若葉マークのお遍路さん

旅行けば♪ 遍路道は汗の道。お大師様に会えるかな!

奥の細道ルート振り返り⑥

2015年03月15日 16時54分20秒 | Weblog

 芭蕉と曾良が連れ立って歩いた奥の細道600里155日。これを3年と3ヶ月かけ14回に分けて、延83日で1都14県を歩き通してきた。そして奥の細道むすびの地に立ったら齢70になっていた。芭蕉たちの155日は滞在型の旅だからであり、単純比較はできない。芭蕉は途中で馬に乗ったり、船に乗ったりしたがそれにしても大変な健脚と、320余年前を想うと、歩いて見て改めて舌を巻いた。

 実際に歩いた距離は2,100㎞だった(当時の1里には42町、36町、特に東北には6町が多く残っていたことを踏まえて考えると、芭蕉と曾良は同時代の600里を歩いたのであって、現代の1里≒4㎞×600里=2,400㎞を歩いたのではないということです)。

                                                         続きます!


第14話③ 敦賀~大垣

2015年03月15日 16時50分34秒 | Weblog

 滋賀県に入り琵琶湖の東を下り県境を越えていよいよ岐阜県に入る。ここから関ヶ原に立ち寄り400年前をイメージしたくても、現代ではそれも叶わず、家康と三成の陣跡に立つに止めた。そのまま歩き続け15時大垣に入り、16時半『奥の細道むすびの地』である住吉灯台船町港跡に到着。画像は水門川に立つ芭蕉像そして奥の細道を締めくくりの句を残した。

蛤の ふたみに別 行秋そ

はまぐりの ふたみにわかれ ゆくあきそ


第14話② 敦賀~大垣

2015年03月15日 16時35分21秒 | Weblog

 画像は滋賀県との県境の手前にある『民芸茶屋孫兵衞』、ここには現存する奥の細道原本(国の重要文化財)が収蔵されている。もちろん実物は見れなかったがレプリカが展示されていた。母屋の前に次の芭蕉句碑がある。

松風の 落葉か水の 音涼し

まつかぜの おちばかみずの おとすずし


第14話① 敦賀~大垣

2015年03月15日 16時22分02秒 | Weblog

 さあ、いよいよ最終回。前回スタート地点の敦賀に戻りました。ここから最終目的地の大垣まで4日の旅、まずは敦賀市内を巡ります。7月未だ半ばとはいえこの日の敦賀の最高気温は35℃、明日以降のことを考え、ここはレンタカーを借りて移動することとし、氣比神宮、金崎宮、金ヶ崎城跡、色ヶ浜、西福寺を巡った。画像はその中の色ヶ浜で、ここの本隆寺には次の芭蕉句碑がある。そしてこれまで旅を楽しませてくれた日本海の素晴らしい海と浜の眺めもここが見納めとなった。

衣着て 小貝拾わん いろの月

ころもきて こがいひろわん いろのつき