお客様が特に応援している
ミュージシャンはキャプテン稲葉さんと
いう方らしいです。

今日、そのお客さんが、来店され「天使のダミ
声って人が明日リキに主演するよ」と言われま
した。元、憂歌団の木村充揮がリキハウスに
来る話は聞いていましたが、それが明日と聞き
無性に行きたくなりました。

行くかどうかは明日決めようと思いながら
当日券があるかリキハウスに電話してみると
「この電話で前売り電話予約ができますが、
どうしますか?」と聞かれ、即答で
「じゃ、1枚お願いします」と言ってし
まいました。

ライブに行くのが決まったはいいが、僕は
木村充揮の曲を知らない。ソロになってか
らの曲は1曲も知らないです。憂歌団も
ベスト盤のMDを1枚持っているだけです。

じゃ、何故、ライブに行くかと言うと
生のブルースを聴きたいからです。

僕は小学6年生の頃に大ヒットした
BBクイーンズの「踊るポンポコリン」の
近藤房之助のしゃがれた枯れた歌声に
衝撃を受けました。BBクイーンズのアル
バムには本格ブルース曲もあり、より近藤
房之助を知りたく、すぐに近藤房之助の
ソロアルバムを買いました。

日本人でブルージーな歌声というと、森進一、
桑田佳祐、大友康平、ジョー山中、長渕剛ぐら
いしか思いつきません。でも、彼らはブルース
マンではないです。

ハスキー、枯れた図太い声、哀愁を誘う歌唱力
があっても、日本音楽界の一線で活躍している
本格的ブルースマンはわずかです。

近藤房之助に夢中だった頃、軽く聴いていたの
が憂歌団でした。

僕はブルースの愛好家ですが、殆どは洋楽です。

ブルージーなロック系だとジミ・ヘンドリクス、
レッド・ツェッペリン、エリック・クラプトン、
ゲイリー・ムーア、ジョニー・ウィンター
などなど数えきれないほど聴い
ています。そもそも、ロックの母体はブルース
です。

ブルースマンでは●エルモア・ジェームス、
●ケヴ・モ●ロバート・ジョンソン●マディ・
ウォーターズ●ハウリン・ウルフ●T-ボーン
ウォーカー●リトル・ウォーター、
●BBキング●ライトニング・ホプキンス
●スティーヴィー・レイ・ヴォーン
●フレディ・キングなどが僕のフェイバリット
です。

洋楽のブルースには夢中だったけど、日本の
ブルースは殆ど追求せずに自然と離れてしまっ
ていました。

日本でブルースと名が付く曲にブルースは
少ないです。ただの、暗いムード歌謡曲を
演歌歌手達が歌っています。

港町ブルース(森進一)
稚内ブルース(鳥羽一郎)
 旭川ブルース(ロス・プリモス)
 函館ブルース(小野由紀子)
新潟ブルース(美川憲一)
前橋ブルース(森雄二とサザンクロス)
新宿ブルース(扇ひろ子)
東京ブルース(西田佐知子)
中の島ブルース(内山田洋とクール・ファイブ)
伊勢佐木町ブルース(青江三奈)
湯本ブルース(北島三郎)
城ヶ崎ブルース(黒沢明とロス・プリモス)
柳ヶ瀬ブルース(美川憲一)
宗右衛門町ブルース(平和勝次とダークホース)
庄内ブルース(小松おさむとダークフェローズ)
西大寺ブルース(瀬川映子)
長崎ブルース(青江三奈)
島のブルース( 三沢あけみ,和田弘とマヒナスターズ)

これらのブルースと名の付く曲にブルースは1曲も
ありません。ブルースの音楽理論、決まりを無視し
た暗い曲ばかりです。

脱線しましたが、僕は日本のブルースと名の付く
偽者に嫌気がさし、本格的ブルースをやっている
日本人アーティストも聴かなくなっていました。

しかし、30年も王道のブルースを歌い続けてき
た木村充揮は1度は見るべきだと思い、ライブに
行く事にしました。

10年前に近藤房之助のライブに行きましたが、
あの興奮&感動を明日のライブにも期待したい
です。

「嫌になっちゃう」「お掃除おばちゃん」
「ゲゲゲの鬼太郎」など、是非やってほしい
です。




ギター侍・・見参!

2007年05月01日 | 音楽・楽器
いつものように閉店の片付けをしていると、
「ジャーン」とギターのメジャーコードを
かき鳴らしながら友人のY君が店に入って
きました。

Y君は僕が福岡に住んでいた頃の友人で、
僕が唐津市に帰郷してからは、時々メール
したり電話する程度で、会うのは2年ぶり
です。

Y君の実家は長崎で、GWに帰郷していた
ついでに当店に来てくれた。

でも、「晩飯食ってきたから、ラーメンは
いいや・・」って言われた、残念!!

Y君は雑談しながらも、ギターをポロポロ弾いて
いた。昔からアコースティックギターの
名手で、今回持ってきたギターは、コンパ
クトなかわいらしいギターでした。

僕も片付けが済んだので、テーブル席に
座り、コーヒーを飲みながら他愛もない
雑談をしました。

Y君が当店のオベーションを指差し
「ジャムろうか?」というので、僕もギター
を手にとりセッションが始まった。

ボン・ジョヴィの「ウォンテッド・デッド・
オア・アライヴ」を弾き、後半はグダグダ
になりました。

ボン・ジョヴィの「ジーズ・デイズ」と
「リヴィン・オン・ア・プレイヤー94」
のセッションでは、Y君の渋いブルージー
なアドリブソロが光っていました。

ボブ・ディランの「ノッキン・オン・
ヘブンズドア 」とライチャスブラザーズ
の「アンチェインド・メロディ」では、
僕も熱唱しながらギターをかき鳴らしま
した。

そして、僕は少し休憩していると、Y君は
オリジナル・インスト曲を3曲披露してく
れたがクール&グレイトです。

1曲目は、ジミー・ペイジを思わせる
モロッコやインド系をベースにしたような
エキゾチックな雰囲気でした。

2曲目は、スパニッシュでフラメンコ調な
派手な部分と、繊細なクラシック要素を
兼ね備えた静と動を見事に表現したような
曲でした。

3曲目は、ポール・サイモンのようなアタッ
クが強いのに繊細な曲で、楽曲に引き込まれ
心地いい気分になりました。

3曲を終え、Y君が喫煙タイムに入ったので、
僕も負けじと、オリジナル・アコギ・インスト
の「明日への翼」を披露した。
この曲は、あまり知られていないし、当店の
お客様でも1部の人しか知らないけど
「様式美麺れいんぼ~のテーマ曲」として僕が
作曲した曲です。ポップで、アグレッシブな
曲です。

僕の「明日への翼」をY君が聴き終え
「けっこうやるじゃん。カッティングが効いて
て歯切れがいい」と、褒めてもらった。

僕が3コード12小節の定番ブルースパターン
を弾いていると、Y君が僕のバッキングに
ソロで入ってきて怒涛のセッションになった。
5分間ぐらいバッキングに徹していたが、突如
Y君が僕が弾いていたバッキングを完コピしてき
たので、僕がソロを弾きまくった。アコギゆえ
速弾きがしにくいし、アコギでライトハンドなど
が出来ないし(ヌーノ・ベッテンコートや押尾
コータローはします)、チョーキングがきついの
で、ショボイソロしか出来なかった。
Y君はバッキングでもアレンジをどんどん加え
ユニークなバッキングをしていました。
後半は、お互いユニゾンをしたりして、この
アドリブ・ブルースは15分ぐらいして
本日のセッション終了しました。

Y君は「明日は仕事だから、そろそろ福岡に
帰る」と言い、帰っていきました。

僕は、最近まったくギターに触れていません
でしたが、やっぱりギターは楽しいです。
ギター2本あるだけで、いい年の大人が
少年に戻り興奮できるんだから、やっぱり
楽器って素晴らしいです。