これは村上市の勝木から大毎に至るR7の途中で見かけた駐車場の看板です。「もしもしピット」と表示されていました。初めて見ましたが、いいですね。どこまで効果があるか分かりませんが、それでなくても携帯の「ながら走行」が減るどころか増えてきているようにも感じるこの頃、こんな看板が各地の駐車場に増えていったら、ドライバーもホッと気持ちを和らげながら車を入れるようになるのではと思ったりしました。(そんなに甘くはないよ、と影の声も聞こえてきますが)
画像は稲の天日干しです。天日干しでは、刈り取った稲を束ねて横木に吊るし、天日の力で乾燥させる。機械乾燥よりもアミノ酸と糖の含量が高く、食味値が高く、稲を逆さまに吊るすことで、稲穂の油分や栄養分、甘みが最下部の米粒へ降りてくるそうです。つまりうまみが詰まったお米ができるということでしょうか。ということは、昔はどこでも美味しいお米が当たり前のように食べられていたということですね。それが今ではコンバインに取って代わられ、なかなか見られない景色になってきました。米作農家も後継者が育たないから、高齢化が加速度的に進む。788%の関税に守られながらも、耕作可能面積は6割前後まで減少してきている。TPPが喧しいが、問題の本質は全く別のところにあるのでは。田圃は票田といわれて久しいけれど、政・官一体となっての長過ぎる農政のミスリードが農業すなわち米作農業の疲弊を抜き差しならないところまで貶めた、ということでしょうか。もちろんJAも含めてでしょうが。TPPと絡めて農業の再生を民主党それも野田政権が自ら背負い込もうとしています。TPPイコールYes or Noの短絡的な議論でなく、農業再生の道筋を福島原発の行程表ではないが、キッチリ示すことの方が何よりも先ではないでしょうか。そこからあるべき議論が始まる。そんな感じを強く持つこの頃です。すっかり横道に逸れてしまいました。
13:10新潟駅に到着。今回はここで打ち止めとする。
遅くなったが、今回も現地からの中継投稿を補完すべく7コマを追加投稿することとした。今回の距離数は135.4㎞、前回象潟・あつみ温泉駅間107.4㎞を加えると242.8㎞、春の中断があったものの、昨年を加えて1,000㎞を越えた。
7:30前に出発。8:25三面川到着。水明橋より鮭の遡上が見られるかと覗き込むが、少し時期が早かったようで見られなかった。残念。
村上市内に入りまず重要文化財若林家住宅、村上市郷土資料館、、村上歴史文化館を見学、次いで村上城跡(但し、山門)に立ち寄る。画像は重要文化財の若林家住宅で200数十年前に建築され復元されたもの。曲屋(まがりや)造りの茅葺平屋建で、内部の部屋割も細かく、典型的な中級武家住宅特色を伝えていることが認められ、昭和52年に重要文化財に指定されたとのこと。以上、村上市パンフレットより。12:00やま信で、村上牛のステーキハンバーグで昼食をとる。そのあとR345を南進し、荒川を渡り、16:35セブンイレブンに到着。ここでタクシーを呼び、今日の宿、坂町駅に近い料理旅館の松屋に向かう。16:45着。雨が降り出してきた。
8:26大毎着。大毎は名水の里。吉祥清水として平成の名水百選に選ばれている。8:32この名水をペットボトルに汲み歩き出す。ここからは出羽街道の大沢峠越えを目指す。結構きつい峠を越え、11:13明神岩に到着。12:12 R7に降り切る直前、葡萄スキー場を正面に見て持参したむすびで昼食。以後R7を直進、途中2度旧道に入り、16:00今日の宿「道の駅朝日 まほろばふれあいセンター」に到着。
9:58大毎バス停に到着。今日の歩きはここまで。10:01大毎発のバスで勝木に戻る。10:20着。勝木発11:05発の電車に乗り11:15に今川着。ここから歩きで桑川を目指す。12:13着。昼食は「道の駅笹川流れ」で済ませる。
今日は奥の細道から一旦離れ、東の松島と並び称される笹川流れを遊覧船で楽しむ(笹川流れの由来:岩と岩の間を流れる潮流を地域の集落笹川の名を冠して笹川流れと称した)。桑川16:18発の電車で勝木に戻る。16:39着。夕食はプラス2,000円で魚を楽しむ。ノドグロ、岩ガキ、サザエ、キジハタの刺身そしてシャケの煮物。さすが日本海ですね、美味でした。
15:20新潟県に入る。県境までの距離が思ってたよりも遠く感じた。途中旧道を抜けたりして府屋に入る。次いでトンネルを抜けると、そこは夕日撮影の絶好ポイントだった。16:54太陽は粟島の上に沈もうとしている、そんな夕日撮影の絶妙なタイミングに巡り会えた。
17:30今夜の宿勝木の「道の駅八幡」に到着。この道の駅は正しくは「山北ゆり花温泉・交流の館八幡」といい、もともとは廃校だったものを宿泊のできる道の駅に改造したもので、隣には使われぬままの体育館がそのまま残っていた。素泊まり3,050円と安く、浴場も部屋も問題なく、夕食も館内の食堂で十分満足できた。今日と明日の2泊する。
10月に現地中継したあつみ温泉駅~新潟駅までの言葉足らずを、遅ればせながら7コマに分けて、これより補完する。
初日、天気は晴れ、快適な朝の出発となった。ところが、上越新幹線の長いトンネルを抜けると雲が低く垂れこめ「これは雨になるかな」と心配するも、平野部に入るにつれ、晴れ間が拡がり、その懸念はなくなった。12:26あつみ温泉駅着。12:33歩き始める。途中旧道に入り、板壁の家屋が目につく小岩川の集落を抜ける。14:00「道の駅あつみ」に到着。14:55鼠ヶ関マリンパーク着。