早朝の富士だけでなく、ときには昼間の富士をと思い撮ってみました。風が強く雲は西から東へと流されていました。因みに早朝の富士と対比してみました。左上は朝日が富士の雪帽子を淡く照らし、周りを赤く染めている、日の出直前の姿です。
越前水仙です。早咲きの水仙で今が見頃です。咲き始めから1ヶ月経ったら厚みも増し、密集して咲きこんなに綺麗になりました。
越前水仙の魅力は、福井県観光連盟のHPによると「花の姿や香りだけでなく、水仙の生き方が素晴らしいですね。1本で咲いていたら風や雪で折れてしまう水仙も、球根同士がかたまり寄せ合っていると、長く美しく咲きます。厳しい自然の生き方を水仙から感じとってほしいです。一生懸命咲いている水仙の姿を見ると元気がもらえます。水仙は癒しの花です」ということです。何やら人の生き様と相通じるものがありますね。
其のにほひ 桃より白し 水仙花 (芭蕉)
月齢16.4は満月の翌日。冴えわたる月光で足下は明るく、風もなく、寒さをあまり感じることなく、夜のしじまを我一人のものとして歩くも、これまた好し。こんな歩きが楽しめるのも日本だからであり、他の多くの国では、こんなことは危険で望むべきもありません。そんな素晴らしい国も近年、その素晴らしさが急速に薄れてきました。何故でしょう。政教がキチンと棲み分け、宗教は思考と行動を規制することなく、長い歴史の中で文化として根付いてきた(現代ではオームみたいなはみ出し例外もありますが)。一方で、まつりごとを見失ったかのような政と官。そして、いみじくも今年の大河ドラマは「平清盛」。堕落した貴族社会から武士社会へと、新たな歴史的転換点での舵取りを担った男のドラマです。そして今年の干支は竜。90年代から狂いっ放しの道行きに新たな変革が現れる、そんな年になるのでは、なって欲しい・・・・・と勝手に感じています。
新しい年が明けました。迎えた2012年はどんな年になるのでしょうか。政治、経済、社会のあらゆる面でエゴの塊がマグマとなって世界のいたるところに噴出し、混乱を引き起こしています。その煽りを受けて自然現象もリズムを狂わし、大きな災害を引き起こしてきています。今日の繁栄を支えてきた資本主義も新たな転換に向けての曲がり角に立っています。その礎となった経済学も脱皮のときに来ているようです。過去の歴史のトラウマにいつまでも引きずられることなく、是は是、非は非と受け止め、正面を見据え、尻尾をしっかり立てて世界のテーブルで議論してほしい。国会はそのための知力を磨きあい、国民の理解を求める場ではないのですか。自民も民主も大局に立って、この曲がり角での日本の進路設計に臨んでほしい、設定を誤ったり、操舵が遅れたり、間違ってもそんなことのないよう願う、そんな思いが強まる3ヶ日でした。