桑田、2回1発含む5安打3失点だけれど。

2007年03月10日 | MLB


桑田は活き活きと憧れのメジャーマウンドに立っていた。
多くの野球ファンは「通用するの?メジャー昇格出来るの?」の問いに6割以上がNOだった。しかし、前回、レッズ戦ではショートゴロ、2奪三振と第一次マイナー降格もなく「桑田やれるじゃない」と思わせその数字は、ほぼ逆転した。しかも3人目の三振は内角にズバッと決まり、巨人全盛期のように投げた後、エビのように身体が飛び跳ね、走ってベンチに戻る。この姿が桑田だと思った。しかし、その後も彼は淡々としていた。21年間、巨人でも厳しい競争の中、戦っていた。マイナー降格してもそれはそれと。ベテランは、焦り、不安をメディアの前では見せなかった。この2度目の結果は言うまでもない内容だが、打たれて、ランナーを背負ってからのゲームも経験する必要はあるだろう。バタバタと三振を獲り続け、そのままメジャーへ上がる選手ではない。それより、経験値と若手への育成も首脳陣は望んでいるはず。その桑田も大ベテラン、ジェイミーモイヤーの投球術を見習う。これから主力が打席に入ってくる、抑えるのが投手、マイナーに行くために渡米したわけではない。ただ巨人の晩年の時期に比べ、球団との確執や周囲の雑音が払拭されたのか見ていて気持ちがいい。打たれても立ちあがる。先にメジャーに行った先輩、松井秀喜も野球人としての先輩にきっとエールを送っているに違いない。51イチロー52桑田55松井秀喜、この52番をメジャーの舞台で見て見たい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする