以前アップしていた「賢者と冒険者の娘」のフルサイズになります。それにともなって文章とか配列とかいじってます。
前回、『旅先ちゃんシリーズの一章(後で序章に移動しました)に当たる「冒険者の娘と賢者」の後半と申しますか、旅先ちゃんの話を聞くオルファウスさんの話が前半ならば、聞いているオルファウスさんから旅先ちゃんを見た話が「賢者と冒険者の娘」という感じで続編でもある感じです。そして、「やりました」(出たよ)の、やるまでの話が前半、どのようにしてそうなったか、これからどうすべきなのか。って話が後半になる予定です』の後半に当たる部分を載せて全文になりました。オルファウスさん視点に寄る感じです。
舞台はジルオールの世界観なんですが、ファンタジーな世界の中にちょっと現代っぽいというか妙にリアルなところを入れてみたかったので、身も蓋もない話になるんですが、そのせいで軽率な主人公と軽薄なゼネさんになるという、風評被害が発生してしまいました…すまん、ゼネさん…仮定と可能性の例えとはいえ、病気の辺り…本当に、想定としての話なんで…。
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物語途中で強引にゼネさんと致してしまった弊旅先主人公ちゃん。その後、ゼネさんに「するかしないか」聞かれて「します」を選んだって話からズルズル行ってしまった…という流れなので(ヒデェな)、その二回目のお誘いの大まかな流れは折に触れて各話所々ちょこちょこ入れてあり、そこは軽くお察しで行こうと思ってたんですね。
でも適当に話が増えていくと、中盤辺りから全体的に弊主人公ちゃんがしんどくなっていくので、しんどくなる前にもう少し明るいというか、少女漫画的な乙女ゲーイベント的な雰囲気を出したくて、もういい!具体的に書く!!と書きました。楽しかったー!けど、そんなに明るくはならなかった…という話です。テイスト的には80年代後半から90年代前半ゲーム原作ラノベみたい雰囲気にちょっと少女漫画的な乙女ゲルート風味にしたいんだけど、変にえげつなくなってるのが何か私らしいですね。
ゼネさんは主人公で態度を変えてくるって言い方はちょっと語弊なんですが、フラグを真っ先に折ったり、イベントの難易度を下げてくるとか、全キャラ中一人だけ性別でエンディングが違うとかそういう、彼独特の難しいところがあって。何でそうなるのかわからないところ、でも本人的には間違ってないと思ってるところ、でも何か説得されちゃうところあるよなぁとか。ゲームしててもゼネさんは、他の女子に取る、綺麗可愛いの賛辞の態度を主人公には取らないけど、彼なりに特別ではあるんだろうなとかそういうまぁ妄想だったり憶測だったり。
そんな感じで、ゼネさんの態度が今回明らかに意味不明なんですが、私の中では、格好いい・言いそう・やりそう・酷い・ズルイ・格好いい…のループで、私の思うゼネさん…が結構出せた…と思うのでとても満足です…解釈違いでも…。解釈違いでも、多分ゼネさんは出身地の他に、ゲームの主人公に取る、進行上システムやシナリオ面で決まった行動や平均的な態度の他に、主人公の個性によっては態度が違うのではないかと思ってるので、その辺りは無限の可能性ということで。
今回、過去の謎エピソードはトリジル準拠、女性関係方面はエンサイの裏設定の同時進行です。【ゼネテス空白の5年】でも散々書いたのですが、トリジル期のゼネテスは「また女の子にちょっかいをかけた」「ここいらではゼネテスさんの色男っぷりは有名」と、割と足のつく言われ方をしており、実際に「3才過ぎたら立派なレディ」などの発言や10歳そこそこの女の子にさえ「一緒に昼飯を食おう」 などと軽率に言ったことを当たり前のように話していたんですね。野郎共よりべっぴんさんがいいという理由で。そんな独特の女性観でどうも滑っている(ことになった)彼が、インフィニット基準の本編未来だと、トリジルのような滑るか滑らないか別として「女性関係が華やか」なのは同じ路線なんですが、知られざる裏設定とかで「女性関係は非常に奔放だが相手の女性の存在を一切悟らせない」という秘密ベースになってて(これ本当にエンサイの爆撃の最たるところ)華やかとか奔放って、雰囲気がいやらしいんですよ!!部分です。その部分の整合性について考えるともう…。
「女性関係は非常に奔放だが相手の女性の存在を一切悟らせない」の解説の部分。結局、ゲーム中での主人公、ティアナ、エリスなんかのわかりやすい身内の他に、登場人物としては明らかにモブである相手の異性がわんさかいて、それが彼にとって足のつかない都合のいい相手で、それすら相手も理解してるみたいな何それ。って私は受け取ってしまって。しかも、彼の女性関係を貴族連中が盛って悪く言ってるみたいなニュアンスの中で、それとは別件で彼のプライベートで本当にそういうことがある。しかもゲーム中のプレイヤーも、物語中の主人公もそれを一切知らずに、知られざる裏設定というメタ的な部分で例外的に知るっていうのが…本当に…グヌヌヌヌで…。トリジル期のスベるモテから滑らないモテになってるのもなんか悔しい上に、トリジルの時点で「別にどうこうなりたいわけじゃないし、困ってるわけでもない」ってあらかじめ釘を刺す感じになっててこれも、爆撃でしたね…。頭を抱える…。
で、そのメタ的でプレイヤーもシナリオ主人公も知らなかった、その衝撃コンテンツをどうやって知らすか…話に反映させるか…ってなった時に、一線越えてる主人公なら、ある程度心許して小出しにして来るんじゃないかっていうクソどうでもいい自作の話に脱線したのでやめておこう。
以下。R18部分になる前のやり取り。始まる前まで。この世界に存在するかわからない性行為に該当するカタカナ4文字入ってますけど、リアル、ボイコット、スリル…など物語中に軽率に出てくる単語を考えると、あるな…と解釈したので、あえて使いました。何か言いそうという印象だけで。
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一身上の現実逃避が必要だったので勢いでのめり込むように書いたのですが、楽しかった割に意味がわからない。意味がわからないけど、人間だから生きてたそういうことあるよねぐらいのノリです。主人公ちゃんは片思いマジックでゼネさんを格好いいものとして見てる訳で、最高!って思ってる最中なので、いろいろ麻痺してるし麻痺してるのが楽しい段階だろうし。ゼネさんはこう、イカサマの名人でありながらチェスの駒を捨てられない、自分の懐にある物を捨てられない、みたいな感じで。でも、この主人公ちゃんは、憧れのゼネテスという理想を見てるし、ゼネさんは、憧れの叔母貴のよく言ってた、魂の輝きを映す目の持ち主に実際に出会った嬉しさ(大いなるソウルくんは虚無の剣で記憶も消えてるし)で、実際に、無限のソウルの存在について彼なりに考えるぐらい、第三の選択を可能にできると思ってるぐらい、主人公に明らかに何かを期待している。なので、結局この二人はまだこの時、本当の意味で個人のことをよく知らないし、向き合ってもいなそさうというところに話を落とし込みたい全編ネタバレスタイルなのでした。
凄腕の冒険者。ひねくれた物言いを装うが、実際は情誼に厚い。
神聖王国1200年代の姿→剣狼と異名を取る凄腕の剣士として、また心理戦では負け知らずのいかさま師として、この頃も有名。酒と女と自由を愛する気ままの冒険者であることも変わらなかったが、ネメア率いるディンガル帝国の侵攻により祖国ロストールが危機に陥ると、軍を率いて戦い、朱雀将軍アンギルダンや青龍将軍カルラを撃退、救国の英雄となった。
愛と正義とちょっぴりのキザ。
神聖帝国1200年代もノリは軽く、胸をはだけた衣装とトレードマークの大剣は変わらない。しかし、本作で使用していた剣は、前作で愛用していた剣とは異なる。七竜剣はバロルの動乱後に入手したようだ。
【コンプリートガイド下】
シーラを失ったゼネテスとツェラシェルはパーティを解散する。シーラを失ったことでパーティの求心力を無くしてしまう。シーラの身勝手ながらも明るい性格と賑やかな雰囲気に支えられていたと言える。残されたゼネテスは前向きに生きようとするがツェラシェルは妹達を悲しませないよう、薬の購入代を稼ぐ日々を送る。
自由を愛するゼネテス。
外見からはおよそ見当もつかないが、実は有力貴族ファーロス家の跡取り息子。
名門の出身でありながら、ロストールの身分制度に強い反感を抱いている。
一見するといい加減な遊び人だが、実は凄腕の冒険者である。面倒見が良く人望が高いので、多くの人から信頼されている。
ロストールを救った英雄ゼネテスは、いつものようにスラムの住人と共にいた。ファーロスの御曹司という立場も、彼の自由な心を縛ることはできなかった。しかも、今のゼネテスの側には主人公がいる。ゼネテスは一番の相棒と共に今日も冒険に出る。
その正体は大貴族ファーロス家の跡取りだ。ただし貴族制度に反発し、あまり家に寄りつかないため、それを知る者はほとんどいない。
幼少の頃は模範的な貴族だったが、12歳の時にある事件がきっかけで貴族制の限界を感じ、冒険に身を投じる。
大体同じような説明なのですが、よく見ると全然違う意味だったりしません?
旅先ちゃんシリーズの一章に当たる「冒険者の娘と賢者」の後半と申しますか、旅先ちゃんの話を聞くオルファウスさんの話が前半ならば、聞いているオルファウスさんから旅先ちゃんを見た話が「賢者と冒険者の娘」という感じで続編でもある感じです。そして、「やりました」(出たよ)の、やるまでの話が前半、どのようにしてそうなったか、これからどうすべきなのか。って話が後半になる予定です。
結局のところ、絶対この人がいいというだけでゼネテスの気持ちを無視して強引に迫った形になる旅先ちゃん、引き下がれなくて受け入れちゃったゼネテスなもんで、オルファウスさんには、笑顔でそれなりにそれなりのこと言われますよねって流れになります。「付き合う前からやっちやったらもうすることがなくなる」から「付き合うまでいかない」とか、その流れで「引き留めるように付き合い出しても結局別れる」みたいなことって賢者のオルファウスさんじゃなくても大人だったら大体わかってしまうので、そういう意味で彼女の使ったカードは「劇薬」と称されたりします。
で、彼女の取った行動自体は「あり」だけど、ゼネテスはモテるから「病気」と(おいおい)「妊娠」には気をつけましょうね☆と助言を頂く感じでこの話はオチに向かいます。まぁとにかく、彼女は無限のソウルという歴史で重要な役割を持つので病気や産休でおいそれと退いて頂く訳にはいかないし、ゼネテスは当人同士が認めていなくても王女と婚約が決まっているし、今や名門貴族のファーロス家当主な訳ですから、女性関係は慎重にならざるを得ない感じで。エンサイに女性関係は奔放だけど、相手のことは悟らせないし、足がつかないみたいなこと書いてあって、オウフってなったけど、まぁ本当にティアナと結婚してしまった後だったり、処刑扱いで退場した後に、自称ゼネテスの隠し子や、自称ゼネテスの遺児みたいな子がポンポン出て来られてもな…とは思って納得したものです。
後、旅先ちゃんの場合、ファーロス縁の者で、エリス配下の娘、ゼネテスの婚約者と友達、ゼネテス副官というポジションなのでファーロスの政敵にバレてはいけないゴシップ持ちになってしまうので、ゼネテスとのことは絶対暴露されてはいけないことっていう感じですね。
旅先ちゃんは主人公としては地味だけど設定が盛沢山なのでその辺りを都合良く並べると大変面白いです。
もう去年の年末になってしまうのか…。もたもたしていたら冬が終わってしまいました。ゼネさん御誕生日に出したものです。誰かの誕生日に合わせて創作物を作るというのが自分の中で余りないことだったので間に合って良かったと思うのと、本編なり書籍なりの引用ベースですが好きな要素を詰め込んだので私はとても楽しかったという話です。でもツイート画像に合わせて4頁縛りにしようとしてたので、詰めたり削ったりの作業に一番時間がかかりました。例によってこの旅先ちゃんシリーズ、これはまだ既成事実はあるけどゼネテスのこと好きだって叔母さんにバレてない時期だろうという感じです。旅先ちゃんと王妃シリーズも好きなので、エリス訪問イベント系にまつわる話は増えそう。
まぁそんな感じで既成事実はあってその後も二人は会ってるのが続いてるという状況の中で、今更誕生日を知らないということになるんですが、別に知ってたからどうとかよりも、ゼネさんに誕生日があるというごく普通のありふれた現実があると思ってなかったみたいな感じかな、機会が無ければ聞こうと思うことも聞く機会もなかった。ということですかね。
書いてみて結果的に唯一ついた声帯に引きずられて、この話のゼネさん自体が若干乙女ゲー色男に寄ってしまったのですが、御誕生日お祝いイベントの内容は書いてないので後日がどうなるのが気になるところです。どういう方向に向かうのかよりは、なってみないとわからない…という流れです。今年は続きになるのか、違う話になるのかと迷ってるけど、二人しか知らない話として終えておくのもいいのかも。
結局、自分の書いた物に自分でフォローを入れるとこまでワンセットになってますが、それ含めてお祝い出来て楽しかった、ゼネテスっぽいといいなぁとい思ってます。
前作より大人になった話を書きたかったので、ちょっと切ない感じになればなぁと。
ゼネテスは本当に扱いにくいなぁ…と思いながら、それでも好きなのは、もうどうしようもないというか、割り切るしかないけど割り切れる…かなぁ、無理だよなぁ…のループ。
惚れた弱みってダメですね(笑)
好きな男が、亡くなった女への想いを抱きながら、生きている彼女に側に居てくれと望む。
都合の良過ぎる理不尽な願望を、彼女だけに、彼女だから任せてくる。
ゼネテスに近づき過ぎた。
故に酷な期待と願望を背負う大役を託されてしまったのだ。
でも、彼は私が側にいる事を望んだ。
他の誰でもなく私が側にいる事を欲した。
悔しいけど、それは、嬉しかった。
解決にはならなくて不安が消えた訳ではないけれど、決めた道をやっぱり引き返す事は出来そうにもない。
物語の時系列イベントに自己解釈の旅先女主人公をねじ込んだ対ゼネテスルートの話なので、それに伴う展開とオリ主NGの方は御注意下さいシリーズ。
自分用に歴史区分ごとのあらすじを書いた物です。自分用でのおおまかな流れなので文章とかちょっとおかしいですけど、まぁ自分がわかればいいやくらいの気持ちでいます。
前提として遠慮のない【作者自分読者自分性癖総動員超展開】なので、文章も直しどころがあり、お見苦しいところも多々ありますが、本当に私向けに絞ってしまっているので話がどんなにこじれていても全体的に私好みです…。
※自分用過ぎて自作主人公の名前そのまま出してます※
物語の序盤はそれこそゲームの展開に沿っては進めてあるのでシナリオ通りの中でのオリ主混入で、ゼネテスに片思いしつつみたいな感じなのですが、やっぱりどうしても途中に、都度熱弁振るいますけど「何とかしてゼネテスと致したら話がこじれた」というターニングポイントが主軸?になってるので、第一次ロストール戦の後くらいからゲームの展開に沿いつつも完全に脱線をしていく感じです。見事にシナリオ率減ってる。
この主人公ちゃんは主人公ちゃんでゲームのイベントや歴史事件を消化しているのですが、対ゼネテスに話を絞っているので、ゼネテスの余り関与してこない歴史区分は話が薄かったり飛ばしてたりになるのかな。でも名刺メーカー的な小話で補完していくのもいいかも知れません。歴史区分⑤は空中庭園なのでそのうち。
スタンスとしてはゲームの本筋やエンディングのオチは既にわかりきってることなのと、昔にアップしていた話や今ちょこちょこ出してる小説メーカーの話の羅列で、書いてる話書いてた話をこんな展開ですって大体出しちゃってるので、概ねネタバレさせながら出していく形になります。
ゼネテスルートはリューガの変で叔母を失ってからが本番みたいなところがあると思っているので、そこからどうやって自分が納得した形でゲームでの叔母コンエンドを迎えながらも、目標の「叔母貴の墓前で愛してると誓わせる」かを埋めていく作業になると思います。
ゼネテスに「側にいてくれ」と言われた話【竜殺しと剣狼】の以降の話は過去の私の頓挫ゾーンに入るので、今年こうして一生懸命やりつつも一年が終わりそうなので、完結まで時間がかかりそうですがヲタク終活の一環としてコツコツ消化して行きたいと思います。決着の付け方だけが問題。
あらすじ通して読んでみると、主人公ちゃんがいい感じというか性が絡むとポンコツなのと、ゼネテスが何考えてるかよくわからない男でお前はどうしたいんだって思いますが、ゼネテスが何考えてるのか謎という個人的な印象が反映されていると思って頂ければと思います。
でも、対ゼネテスに話と登場人物を絞ったおかげで、妙に二人の物語っぽくなっててそう見えるようになっていたので、それはそれで私的には楽しいと思ってます。
本当に、女流作家気取りの私を含めての流れ全部で私向けなので、そこ通してお付き合い下されば幸いです。