日記

日記

大晦日

2007年12月31日 | 徒然日記・日々の記録
今日はとなりましたが、風が強く、かなり寒くなりましたね。

終日寺院勤務

寺務・除夜の鐘準備・修正会準備・ゴミ収集・清掃などして過ごす。

大晦日・除夜の鐘
開門 23:30 ~ 閉門 24:30
例年通りに開催いたします。

元旦は、午前5時からの境内総挨拶回りが終わり、新年準備を調えて、通常通りに午前6時に開門になります。入山は午後4時半まで、閉門も通常通りに午後5時でありますので、ご注意下さいませ。

般若札の配布は午前10時頃からであります。

元旦・仏殿御開帳 午前10時~午後3時半頃まで。

2日・民具供養館開館 午前10時~午後3時半頃まで。

2008 新春 安部敬二郎氏 洋画作品展 案内
http://www.hpmix.com/home/jyougenkai/F9.htm
「日本の干支(子)描く」 
内容:日本の干支と野ねずみのアクリル彩色板 40点
会期:平成20年1月1日~1月13日 
時間:午前10時~午後4時 
場所:往生院・客殿・有恩閣にて

平成19年も本日で終わりとなりました。来年もとにかく粛々と一つ一つであります。。



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施本「佛の道」・第十二章 無価値

 次も、無執着、無所有の続きとなるのですが、無価値についてであります。

 この場合の価値は、絶対的価値=真理というものではなくて、中道の見方からは離れてしまった人間の主観・偏見・独り善がり・自己都合・自己満足などの恣意的要素が色々と入って妄想されて創られた世俗における価値のことで、当然に目に見えない概念的なものであり、あやふやで入れ替わり立ち替わりも激しい優劣・正誤・善悪などの判断基準になるものでもあります。

 この場合における価値も無常の例外ではなく、変化する不安定な中にあります。私たちはそういうものにでさえも、無常・無我・苦の真理を理解しないままであれば、永遠性・不変性を探し出そうと妄想を繰り返して、しかも執着してしまうのであります。

 また、この場合の「価値」は、「特別」とも言い換えることもできるでしょう。

 私の特別の人・家族・生命・モノ・財産・地位・名誉・権力、地球・太陽・宇宙、さらには思想・主義・主張・思考、過去・現在・未来においてまでも「特別」としてしまおうとします。

 「特別」というのも、ここにおいては、やはり永遠性・不変性を求めようとしたり、こうあってほしい、こうなってほしいという渇愛になるもので、さらにほしいと執着しようとしているものに過ぎないのであります。

 無常・無我なる中では、この場合の価値など何も成り立たないもので、おそらく、私たち人類が現在有り難がっている様々な価値は、人類が存在していればこそ自分たちの自己都合・自己満足で成り立っているものがほとんどで、人類が絶滅してしまえば、どうでもいいようなもの、意味も無くなって霧散するようなものであります。というよりも「価値」、「特別」などというものは、始めから何も無いのに、無いものをあるのだと妄想して幻想を追いかけて悩むことでの苦しみも生じてしまうわけでもあります。

 全てが因縁の中で生滅変化を繰り返してゆくこの無常なる世界では、ほしいと渇愛し、もっとほしいと執着するに値するもの、意味あるもの、価値あるもの、特別なものは実は何も無く、愚かにもそれらを妄想することで、また苦しみが生じてしまうため、その妄想を止めなければならないのであります。

 無常において生滅変化していくに何ら差別はなく、中道の見方から外れた人間の恣意的要素による優劣・正誤・善悪の価値判断も何ら頼りなく変わってしまうもので、そこに束縛される意味もないのであります。

 私たちが有り難がらなければならないものは、普遍的な真理だけであって、それ以外に人間の生み出していく価値・概念などは、どうでもよい捨て去るべき妄想でしかないのであります。また、現象・存在の何かに価値を入れてしまうと、とたんに渇愛・執着が生まれて、そのままそれが苦しみに変わってしまいます。無常においては、価値は成り立たず、無価値であることを自覚して、苦しみを無くしていかなければならないのであります。

施本「佛の道」・各章
http://www.hide.vc/hotokenomichi.html

〔本文、不許複製・禁無断転載〕

著作権は川口英俊に帰属しています。
Copyright (C) 2007 Hidetoshi Kawaguchi, All Rights Reserved.

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迷いウサギ

寒かったなー

プチコッコ

今年も終わったコケ~

とにかく一つ一つであります。。

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