今日は終日台風の影響で、雨風とも強かったですが、少し南に進路がそれたため、思っていたよりかはましでしたね。
終日寺院勤務
寺務・草刈作務・清掃などして過ごす。
境内北側下
・・
『 #勝義方便メモ まとめNo.4 再考「公害企業主呪殺祈祷僧団」について』1-93
http://togetter.com/li/320014
75～93まで更新。
75）呪殺の対象となる主体とは何か、もちろん、その主体は「空」であり、「無自性」であります。もちろん、空であり、自性としては存在していなくても、何もないと言うわけではないのですが、では、その存在はどのように説明されるのかが重要なこととなります。
76）呪殺は、端的には、肉体・身体能力を奪って、人間として生命を維持することを許さなくすることで、これ以上、「身」・「口」による悪業を積まさせぬようにした上に、「意」、つまり心の浄化を図れるように、菩提心を生起させ、仏国土へと送るということであると考えます。
77）呪殺によって、その者の身体については人間としての生命を絶ち、これ以上悪業を積まさせなくさせるという効果を狙うわけですが、しかし、一方で、菩提心を滋養していく上において重要となる慈悲行・善行も人間として成せなくなってしまうことにもなってしまいます。
78）呪殺を行わずとも、一応、そのまま生身の人間としての状態で、菩提心を生起させて、慈悲行・善行を行わせるようにした方が、余程に懺悔・反省をさせ、罪の償いにもなって、更に善業を積むことで、悪業の排撃にも役立って良いように思えるところではあります。
79）とにかく、もちろん、実体としては成り立っていない空なる呪殺対象は、一応、五蘊（色受想行識）の働き、肉体と心の働きによって成り立っていると言える存在ですが、最も呪殺の対象とすべきは、やはり肉体よりも心における、無明・煩悩・悪業でなければならないと考えます。
80）呪殺により、無明・煩悩・悪業を排撃、そして、「自性清浄心・仏性・如来蔵」を顕わにし、発菩提心させるというところであります。「罪を憎んで人を憎まず」と言いますが、呪殺対象は、その人の全ての存在ではなく、あくまでも無明・煩悩・悪業であるべきだと考えます。
81）ですから、呪殺すべきは、第一に心の無明・煩悩・悪業であり、別に身体でなくても良いはずで、わざわざ肉体の働きまで奪う必要はないと思えるところでもあります。無明・煩悩・悪業を排撃、そして発菩提心、慈悲・善行、仏道修行を現世でも行わせれば良いだけであると考えます。
82）それができないとなれば、この世にいてもらっては困るという理由が考えられますが、それが、呪殺対象者がいてもらっては、自分の利得にならない、名誉が毀損される、怒りや憎さ、恨みや嫉妬など、ただのくだらない煩悩・世間八法の中における理由であれば論外であります。
83）さて、では呪殺の対象とすべき無明・煩悩・悪業とは、心に存在するものとして、それはいったいどのようなものであるのかですが、もちろん実体の無い「空」なるもの、「無自性」なるものでありますが、私たちの存在のありように大きな影響・作用を及ぼすものであります。
84）無明（根本的無知）は私たちの輪廻の根本原因で、その無明により煩悩に苦しみ、更に煩悩によって、悪業を積み、悪業によって、迷い苦しみの世界を彷徨い続けるわけであります。ですから、呪殺対象も、ただその者の「無明」だけを排撃対象とすべきが本来妥当だと思えます。
85）つまり、呪殺にてその者の「無明」のみを排撃して、次にそれこそここで本当の善巧方便にて、その者の「自性清浄心・仏性・如来蔵・光明心」に働き掛けて、「発菩提心」をさせ、慈悲・利他・善行、功徳を積まさせて、仏道修行を歩ませられれば良いこととなります。
86）いや、それでも、一切衆生の中には「無明」を完全に排撃できない者、「自性清浄心・仏性・如来蔵・光明心」の全く無い者、「発菩提心」を起こすことができない者もいて、どうしてもその者は、度し難いため、呪殺し、仏国土へと送るのだと主張するのかもしれません。
87）そうであれば、所詮は仏国土へ送ろうが、同じく無理なようにも思えます。いや、この現世では無理なので、仏国土なら如来・菩薩により教化されて可能となるのだ、と主張するかもしれませんが、もう「あっそう、それは良かったね」「じゃあ、それを証明して」と言いたくなります。
88）「自性清浄心・仏性・如来蔵・光明心」とは、もちろん、実体としては存在しないものですが、拙私見では、悟れていけることができるであろう可能性のことで、菩提心を起こすための機縁、仏縁という縁起により、生起させうることができるものだと考えています。
89）ですから、最初から、または突然に何か実体として「自性清浄心・仏性・如来蔵・光明心」なるものがあるわけではなく、縁起により生起させうることができるのだということであります。では、どこにそれは生起するのかというと、「心の連続体」・「心相続」においてであります。
90）ですから、その者の「心の連続体」・「心相続」に、善巧方便にて、発菩提心できる機縁を得られるように働きかけることが肝要なことで、とにかく、いきなりに極端な呪殺という手段を用いなくても、それは十分に可能なことではないのかとも思えるところではあります。
91）また、呪殺で仏国土へと送ることが可能だ、その能力があるのだと言うのであれば、「一切衆生を利益させる」という仏教の最大の目的を果たすために、ちまちまと一人一人ではなく、一気に一切衆生、例えば地球上の全人間・畜生などを仏国土へと送ってほしいものであります。
92）また、この呪殺祈祷にいうものの本質には、仏教思想史上における「頓悟」的な考え方もかなり影響しているようには思います。「頓悟」か「漸悟」かの論争は、仏教史上最も有名な論争である「サムイェの宗論」を想起せざるを得ませんが、論点は更に多岐に及んで参ります・・
93）あるいは、また、呪殺にてわざわざ他の仏国土に送らずとも、この世そのものが既に仏国土であるという考え方であるならば、呪殺は意味をなさなくなりますが、それはそれで、現実実際の衆生の迷い苦しみを無視した楽天的・楽観的な考え方であると言わざるをえないでしょう。
更に考察続く・・
・・
日隅一雄先生（ @yamebun ）とは、チベット仏教高僧焼身自殺に関しての先生のご発言について、ツイッターでほんの僅かながらに交流をさせて頂きました。日隅一雄先生への拙生のツイート内容 http://t.co/T6lwGjyf
日隅一雄先生（ @yamebun ）への拙生のツイート内容 http://t.co/T6lwGjyf を受け、「参考にさせて頂きます」と御返事を一言賜りました。先生の最後までの全力の志高き善徳行に敬礼申し上げます。良き善趣へのおもむきあらんことを。合掌
どうか、日隅一雄先生（ @yamebun ）に、トゥルク・ソバ・リンポチェ師の加持による悟り、到涅槃へのいざないの光明の照らしがあらんこと深く祈念申し上げます。合掌 /「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」～チベット問題・焼身抗議を考える～ http://t.co/PwVvYWck
・・
チベットが直面する問題 （2012年）
http://t.co/lavJOBR9
「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」～チベット問題・焼身抗議を考える～
http://t.co/PwVvYWck
「焼身・死亡 タムディン・タル氏の遺書」 - チベットNOW@ルンタ
http://t.co/ANFv5IAW
ンガバ：政府が提供した家の鍵を受け取らないと ３年の刑 - チベットNOW@ルンタ
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＜速報＞今朝 アムド、チェンツァで焼身・死亡 - チベットNOW@ルンタ
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ウーセル・ブログ「チベット人焼身に関するCCTVの釈明」／中国側発表貴重ビデオ付き - チベットNOW@ルンタ
http://t.co/1JQ3TIR4
チベット亡命政府 現役大臣に聞く「チベットの今」 ７月１１日午後７時～。新宿常円寺。入場無料。主催スーパーサンガ
http://t.co/eKpvsdfq
ウーセル・ブログ「実際のところ、嘘をつくには勇気が必要だ」 - チベットNOW@ルンタ
http://t.co/akih6xao
「カム、ニャロンのチベット人 拷問死」 - チベットNOW@ルンタ
http://t.co/0rlpto2Z
「焼身の情報を外部に伝えたとして懲役刑・裁判で被告が無実を主張するは想定外」 - チベットNOW@ルンタ
http://t.co/kMMSwobG
「ダライ・ラマ法王の特使二名の辞任およびチベット問題に関する中道政策の必要性に関する再強調」
http://t.co/tKdczTZ3
チベット中央政府、他チベット地区に広がる焼身事件続発に深刻な憂慮
http://t.co/PmhAyndd
カンゼ僧院にて平成23年10月25日焼身抗議のダワ・ツェリン師についての記述あり。「カム旅行記 その１０ カンゼ後編」 - チベットNOW@ルンタ
http://t.co/FcWgba41
外国人のチベット入り当面禁止 中国、焼身自殺が影響か
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「ラサの検問所でアムド出身僧侶 銃殺」 - チベットNOW@ルンタ
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「ラサとザムタン 焼身抗議続報」 - チベットNOW@ルンタ
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【チベット問題】（2012.6.1までまとめ）※これまでの諸考察も含めて
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52086809.html
最近は、島村大心師著の法蔵『大乗起信論義記』現代語訳との関連にて、弘法大師空海の著書周辺を読みあさっています。
「般若心経秘鍵」、「弁顕密二教論」、「即身成仏義」、「秘蔵宝鑰」と一読了、「声字実相義」がこれからです。天才空海の達観した仏教観を垣間見させて頂いております。また、「大乗起信論」と併せての感想は述べさせて頂こうと存じております。
・・
中原一博氏ブログ
「学生対象のダライ・ラマ法王猊下ティーチング」 - チベットNOW@ルンタ
http://t.co/jDtlgByj
深遠なる空と縁起の理法をお説きになられますダライ・ラマ法王猊下に最敬礼申し上げます。
福田洋一先生ブログ
「討論 svabhāvapratibandha─ダルマキールティ論理学の根本問題 [仏教論理学]」
http://t.co/Apm6s8ec
先生の真摯なるご考究の一端を垣間見れる内容です。
野村正次郎先生
「サカダワの満月の余白に」
http://t.co/r4k9ZGX1
・・
【チベット問題】（2012.3.2までまとめ）※これまでの諸考察も含めて
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52070555.html
【ダライ・ラマ法王猊下関連アーカイブ】（2012.1.15までまとめ）
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52061159.html
・・
「無分別」・「離戯論」について
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52054473.html
#勝義方便メモ まとめNO.1
http://togetter.com/li/200586
#勝義方便メモ まとめNO.2
http://togetter.com/li/219557
#勝義方便メモ No.3のまとめ
http://t.co/BzhW4vHQ
・・
天罰論に関しましての私見関連考察の追記
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52034966.html
『空と縁起と』～仏教の存在論～ 平成23年度・秋季彼岸施餓鬼・配布用資料
http://t.co/wHL7TR0
『東日本大震災に思う』 平成23年度・お盆施餓鬼法要・配布用資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/28c0cc5975d7b67227e085443ad9053f
自らを灯明と化されたツェワン・ノルブ師による焼身供養について
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52034027.html
【仏教存在論】1-45
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52031260.html
【大震災・空と縁起と】（1-11）
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002925.html
これまでの天罰論に関しましての私見関連考察 【大震災・空と縁起と】（12-47）
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007858.html
天罰論に関しましての私見関連考察、【大震災・空と縁起と】
（48-72）・完結
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52009321.html
7/18 最近のツイッターコメントまとめ
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52026611.html
7/6 最近のツイッターコメントまとめ
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52024256.html
故丸山照雄師「公害企業主呪殺祈祷僧団」の活動から考える
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52018516.html
川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529
日本仏教改革の視座
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52015538.html
【アンチ葬式仏教の危うさ http://bit.ly/muwOcn 】ツイッター・コメント投稿・1-26
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52014077.html
【紹介】真詮ブログ・「本願寺のヒットラー（1）宗政とは何か・（2）「最初の宗議会」の自殺」
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52012810.html
【小池龍之介師 宗派離脱・単立寺院化】ツイッターコメント投稿・23-27
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52012801.html
「法華経の省察―行動の扉をひらく」（ティク・ナット・ハン師原著）読了。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007856.html
【4.29 ダライ・ラマ法王・震災特別慰霊法要・報告集】
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002104.html
東日本大震災・被災地にて震災犠牲者追悼慰霊御供養のご報告
（往生院だより・第68号寄稿文）
http://blog.livedoor.jp/oujyouin/archives/51854274.html
被災地入り・ご報告・1-55
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51999166.html
・・
他、これまでの考察シリーズは下記をご参照下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51997575.html
終日寺院勤務
寺務・草刈作務・清掃などして過ごす。
境内北側下
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『 #勝義方便メモ まとめNo.4 再考「公害企業主呪殺祈祷僧団」について』1-93
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75～93まで更新。
75）呪殺の対象となる主体とは何か、もちろん、その主体は「空」であり、「無自性」であります。もちろん、空であり、自性としては存在していなくても、何もないと言うわけではないのですが、では、その存在はどのように説明されるのかが重要なこととなります。
76）呪殺は、端的には、肉体・身体能力を奪って、人間として生命を維持することを許さなくすることで、これ以上、「身」・「口」による悪業を積まさせぬようにした上に、「意」、つまり心の浄化を図れるように、菩提心を生起させ、仏国土へと送るということであると考えます。
77）呪殺によって、その者の身体については人間としての生命を絶ち、これ以上悪業を積まさせなくさせるという効果を狙うわけですが、しかし、一方で、菩提心を滋養していく上において重要となる慈悲行・善行も人間として成せなくなってしまうことにもなってしまいます。
78）呪殺を行わずとも、一応、そのまま生身の人間としての状態で、菩提心を生起させて、慈悲行・善行を行わせるようにした方が、余程に懺悔・反省をさせ、罪の償いにもなって、更に善業を積むことで、悪業の排撃にも役立って良いように思えるところではあります。
79）とにかく、もちろん、実体としては成り立っていない空なる呪殺対象は、一応、五蘊（色受想行識）の働き、肉体と心の働きによって成り立っていると言える存在ですが、最も呪殺の対象とすべきは、やはり肉体よりも心における、無明・煩悩・悪業でなければならないと考えます。
80）呪殺により、無明・煩悩・悪業を排撃、そして、「自性清浄心・仏性・如来蔵」を顕わにし、発菩提心させるというところであります。「罪を憎んで人を憎まず」と言いますが、呪殺対象は、その人の全ての存在ではなく、あくまでも無明・煩悩・悪業であるべきだと考えます。
81）ですから、呪殺すべきは、第一に心の無明・煩悩・悪業であり、別に身体でなくても良いはずで、わざわざ肉体の働きまで奪う必要はないと思えるところでもあります。無明・煩悩・悪業を排撃、そして発菩提心、慈悲・善行、仏道修行を現世でも行わせれば良いだけであると考えます。
82）それができないとなれば、この世にいてもらっては困るという理由が考えられますが、それが、呪殺対象者がいてもらっては、自分の利得にならない、名誉が毀損される、怒りや憎さ、恨みや嫉妬など、ただのくだらない煩悩・世間八法の中における理由であれば論外であります。
83）さて、では呪殺の対象とすべき無明・煩悩・悪業とは、心に存在するものとして、それはいったいどのようなものであるのかですが、もちろん実体の無い「空」なるもの、「無自性」なるものでありますが、私たちの存在のありように大きな影響・作用を及ぼすものであります。
84）無明（根本的無知）は私たちの輪廻の根本原因で、その無明により煩悩に苦しみ、更に煩悩によって、悪業を積み、悪業によって、迷い苦しみの世界を彷徨い続けるわけであります。ですから、呪殺対象も、ただその者の「無明」だけを排撃対象とすべきが本来妥当だと思えます。
85）つまり、呪殺にてその者の「無明」のみを排撃して、次にそれこそここで本当の善巧方便にて、その者の「自性清浄心・仏性・如来蔵・光明心」に働き掛けて、「発菩提心」をさせ、慈悲・利他・善行、功徳を積まさせて、仏道修行を歩ませられれば良いこととなります。
86）いや、それでも、一切衆生の中には「無明」を完全に排撃できない者、「自性清浄心・仏性・如来蔵・光明心」の全く無い者、「発菩提心」を起こすことができない者もいて、どうしてもその者は、度し難いため、呪殺し、仏国土へと送るのだと主張するのかもしれません。
87）そうであれば、所詮は仏国土へ送ろうが、同じく無理なようにも思えます。いや、この現世では無理なので、仏国土なら如来・菩薩により教化されて可能となるのだ、と主張するかもしれませんが、もう「あっそう、それは良かったね」「じゃあ、それを証明して」と言いたくなります。
88）「自性清浄心・仏性・如来蔵・光明心」とは、もちろん、実体としては存在しないものですが、拙私見では、悟れていけることができるであろう可能性のことで、菩提心を起こすための機縁、仏縁という縁起により、生起させうることができるものだと考えています。
89）ですから、最初から、または突然に何か実体として「自性清浄心・仏性・如来蔵・光明心」なるものがあるわけではなく、縁起により生起させうることができるのだということであります。では、どこにそれは生起するのかというと、「心の連続体」・「心相続」においてであります。
90）ですから、その者の「心の連続体」・「心相続」に、善巧方便にて、発菩提心できる機縁を得られるように働きかけることが肝要なことで、とにかく、いきなりに極端な呪殺という手段を用いなくても、それは十分に可能なことではないのかとも思えるところではあります。
91）また、呪殺で仏国土へと送ることが可能だ、その能力があるのだと言うのであれば、「一切衆生を利益させる」という仏教の最大の目的を果たすために、ちまちまと一人一人ではなく、一気に一切衆生、例えば地球上の全人間・畜生などを仏国土へと送ってほしいものであります。
92）また、この呪殺祈祷にいうものの本質には、仏教思想史上における「頓悟」的な考え方もかなり影響しているようには思います。「頓悟」か「漸悟」かの論争は、仏教史上最も有名な論争である「サムイェの宗論」を想起せざるを得ませんが、論点は更に多岐に及んで参ります・・
93）あるいは、また、呪殺にてわざわざ他の仏国土に送らずとも、この世そのものが既に仏国土であるという考え方であるならば、呪殺は意味をなさなくなりますが、それはそれで、現実実際の衆生の迷い苦しみを無視した楽天的・楽観的な考え方であると言わざるをえないでしょう。
更に考察続く・・
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日隅一雄先生（ @yamebun ）とは、チベット仏教高僧焼身自殺に関しての先生のご発言について、ツイッターでほんの僅かながらに交流をさせて頂きました。日隅一雄先生への拙生のツイート内容 http://t.co/T6lwGjyf
日隅一雄先生（ @yamebun ）への拙生のツイート内容 http://t.co/T6lwGjyf を受け、「参考にさせて頂きます」と御返事を一言賜りました。先生の最後までの全力の志高き善徳行に敬礼申し上げます。良き善趣へのおもむきあらんことを。合掌
どうか、日隅一雄先生（ @yamebun ）に、トゥルク・ソバ・リンポチェ師の加持による悟り、到涅槃へのいざないの光明の照らしがあらんこと深く祈念申し上げます。合掌 /「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」～チベット問題・焼身抗議を考える～ http://t.co/PwVvYWck
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チベットが直面する問題 （2012年）
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「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」～チベット問題・焼身抗議を考える～
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チベット亡命政府 現役大臣に聞く「チベットの今」 ７月１１日午後７時～。新宿常円寺。入場無料。主催スーパーサンガ
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「ダライ・ラマ法王の特使二名の辞任およびチベット問題に関する中道政策の必要性に関する再強調」
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チベット中央政府、他チベット地区に広がる焼身事件続発に深刻な憂慮
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カンゼ僧院にて平成23年10月25日焼身抗議のダワ・ツェリン師についての記述あり。「カム旅行記 その１０ カンゼ後編」 - チベットNOW@ルンタ
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外国人のチベット入り当面禁止 中国、焼身自殺が影響か
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「ラサの検問所でアムド出身僧侶 銃殺」 - チベットNOW@ルンタ
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【チベット問題】（2012.6.1までまとめ）※これまでの諸考察も含めて
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52086809.html
最近は、島村大心師著の法蔵『大乗起信論義記』現代語訳との関連にて、弘法大師空海の著書周辺を読みあさっています。
「般若心経秘鍵」、「弁顕密二教論」、「即身成仏義」、「秘蔵宝鑰」と一読了、「声字実相義」がこれからです。天才空海の達観した仏教観を垣間見させて頂いております。また、「大乗起信論」と併せての感想は述べさせて頂こうと存じております。
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中原一博氏ブログ
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深遠なる空と縁起の理法をお説きになられますダライ・ラマ法王猊下に最敬礼申し上げます。
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先生の真摯なるご考究の一端を垣間見れる内容です。
野村正次郎先生
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【チベット問題】（2012.3.2までまとめ）※これまでの諸考察も含めて
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52070555.html
【ダライ・ラマ法王猊下関連アーカイブ】（2012.1.15までまとめ）
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52061159.html
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「無分別」・「離戯論」について
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52054473.html
#勝義方便メモ まとめNO.1
http://togetter.com/li/200586
#勝義方便メモ まとめNO.2
http://togetter.com/li/219557
#勝義方便メモ No.3のまとめ
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天罰論に関しましての私見関連考察の追記
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52034966.html
『空と縁起と』～仏教の存在論～ 平成23年度・秋季彼岸施餓鬼・配布用資料
http://t.co/wHL7TR0
『東日本大震災に思う』 平成23年度・お盆施餓鬼法要・配布用資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/28c0cc5975d7b67227e085443ad9053f
自らを灯明と化されたツェワン・ノルブ師による焼身供養について
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52034027.html
【仏教存在論】1-45
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52031260.html
【大震災・空と縁起と】（1-11）
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002925.html
これまでの天罰論に関しましての私見関連考察 【大震災・空と縁起と】（12-47）
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007858.html
天罰論に関しましての私見関連考察、【大震災・空と縁起と】
（48-72）・完結
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52009321.html
7/18 最近のツイッターコメントまとめ
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52026611.html
7/6 最近のツイッターコメントまとめ
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52024256.html
故丸山照雄師「公害企業主呪殺祈祷僧団」の活動から考える
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52018516.html
川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529
日本仏教改革の視座
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52015538.html
【アンチ葬式仏教の危うさ http://bit.ly/muwOcn 】ツイッター・コメント投稿・1-26
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52014077.html
【紹介】真詮ブログ・「本願寺のヒットラー（1）宗政とは何か・（2）「最初の宗議会」の自殺」
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52012810.html
【小池龍之介師 宗派離脱・単立寺院化】ツイッターコメント投稿・23-27
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52012801.html
「法華経の省察―行動の扉をひらく」（ティク・ナット・ハン師原著）読了。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52007856.html
【4.29 ダライ・ラマ法王・震災特別慰霊法要・報告集】
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52002104.html
東日本大震災・被災地にて震災犠牲者追悼慰霊御供養のご報告
（往生院だより・第68号寄稿文）
http://blog.livedoor.jp/oujyouin/archives/51854274.html
被災地入り・ご報告・1-55
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51999166.html
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他、これまでの考察シリーズは下記をご参照下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51997575.html