小隊長(妻)です。
昨年、野遊日記の管理人ルース2191さんから頂いた古池奈良井鉱山のザクロ石です。
以前頂いたものには磁鉄鉱がたくさん付いていましたが、今回はザクロ石が付いていました。
ちなみにザクロ石は、
鉄ばんザクロ石→ 鉄とアルミニウム(ばん)
満ばんザクロ石→ マンガン(満)とアルミニウム(ばん)
灰鉄ザクロ石 → カルシウム(灰)と鉄
灰ばんザクロ石→ カルシウム(灰)とアルミニウム(ばん)
灰クロムザクロ石→カルシウム(灰)とクロムで組成されています。
総称してガーネットと言いますが、ジュエリーショップで売られているガーネットは、鉄ばんザクロ石がほとんど。
古池奈良井鉱山はスカルンエリアなので、恐らく灰鉄ザクロ石か灰ばんザクロ石なんでしょうね。
要は、鉄が入っているのかアルミニウムが入っているのかの違いなのでしょうが、いつも悩みます。
化学の世界ですからね、見ただけでは良く似ているのでどちらなのか判りません。
ちなみにスカルンとは、そこにある岩石(石灰石とか)と熱水(マグマとか)などが接触して化学反応が起こることなんですが、なんだか難しい。
古池奈良井鉱山は、磁鉄鉱がでるので鉄鉱床のスカルンエリアですね。
マンガン鉱床でスカルンエリアだと、多くは新鉱物が出ていて、北海道では国力鉱山のオホーツク石などがあるそうです。
そう考えると鉱物ってどんどん面白くなります。
で、いただいた鉱物のあちこちには磁鉄鉱もたくさん付いていて共生するので、単純に灰鉄ザクロ石と言うことで・・・(悩) ↓
ザクロ石は好きな鉱物の一つではありますが、ここ北海道ではどうやら結晶で採集するのは意外と難しそうです。
北海道の鉱山では、
野沢鉱山 上川(かみかわ)支庁富良野市山部 灰ばんザクロ石
八田鉱山 日高支庁沙流(さる)郡平取(びらとり)町振内(ふれない) 灰クロムザクロ石
日東鉱山 日高支庁沙流郡平取町二世宇(にせう) 灰クロムザクロ石
糠平鉱山 日高支庁沙流郡平取町貫気別(ぬきべつ) 灰クロムザクロ石
八幡鉱山 胆振(いぶり)支庁勇払(ゆうふつ)郡穂別町 灰クロムザクロ石 など。(まだまだあります)
いずれにしても日高山脈の周りなんですけど命がけになりそうです。(涙)
この辺りの河原で見つけてみるのもよさそうですね。(それもやっぱり命がけ~)
どうせなら、ペグマタイトエリアがある渡島(おしま)半島あたりで採集したいものです。
でもってペグマタイトとは簡単にいえば、花崗岩(石英・雲母・長石とか)の隙間に綺麗な鉱物ができている場所のことで、宝石でいえば水晶・トパーズ・ガーネット・アクアマリンなんかもペグマタイト鉱物です。
そう言えば、岐阜県中津川市の山の中でりっぱなペグマタイトが顔を出している場所がありましたが、どうなったのかなぁ~。
ただ眺めるだけで諦めたのは、手に届く所ではなく脚立が必要だったからなんです。
頭付きのトパーズが付いていたのかも知れませんね。
綺麗な石→ペグマタイト
地味な石→スカルン
と、私は思っています。
でも、スカルンエリアの方が新しい発見と地味だけど結晶鉱物を見つける快感は味わえるような気がします。(個人差ですが)
いただいたザクロ石もペグマタイトで採集できる鉄ばんザクロ石より地味ですが、ロマンを感じませんか?
ひっそりと誰にも発見されずにそこにあるもの・・・地味な石こそ、実体顕微鏡で覗いた時のワクワク感は気持ちの良いものです。
な~んて語ってますが、鉱物採集をサクサクしてから言えって言われそう。
北海道の鉱物はまだ一つも採集していないのに・・・。
これが一番問題なのねー。
すべては雪の下に・・・。
昨年、野遊日記の管理人ルース2191さんから頂いた古池奈良井鉱山のザクロ石です。
以前頂いたものには磁鉄鉱がたくさん付いていましたが、今回はザクロ石が付いていました。
ちなみにザクロ石は、
鉄ばんザクロ石→ 鉄とアルミニウム(ばん)
満ばんザクロ石→ マンガン(満)とアルミニウム(ばん)
灰鉄ザクロ石 → カルシウム(灰)と鉄
灰ばんザクロ石→ カルシウム(灰)とアルミニウム(ばん)
灰クロムザクロ石→カルシウム(灰)とクロムで組成されています。
総称してガーネットと言いますが、ジュエリーショップで売られているガーネットは、鉄ばんザクロ石がほとんど。
古池奈良井鉱山はスカルンエリアなので、恐らく灰鉄ザクロ石か灰ばんザクロ石なんでしょうね。
要は、鉄が入っているのかアルミニウムが入っているのかの違いなのでしょうが、いつも悩みます。
化学の世界ですからね、見ただけでは良く似ているのでどちらなのか判りません。
ちなみにスカルンとは、そこにある岩石(石灰石とか)と熱水(マグマとか)などが接触して化学反応が起こることなんですが、なんだか難しい。
古池奈良井鉱山は、磁鉄鉱がでるので鉄鉱床のスカルンエリアですね。
マンガン鉱床でスカルンエリアだと、多くは新鉱物が出ていて、北海道では国力鉱山のオホーツク石などがあるそうです。
そう考えると鉱物ってどんどん面白くなります。
で、いただいた鉱物のあちこちには磁鉄鉱もたくさん付いていて共生するので、単純に灰鉄ザクロ石と言うことで・・・(悩) ↓
ザクロ石は好きな鉱物の一つではありますが、ここ北海道ではどうやら結晶で採集するのは意外と難しそうです。
北海道の鉱山では、
野沢鉱山 上川(かみかわ)支庁富良野市山部 灰ばんザクロ石
八田鉱山 日高支庁沙流(さる)郡平取(びらとり)町振内(ふれない) 灰クロムザクロ石
日東鉱山 日高支庁沙流郡平取町二世宇(にせう) 灰クロムザクロ石
糠平鉱山 日高支庁沙流郡平取町貫気別(ぬきべつ) 灰クロムザクロ石
八幡鉱山 胆振(いぶり)支庁勇払(ゆうふつ)郡穂別町 灰クロムザクロ石 など。(まだまだあります)
いずれにしても日高山脈の周りなんですけど命がけになりそうです。(涙)
この辺りの河原で見つけてみるのもよさそうですね。(それもやっぱり命がけ~)
どうせなら、ペグマタイトエリアがある渡島(おしま)半島あたりで採集したいものです。
でもってペグマタイトとは簡単にいえば、花崗岩(石英・雲母・長石とか)の隙間に綺麗な鉱物ができている場所のことで、宝石でいえば水晶・トパーズ・ガーネット・アクアマリンなんかもペグマタイト鉱物です。
そう言えば、岐阜県中津川市の山の中でりっぱなペグマタイトが顔を出している場所がありましたが、どうなったのかなぁ~。
ただ眺めるだけで諦めたのは、手に届く所ではなく脚立が必要だったからなんです。
頭付きのトパーズが付いていたのかも知れませんね。
綺麗な石→ペグマタイト
地味な石→スカルン
と、私は思っています。
でも、スカルンエリアの方が新しい発見と地味だけど結晶鉱物を見つける快感は味わえるような気がします。(個人差ですが)
いただいたザクロ石もペグマタイトで採集できる鉄ばんザクロ石より地味ですが、ロマンを感じませんか?
ひっそりと誰にも発見されずにそこにあるもの・・・地味な石こそ、実体顕微鏡で覗いた時のワクワク感は気持ちの良いものです。
な~んて語ってますが、鉱物採集をサクサクしてから言えって言われそう。
北海道の鉱物はまだ一つも採集していないのに・・・。
これが一番問題なのねー。
すべては雪の下に・・・。
奈良は怒られちゃいますから・・・。
あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫うがごとく 今盛りなり
万葉集の歌です。
奈良の青い石で思い出しました。
あおによし→青丹のことで孔雀石を潰して作る染料ですが、奈良では沢山採れたんでしょうね。
私も奈良の怒られる石は採集したことがありません。
採集したかったですね。