今日で5月も終わり、早いものですね。強烈な台風2号も早々と温帯低気圧に変わり消えていきました。大雨の降った後は、大気中の汚れがきれいに洗い落とされ、後には澄み渡った青空が現れます。画像はそんな早朝の富士山、久しぶりにすっきりした富士の姿を見ました。
開花時期は4/20頃から6/20頃。花びらの枚数が6枚のものは鉄線(テッセン)、8枚のものは風車(かざぐるま)。クレマチスはこの二つの総称ということのようです。「鉄線」はつるが細くて丈夫で針金のようであることから中国原産、「風車」花の形から日本原産だそうです。
画像はジュウニヒトエ(十二単)です。
花が幾重にも重なって咲く様子を平安時代の宮中女官の正装である十二単に見立てて名付けられたとのこと。4月初めから5月初め頃が開花期です。
画像左が十二単、右がアジュガで十二単の園芸品種、別名「西洋十二単」といいます。
5月に入り立夏も過ぎ、まわりはすっかり青葉若葉の季節となりました。これからは日一日と緑が色濃くなっていきます。東日本大震災も2ケ月が経とうとしています。後手後手でつまづきながらも、復旧から復興へと、動きに変化が見え始めてきました。地震、津波、原発の三重苦の本質的な解決はこれからです。上がどう批判を受けようとも、現場の一人ひとりは汗を流して懸命に頑張っています。被災者に安心できる生活の場を、経済基盤の回復を、加速させなければなりません。世界が目を見張る日本人の力強さを改めて示すときです。
画像は昨年「奥の細道」歩きで立ち寄った多賀城市の「末の松山」です。古今和歌集に詠われている「君をおきて あだし心を わがもたば すゑの松山 浪もこえなむ」― あなたを差しおいて、他の人に心を移すようなことがもしあったとしたら、浪が越えるはずがないといわれている末の松山をさえ、浪が越すでしょう―。多賀城市は市の1/3が水に浸かったと聞きます。今回の津波はこの「末の松山」を越したのでしょうか。