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東金市議会でたらい回し議長選挙

2008年04月11日 22時55分18秒 | 内閣
昨日、東金市議会で議長選挙及び副議長選挙が行われた。

その結果

●議長
今関正美氏(70)=3期目
自民党東金市支部副支部長
東金市家徳125-10

●副議長
石渡徹男氏(58)=3期目
自民党東金市支部選挙対策委員会委員
東金市上武射田577


が選出された。

地方自治法には、議長は四年が任期となっているのだが、たいがいどこの議会も、最初の二年で議長は辞職してこのポストをたらい回すのである。東金市議選から三年経った今、東金の場合は、議長選挙は一年ごとに行われるのだろうか。私は途中から引っ越してきたのでよく知らないが、前回の東金市議選の時、千葉県知事選挙と同時に行われていて、私は議会新聞の編集長として取材にきたことがあるから、三年前であることは覚えているのだが、この議会では一年ごとにたらいまわしている可能性がある。

二年ごとにしろ、一年ごとにしろ、

元議長とか、前議長とか、そういう肩書が欲しいのだろうけれども、住民とはかけ離れた彼らの特殊な慣習が存在していることを報告しておきます。

ところで、東京の中野区議会ではかつてこういうことがあった。

議長が二年経っても辞職せず、議長職にとどまると表明した。

これに議会はいっせいに反発した。しかしその議長いわく、自治法には議長の任期は議員の任期と同様に四年であると。

これはまことに正論なのだが、議長ポストたらい回しこそ正義であるとつとめる自民党はじめ腐敗議会人の慣習である。彼らの鉄のオキテをやぶるのだから、中野区議会の腐敗の諸君らは、この議長に対して不信任を出すとした。

しかし、その議長の言う通り、任期が四年であると法律で定められているのに、二年経ってもやめないのはおかしいじゃないか・・・・などという理屈が成り立ってしまうのが政治の世界である。

結局その議長さんは引きずりおろされた。

私がいつも言っている「憲法九条など守っても平和は達成されない」という理由についてわかるだろうか。法律や条文などというものは、政治力や軍事力、経済力の前には全く無力なのである。


最近では熊本県の錦町議会で同じようなことが起きている。
2006年9月の話だ。
1日にあった熊本県の錦町議会の臨時会で、「2年交代の議会慣例に従わなかった」との理由で正副議長に対する不信任決議案が提出され、賛成多数で可決された。決議に法的拘束力はなく、議長らは「議会内の暗黙のルールで議長職を持ち回りとするのはおかしい。議会改革のため辞任しない」と続投を明言している。

 同町議会事務局によると、町では約50年間、正副議長の2年交代制がほぼ慣例化していたという。地方自治法上、本来の任期は4年。03年8月に就任した蓑田喜徳郎議長と久保山欣哉副議長は7月25日の全員協議会でそろって留任を表明した。
 これに対し、臨時議会で議員から「議会の慣例を重んじず、議会運営に対する信頼を失った」と不信任案が提出され、採決の結果、14人中9人が賛成し可決された。

権力ボケで成り立つのが今日の議会であろう。

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