若葉マークのお遍路さん

旅行けば♪ 遍路道は汗の道。お大師様に会えるかな!

奥の細道ルート振り返り②

2015年01月28日 17時42分25秒 | Weblog

  東北大震災というかってない災害に見舞われ、とりわけ原発事故はいつ終わるともしれない長期に亘る苦しみを土地とそこに根付いてきた民に背負わせ、想定外のひとことで片付けられない禍根を後世に残してしまった。そして自らは忸怩たる思いを背負いながら歩き旅を続けてきた。災害から2年後の春松島を訪ね石巻を訪ねて日和山公園から今は整地された被災地に向かって手を合わせた。ポッカリ空いた松島~岩出山を埋め、最後の敦賀~大垣水門川を残して全コースを繋げることができた。


第7話② 山寺~鶴岡

2015年01月28日 17時26分55秒 | Weblog

  画像は出羽三山主峰の月山頂上にある月山神社本宮です。前夜は三山のひとつ羽黒山の宿坊羽黒山斎館に泊まり、翌日は8合目の駐車場から登山道に入る。ここから多くの人が行者衣装を身にまとい月山頂上の月山神社本宮を目指す。修行の御山ですね。楽して登らせてくれません。結構なガレ場登山でした。

  そのまま月山頂上小屋に泊まり翌日は湯殿山を途中梯子下りをしたり、一方で素晴らしい景観を満喫しながら下りた。因みに芭蕉はこの三山を往復したとのことです。


第7話① 山寺~鶴岡

2015年01月28日 17時17分31秒 | Weblog

  このルートには東北の信仰の御山である山形県の出羽三山があり、主峰の月山は夏でも雪渓が残る標高1,984mあることから予定を早め、2010年7月30日~8月6日に繰り上げ実施した(震災の前年)。山寺から新庄を目指し、山形新幹線を横に眺めたりして北上する。新庄からは西に転じ、途中芭蕉と同じく最上川下り(画像)を楽しんだりして、次なる目的地の出羽三山を目指す。

五月雨を あつめて早し 最上川

さみだれを あつめてはやし もがみがわ

山寺と同じく、よくお馴染みの句です


第6話岩出山~山寺 Part 2

2015年01月20日 11時07分29秒 | Weblog

  山形県を南下し天童で東に転じ今回最終目的地の山寺(立石寺)に到着。画像は芭蕉と曾良の像そして中央にあるのはお馴染みの句碑です。

閑さや 岩にしみ入る 蝉の声   

しずかさや いわにしみいる せみのこえ

この後、時間に余裕があるので山形市に立ち寄り、霞城公園の山形市郷土館を訪れ貴重な展示品を見学した。

 

※この全記録は紀行文、画像、行程表、MAP他で構成され、163頁の自費出版書にまとめられています。


第6話 岩出山~山寺 Part1

2015年01月20日 10時48分04秒 | Weblog

 第6話は震災で順延していた区間のうち岩出山~山寺間118㎞を、第5話松島~岩出山間(2013年4月24日から5月1日)に先行して2012年10月5日~9日までの5日間で実施した。まずは岩出山から鳴子を経て尿前の関、封人の家と西に向かい、次いで赤倉温泉から山刀伐(なたぎり)峠を経て尾花沢、東根、天童と山形県を一気に南下する。天童から東に転じ今回の最終目的地である山寺に至る合計5日間118㎞の旅です。画像は国の重要文化財に指定されている「封人の家」。芭蕉と曾良はここで2泊し、次の句を残している。

                                                      蚤虱 馬の尿する 枕もと       

のみしらみ うまのばりする まくらもと

次いで山刀伐トンネル入口から脇道に入り当時の峠道を越えて尾花沢を目指す。


第5話 松島~岩出山 Part 2

2015年01月09日 10時48分39秒 | Weblog

  石巻を後に内陸に向かい、一路平泉を目指す。途中体調不良に会いながらも5日目平泉に到着。平泉での芭蕉の足跡を訪ねた後、翌日は半日猊鼻渓で遊び、午後一関まで下る。芭蕉はここで2泊している。翌朝次の宿泊地有賀沢に向かい、翌日最終目的地の岩出山を目指す。

 ※この全記録は紀行文、画像、行程表、MAP他で構成され、163頁の自費出版書「芭蕉と辿る平成奥の細道」にまとめられています。


第5話 松島~岩出山

2015年01月09日 10時41分09秒 | Weblog

  第5話は2013年4月24日~5月1日までの日間208㎞。2年ぶりに松島駅に立ち、石巻・登米を経て北上し岩手県に入る。このコースは一昨年の3月末に出発予定していたものが、同3月11日に発生した東日本大震災を受けて延期していたもので、コースの順番を替えながら今回実現したもの。画像は日和山に立つ芭蕉と曾良の立像、その先には被災地が概ね片付けられたものの、その傷跡は未だ消え去ることなく眼下に拡がっていた。