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減価する地域通貨ですべての改革

四タイプの支配

2006年09月08日 23時52分52秒 | Weblog
四タイプの支配
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作成日付 2006/9/8(金) 午後 4:16  |  書庫 平和党の政治哲学  |  カテゴリ 政治学

人間には四つのタイプがあり、この四つが政治支配を順繰りにし、
その国の主流を作っていくという話がある。

①体力・技術・精神性・忍耐力・軍事・冒険・治安の重視
②知識・学問・教育・芸術・文化・宗教の重視
③経済力・富・繁栄の重視
④以上の何れかの下で働く人々

これを日本史にあてはめて考えてみると

●1サイクル目
①豪族支配

②大和朝廷として豪族から天皇として穏やかな知識階級に変遷。聖徳太子の十七条憲法時代、仏教の普及。

③荘園制度から生まれた幕府。

④室町時代末期から一揆が頻繁になり、拝金主義となってやがて道徳が無視されていく。

●2サイクル目
①戦国時代から徳川幕府草創期にかけては、武士が支配した武断政治が行われた。

②その後文治政治がなされ、幕府は武力よりも学問に重きをおいていき、西洋文明を身につける
ためにも開国がなされた。選挙制度など、貴族院議員など知識ある人間が政治に進出。薩摩・長州など
いちはやく西洋文明積極派から総理大臣を多く輩出。

③明治維新以降、日本では産業革命がなされ科学技術が発展し、欧米列強と肩を並べるくらいの経済国となる。選挙には衆議院が貴族院をけん制するようになる。衆議院議員は選挙でお金がかかるため富豪から出てきた。政友会・民政党の二大政党が作られるが、裏にはそれぞれ、三井と住友がついていた。

④労働組合が結成され、国民の不満は高まり、2.26事件などの反乱が起きる。政党から総理大臣が出るようになったが岡田首相、犬養首相などは軍人に狙撃・暗殺される。人心が荒廃するような輩が多く意見を述べるようになる。

●3サイクル目
①利権で繋がる議員よりも、平和を唱える学問政治家よりも、軍人政治家が優位になり、やがて第二次世界大戦に突入。内閣総理大臣は陸軍・海軍から次々に輩出。文官官僚から出される場合もあったが、いずれも軍人優位。敗戦によって、軍人たるGHQに支配される。

②戦時中に英米派外交官であった吉田茂、大政翼賛会に参加しなかった弁護士出身の鳩山一郎、弁護士・片山哲、外交官・芦田均、反戦ジャーナリスト石橋湛山などの知識人から総理大臣を輩出。戦後の復興処理、教育制度を戦前のものから大幅に変革する。

③所得倍増計画がなされ、高度経済成長、田中角栄時代から経済的富が次々に進み、選挙では膨大な資金がかかるようになる。バブル崩壊を頂点に下がり始めるが、拝金主義は続き、経済人に有利な規制緩和や民営化が改革の方向になる。

④年金破綻、財政破綻、銀行の不祥事など国民の不信が募っている。虐げられてきた国民は、政府を罵倒し、やがて倫理性のない自分勝手な意見を述べ始める。

このように考えると、次はまた①に戻る。
今は③の末期か④である。
政治を語る人々の意見を聞くと、つねに自分勝手になってきていると思う。

その例を挙げる。

●国の場合
森内閣までは田中→竹下→小渕→橋本派に牛耳られており利権政治が政治の王道であった。
小泉内閣からは、利権政治を破壊していった。しかしこれは政府主導から民間主導の経済に
変わっただけで、経済優先主義には違いない。
小泉は自民党からは人気がなかったが、利権政治に不平不満をもつ国民をバックに首相となった。
その後は、小泉内閣は軍事政策に重視を置いた。

●東京都の場合
バブル時代に徹底的に豊かになった東京は、③タイプの鈴木俊一時代に終わり、
都市博覧会中止を唱える④タイプの青島幸男が登場。都民の不平不満をエネルギーにした青島知事だったが、その役割はそれだけで終わり、
軍事的思考を持つ①の石原慎太郎が登場。②の立場の鳩山邦夫、舛添要一、大前研一などは敗退。
四年後の選挙も民主党が立ててきた④タイプの樋口女史も敗退。

●大阪府の場合
東京と同じような状況であった大阪も、④タイプの横山ノックが登場。
所詮反乱者に政治はできず、痴漢行為で失脚。
その後の選挙では軍事的思考を持つ候補者はおらず、ノック失脚が要因となって女性知事の誕生。
したがって未だ反乱時代。

●長野県の場合
長期にわたって利権政治体制で生きてきた長野県であるが、④タイプの田中康夫によって破壊される。
しかし、反乱が終わると信任はされず、選挙直前に長野県での大きな洪水も加わって、①タイプ元防災担当大臣・村井仁が知事となる。

●埼玉県の場合
前知事は金権政治により失脚、新進党時代からやたらと反乱する上田清司元衆議院議員が知事に。

●神奈川県の場合
前知事というよりは、県庁の利権政治体質から、やはり新進党時代から反乱していた松沢成文元衆議院議員が知事に。

●千葉県の場合
埼玉県の場合と同じで、市民運動の支援を受けた堂本暁子元参議院議員が知事に。その後、武道志向の
森田健作が立候補したが、千葉県は未だ反乱時代のため早すぎて落選。
堂本知事は利権政治に回帰する面もあり、今後はまだわからない。

関東甲信越しか、深く目が届かないので、他府県は断言はできないが、
宮城県、岐阜県、山口県、福岡県などでも特徴がみられるように思う。

都内の区市町村にも多く見られる。

したがって経済優先思考、教育偏重思考というのは、今の時代の得策ではない。

ましてや、文句だけを言い放つ集団の時代ももう終わりにしなければ、次世代の子どもたちは

夢を持たないだろう。

お金を稼いだり、勉強することが人生ではないということに、大人が気づかなければ

子どもの将来はない。


では、体力・技術・精神性・忍耐力・軍事・冒険・治安の重視の社会を作るにはどうしたらいいか

ということだ。

現代社会はあまりにも、知識偏重・学歴重視・経済優先・拝金主義に傾きすぎている。

肌でものを知る事を無視されてきている。

IT革命によって失われたものがある。

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