GO GO ヘナK小隊!!

北海道で趣味の鉱物採集と狩猟を楽んでる、小隊長(奥さん)と兵長(ダンナ)の夫婦による‘ヘナK小隊’只今奮闘中であります。

童話 北の国の片田舎から 第3話

2010-12-02 10:47:08 | 射撃・狩猟
今回も懲りずに・・・11/28日のお話

北の大地の片田舎にメタボなおじーさんとグータラなおばーさんが住んでいました。
おじーさんは今日も山へエゾシカ猟に行きました。

いつものように午前4時50分におじーさんを送り出したおばーさんは、もちろん再び御布団の中へ。
どーせ7時頃におじーさんから嫌がらせのメールが来るだろーから目覚まし時計のセットはオフ。
カモ鍋にまったりと浸かった自分を想像しながらふたたび夢の世界へ。(エゾシカはスルー)

するってぇーと、おじーさんからのメールが来なかったので寝過ごしてしまいました。
「まぁ~いいやぁ~おじーさんが居ないなら食事も自由~外出も自由~ばーさんは自由だぁ~」

遅い朝食を食べて洗濯をして・・・昼過ぎまでダラ~ン・・・。
おじーさんが居ないと下腹までダラ~ン。
でもおじーさんからのいつものメールが来ない。

「も・・もしかして、あんなこととかこんなこととか、とても口では言えないこととかになってたりして・・・」

山奥で遭難?→プーさんにやられた?→捜索隊出動?→ただじゃないぞ→お金出すのいやだなぁ~→とりあえず義兄に電話しよう

で、電話したら「今釧路だよ。へっ?兵長、山に入ってんの?連絡取れない?死んでるんでないかい?」

・・・・役に立たないのでおじーさんに電話してみよっと。
いつもは緊急以外は電話しないおばーさん、エゾシカ軍と戦闘中だったら悪いじゃな~い・・・と一応気はつかっているおばーさんなのでした。

電話してみた・・・出ない、30分後・・・出ない、1時間後・・・出ない。
便秘なら薬飲んで出るんだけど・・・って、おばーさんは便秘体質ではありません。

「まぁ~いいやぁ~それならそれで仕方ないし、おじーさんも本望だろう」と勝手に死んだことにしてみる。

夕方近くになって(北海道では午後2時を過ぎたら夕方)おじーさんからやっと電話がありました。
「どうかしたの?何度か電話してくれてたみたいだけど」

「メールが来ないから電話したの、山奥に行ってたの?」

「そう、ずーと奥まで遠征したけどエゾシカ居ないわ」

「あっそう、じゃねーガチャン!」生きてればそれでいいのさ。

午後4時過ぎ、再びおじーさんからの帰るコール。
いつもより御帰還が早いのは『龍馬伝』の最終回が見たいから。

帰ってきたおじーさんは開口一番「大猟大猟、保冷剤持って行くの忘れちゃってさー急いで帰ってきたさ」とクーラーボックスオープン!

「ほ~らねぇ~ じゃ~ん」


・・・・・・・カラッポ・・・ん?


「こ・・・これは、プレミアムチョコロールケーキじゃあ~りませんか!」 怒るに怒れないじゃないかぁ~。
おばーさんのツボを熟知のおじーさん、だてに亭主しているわけじゃない・・・くそっ!(女の子がくそって言っちゃいけません)

「おほほ~まぁ~いいんじゃない?あははうふふ・・・ふっ

まぁ~おじーさんは本日も無事だったし、よかった よかった 

・・・・・・・・・・くそっ!
コメント (6)
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