若葉マークのお遍路さん

旅行けば♪ 遍路道は汗の道。お大師様に会えるかな!

奥の細道ルート振り返り⑤

2015年03月07日 11時42分56秒 | Weblog

 今回は高岡から敦賀まで297㎞そして出発点の深川採茶庵からは2,009.1㎞と全コースの95.4%を踏破しました。ここまで総日数79日、ゴールの大垣までは残り96.6㎞、4日の行程です。先が見えてきました。完歩も目の前です。今回の区間は源平古戦場の倶梨伽羅峠、曹洞宗総本山の永平寺、北陸の歴史街道と京を繋ぐ木の芽峠等々長い歴史を彷彿とさせる旅でした。


第13話① 動橋~敦賀

2015年03月07日 11時32分37秒 | Weblog

 いよいよゴールに近づいてきました。今回は福井県を南下し木の芽峠を経て敦賀を目指す。画像は芭蕉が訪れた汐越の松で枯れた一部が、現在はゴルフ場の中に残されている。

夜もすがら 嵐に波をはこばせて

月をたれたる 汐越の松     

汐越の松は西行の歌に詠まれた歌枕。


第12話② 高岡~加賀温泉

2015年03月07日 11時19分03秒 | Weblog

 画像は小松市の多太神社に奉納されている国指定重要文化財の斎藤実盛が着用していた兜の像です。倶梨伽羅峠の合戦で敗れた平家は、加賀の篠原で再び陣を取り戦ったが、木曽義仲軍の前に総崩れとなり斎藤実盛も奮戦空しく討死した。義仲は幼少のころ命を救ってくれた実盛の首に落涙し、供養のために実盛の兜を多太神社に奉納したという。ここには次の芭蕉句碑があります。

むざんやな 兜の下の きりぎりす

むざんやな かぶとのしたの きりぎりす

※倶梨伽羅峠を含め、詳しくは拙著「芭蕉と辿る平成奥の細道」を参照ください。


第12話① 高岡~加賀温泉

2015年03月07日 11時11分07秒 | Weblog

 初めて米原経由で新幹線から北陸本線へとつなぐ西廻りでの出発となった。今回は木曽義仲が火牛の計をもって10万の平家の大軍を破った倶梨伽羅峠を越え金沢を目指します。画像は義仲が夜陰に乗じ400から500頭の火牛を先頭に兵を突入させた地点とのことです。次いで峠を下り金沢市に入る。現役時代に出張で何度か来ており懐かしい想いがした。ここの兼六園には芭蕉の次の句碑がある。

あかあかと 日は難面も あきの風

あかあかと ひはつれなくも あきのかぜ