※【誓約の王冠】の続きを待ちながらロードス島の話をしようと思っていますが、本題に辿り着けてません。
その訳あって二代目となった声優さん。これもロードスと同様に全てを網羅している訳ではなく常に追いかけている訳でもないけども、心の中で思う関わりが随分長くなってしまった方がキャスティングされることになりました。今更の後出しという話になりますが初代の降板に際して本能的に漠然と「草尾出てきたら呼んで下さい」という軽薄な言葉を、不謹慎の可能性を危惧してずっと飲み込んでいたので、結果的にまぁよく来てくれましたの気持ちと、順当に声質やキャリアや周囲とのバランスなどで妥当な線という気持ちと、ホントに??という気持ちと、出たwwwっていう気持ちとで落ち着きながらも割と混乱してました。
実際、常に寄り添っている訳ではなくても年期だけなら草尾ソムリエみたいな自称になるので、聴力検査と兼ねて初めて二代目としてのお声を聴いたら…私の好きな…「花道以前の発声」、サイヤ人の気張りもしないし、幼少時の声も作らない「トランクスでもない発声」だったので、それの方向で何となくすぐ思い起こしたのがロードス島の主人公パーンだった訳ですね。
誠実で愚直で熱血で何となく爽やか。担当キャラがそうかと言えばいろんな要素を内包してそうなので、このカテゴリーではないと思うんですけど、令和にこの路線の草尾ボイスをお出しされるとは思わずに、私はもんどり打ちました。
別件で前に地上波に出てきた堀内賢雄を見た時に非常に感情がざわついたんですが、それが例えば新入社員だった時に気になっていた部長と環境が変わった後に歳月を経て見てしまったみたいなどうにもむず痒い感じだとすると(全くわからん)、このパーン系草尾ボイスは、小学校高学年の時にちょっといい感じだった気のする同級生の男子に今になって会ってしまったみたいな若干の黒歴史含む得体の知れない恥ずかしい気持ちになってしまった(本当にわからん)って感じです。何を言っているのか。
軽い視聴者層なので原作の展開の理解も少なく、登場人物の目的や立場はオタクの受動喫煙の歳月による知識で賄ってる部分では既に追いつけてないのですが、二代目周辺はちょっと気にしてみようと思う程にはデカい爆撃でした。一昨年去年今年に続く俊彦の会心の躍動による周囲のときめきとざわめきを「対岸の俊彦」で眺めてはちょっと羨ましく思っていた私にとっては、国民的作品の代表作が現在進行形だということも何か嬉しい。流行っている作品の、流行っているキャラに、流行ってる時に乗っかりたくないという治し難い性格ながら、せっかくなのでこの絶妙な隙間で上手く混入してみようと思ってます。どちらかというと何室の女でなくて草女。
そして、できれば花道以降の役作りしか知らない方には花道以前のキャラ感が伝わってくれたら嬉しいです。
とにかく、この草尾ボイスで私はパーンを強く思い出したし、その前年にはゲームも、一応ちゃんとやっていた。
パーンは確固たる主人公だけど、パーン自身はそんなに主人公主人公していない。熱いのにさりげない、それがパーン。
何とかパーンの話に戻ってこれたところで続く。