梅といえば白梅・紅梅に代表されますが、ここでは八重の紅梅と薄いピンク色の梅が美しさを競っていました。まるで桜に負けるものかといっているように。八重の深い紅色と淡い鴇色が好対照に透き通る青空に映え、しばし目の保養をさせていただきました。
画像はムクドリです。格別珍しいわけではありませんが、軒先に巣作りしているのを見たのは初めてです。これまで巣は河原の樹とか竹藪と思っていましたが、最近は数も増え、街中の街路樹などにも巣を作るようになり公害鳥にもなってきていますから、軒先に巣作りしても別に不思議でもないのかもしれません。
この冬はオオバンが群れているのを初めて見ました。昨年まで見かけたのは1羽だけでした。近くに群れがいるのではと思っていましたが、河口域でやっと巡り合いました。相変わらず警戒心が強く、なかなか近くでは撮れません。
画像はカルガモが離水した(飛び上がった)ところです。普段は一見楽々と飛び上がっているように見える水鳥の離水も、こうしてその瞬間を静止画でみると力の要る大変な動作だということが分かります。水に浮かんでいるときは脅かさないで、静かにしておいてやるのがいいですね。反省です。
ふと足元を見たら菜の花が咲いていました。高齢者や虚弱な方はこの冬の寒暖の激しさには大変な思いをされていると思いますが、梅の花に菜の花そしてこれからは春の花が次々に姿を見せてくれます。新型インフルエンザも小康状態です。このまま穏やかに春が迎えられることを願っています。
この冬は寒さと暖かさが極端になって交互にやってきます。永いこと極北に閉じ込められていた寒気の一部が暖冬で溶けだし溢れ出してきた。そんなイメージです。これが温暖化の新たなステージへの幕開けでなければよいのですが。ついつまらない想像をしてしまいます。ともあれ寒桜の次に梅が咲きだしました。季節は春に向かっています。