若葉マークのお遍路さん

旅行けば♪ 遍路道は汗の道。お大師様に会えるかな!

何かわかりますか?

2009年07月02日 13時18分21秒 | Weblog
学名「スクミリンゴ貝」、俗称「ジャンボタニシ」といい、関東から以西に広く分布しています。苗を食害し、田植え後2~3週間が被害に遭いやすく、農水省も有害動物に指定しています。元々は南米原産の大形巻貝で世界の侵略的外来種ワースト100に入っており、画像はその卵の塊の群で、一塊り数十から数百個の卵からなり、しかも一個体当たりの年間総卵数は2,400~8,600といわれています。温暖化と共に東北・北海道へと更に北上し、わが国唯一の自給率100%の米を脅かしています。
ジャンボタニシは80年代に急速に拡大しそして消えた食用としての養殖に起因します。今ではペットとしての爬虫類を始め、別の種に置き換わって自然界に拡がっており、わが国だけでなく、外来種による生態系の破壊として世界的に問題になっています。この時期のピンクのジャンボタニシはそれを身近な問題として考えさせます。