日光からは東に転じて大田原市に向かう。黒羽で2泊し雲巌寺・芭蕉の館を訪ねた後、北上し那須広谷池に向かう。画像は芭蕉の館の庭にある芭蕉と伴の曾良のブロンズ像。馬に乗った芭蕉像は珍しく、ここ以外ではお目にかかれなかった。
第2話は6月2日～6日までの5日間149㎞の歩き旅。。前回打ち止めした下今市から日光を目指して歩き、更に神橋から1時間半弱の裏見の滝に向かう。ここは日光の喧騒とは正反対に静寂の中に在った。
2010年4月29日東京深川を出発。ここから現在の1都14県を歩いて終着点の岐阜県大垣の水門川を目指す。初回は日光手前の下今市まで5日間154㎞の歩き旅。天気は晴れ、隅田川沿いに歩きだし、途中工事中のスカイツリーを右手まじかに、次いで国技館の横を通り、浅草寺に立ち寄って13:26千住大橋から芭蕉と同様に長途の旅路に踏み出す。画像は工事中のスカイツリー。工事途中とはいえ間近に見てその大きさに目を見張った。
画像は出発点の採茶庵跡。芭蕉はここから船で隅田川を上り千住で見送りを受けて曾良と共に150日余りをかけて、約600里の長途の旅路を歩きだした。
昨年から手掛けた自費出版書がやっと完成しました。題名は「芭蕉と辿る平成奥の細道」。芭蕉の足跡をたどり、１４回に分けて１都１４県を歩いた記録です。とりわけ今年に入ってからはほぼ毎日がこの執筆にかかわりました。完成させることができて、今、ホッとしているところです。画像はその表紙です。