難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

会社の研修でFMワイヤレスシステムの活用

2011年08月23日 12時56分10秒 | 権利

今朝は、本社で業務研修があった。
要約筆記は頼めないので、FMワイヤレスシステムを持って行った。
研修に紙とパワーポイントの資料があり、講師がマイクに向かってしゃべってくれたので聞こえた。

今までは、シルエットコイルで人工内耳側にだけで聞いていたが今回はタイループなので補聴器側もT回路で聞いたのも良かったようだ。

もうこの年なので他の受講生は息子くらいの年代ばかりなので、いまさらFMワイヤレスシステムやマイクを出して付けていても気にならない。
社会の難聴者、会社にいる難聴者も補聴システムや要約筆記を付けてがんばってほしい。

企業に難聴者の就労にあたってはこうした合理的配慮を義務づけるべく奮闘しているから。


ラビット 記

聴覚障害者と字幕付与技術に関するシンポジウム

2011年08月23日 07時46分00秒 | 日記(つぶやき)
要約筆記者、教育関係者、情報通信技術研究者、速記者など、字幕付与技術に関心のある皆さんのご参加をお待ちしています。
☆日時 2011年10月 1日(土) 午後1時30分~5時30分
☆場所 京都大学 学術情報メディアセンター 南館
京都市左京区吉田二本松町 ...アクセスマップ
☆定員 100名
参加無料、ただし懇親会費(任意参加;3000円程度)は当日受け
☆主催 京都大学 学術情報メディアセンター
    科学技術振興機構 CREST「人間調和型情報環境」領域
    (社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 近畿ブロック、京都府難聴者協会
    速記科学研究会、速記懇談会
☆協賛 (社福)京都聴覚言語障害者福祉協会
(予定) (財)京都新聞社会福祉事業団
    NPO全国要約筆記問題研究会 関西ブロック・近畿ブロック
    (社)日本速記協会
    京都大学 身体障害学生相談室
☆協力 (株)ワードワープ
    同志社大学 学生支援課

☆プログラム
13:30 開会あいさつ      村田 淳 (京都大学 障害学生支援室)
13:40 講演1「東日本大震災後の聴覚障害学生への支援 --東北地区大学遠隔情報保障支援の取り組み--」
仲兼久知枝(同志社大学)
14:20 講演2「広島大学における音声認識を活用した教育支援の取組」
山本幹雄 (広島大学)
15:00 (休憩)
15:15 講演3「地デジになったテレビ放送とCMと字幕の関係」
吉井 勇 (月刊ニューメディア編集長)
15:45 講演4「リアルタイムノートテイクを行う原理~聞く行動と読む行動の谷間~」
兼子次生 (関西サイエンス・フォーラム)
16:15 講演5「音声認識を用いた講義への字幕付与の進展」
河原達也 (京都大学)
16:45 討論
17:15 閉会あいさつ      山口武彦
17:30 交流会
☆事前申し込みは、こちらのフォーム
☆問合せは、河原達也、兼子次生 (jimaku11@ar.media.kyoto-u.ac.jp) まで


難聴者における「描写力」は新しい知見に発展する。

2011年08月23日 03時18分47秒 | エンパワメント
「難聴者の生活」は、日々身辺で起きていることをどう見ているか、どう感じているかをつづったものだ。
通勤電車で入力して投稿する場合も、何週間も何度も見て、推敲して、書き直して、保存してを繰り返した挙句に投稿するものもある。

仕事にせよ、活動にせよ、自分で描写するというのは、確かに新たな思考力を育てることになる。梶原しげる氏のサイトに同じことが書いてあった。
断片的なことばかりだが、いずれ、それが収斂して新しい知見になるのが興味深い。

著者の梶原しげる氏は以前「老会話」の著書を表し、東京都中途失聴・難聴者協会で「コミュニケーション」をテーマに講演を依頼した方。聞こえない人に講演するのは初めてとか、どうやってコミュニケーションするかいろいろ工夫されてこられた。


ラビット 記
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会話力とは、相手の言葉と表情を観察して、真意をを正しく受けとめ、多彩な語彙や表現で相手の心にしっかり言葉を届ける能力。だから、思考する力なしには成立しない。
【7】片っぱしから描写して思考力を鍛える
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100520/92192/

特発性両則性感音難聴は、乳幼児期からの難聴者にも起こるのか?

2011年08月23日 02時11分47秒 | 難聴一般
特発性両側性感音難聴
とくはつせいりょうそくせいかんおんなんちょう
■概念・定義
急性高度難聴の概念は昭和57年に公式に認められたもので,突発性難聴を始めとする急激に発症する難聴をまとめたものである。すなわち昭和48年に突発性難聴の診断基準ができて,概念が確立した。その後、両側性であり発作を繰り返す疾患として特発性両側性感音難聴の診断基準が昭和53年に作られた。さらにその中から免疫異常に伴う難聴が昭和63年に提案された。一方では比較対象と境界確認の意味で昭和58年に外リンパ瘻,昭和62 年にムンプス難聴の診断基準が作られ,その差と類似点が研究対象となった。最近では主として低音部に軽度の感音難聴を示すものが急性低音障害型感音難聴という独立疾患として取上げられるようになってきている。
現在は急性高度難聴の概念はこれらの疾患の総称となっている。

http://bit.ly/r6CYDP

様々な原因で乳幼児期からの難聴を持つ人に、成人になってから急激に聴力が落ちることがないのか。
その場合、元々の難聴が悪化した(事後重症)とは言えないケースがあるはずだ。

「すでに存在していた難聴が急に進行して、または徐々に進行した結果聞き取りに不自由を自覚して病院を受診することが多いようです。 難聴は両側同時に進行するとは限らないため、左右の難聴の程度が異なることもあります。また、進行の程度も一様ではなく、一気に高度難聴になることもあれば、徐々に段階的に進行することもあります。難聴は最終的には聾になることもあります。随判症状として耳鳴りをともなうことは稀ではありませんが、めまいを訴えることは少ないようです。めまい発作を繰り返すものは、この疾患から除外されます。難聴が両側に生じるため、コミュニケーション障害が最も深刻な問題となります。」

理解しにくいかもしれないが、難聴者に突発性難聴、特発性難聴が起こるということを主張したい。

ラビット 記