難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

今朝、生活のしづらさ実態調査の説明会。

2011年08月09日 23時05分07秒 | 障がい者制度改革
本日朝から、厚労省で生活のしづらさ実態調査の説明会が行われた。

昨年9月に、制度の谷間の障害者も含めて、生活のしづらさの実態を調査する調査項目の案が出て、日本社会事業大学平野準教授のグループがその案を作成したことが判明した。
その案が発表された時すぐさま総合福祉法部会の正副部会長に異議を唱え、その後のヒアリングでもその不適切な設問の改訂を申し入れたはず。

今回最後の段階になり、6月の総合福祉法部会資料にまた出され、厚労省全国障害者福祉課主幹課長会議資料にこの案が掲載された。

厚労省は秋の実施を狙っているが、このままの調査が行われたら、どうするか。


あなたのブログにコメントが届きました!
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・コメントを書いた人 風紋
・タイトル 複数の人の間での会話
・コメント ・・・を聞くことが難しい。
「何を今さら。
 これは、全難聴徳島大会の分科会で、立入哉・愛媛大学助教授(当時)が全国の難聴者集団に明示した情報。
 難聴者のアイデンティティに注目している人は、とっくに組みこんでいる事実でっせ。」


今が天王山。
今回の実態調査の不適切な点を、教育オージオロジー関係者からも改善の要望を提出して欲しい!

ラビット 記


ラジオのコンテンツは難聴者も聞きたい。

2011年08月09日 22時51分15秒 | 放送・通信
大震災の際は、唯一のニュース源として、広く聴取された。災害時に立ち上がった臨時局はその地域に固有の生活情報を発信していた。
この情報を広く文字情報として再発信するにはツイッターが使える。

ラビット 記
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ラジオを1年以内に視聴…約75%
読売新聞
Q:ラジオ放送には、従来の地上波のほかに、インター
ネット経由で聴く、IPサイマルラジオが存在することを知っていましたか。
3月11日の東日本大震災を機に、ラジオ ...
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/internetcom/20110809-OYT8T00315.htm

ラジオを1年以内に聴いたことのあるユーザーは約75%
インターネットコム
3月11日の東日本大震災を機に、ラジオ放送を見直す機運が高まっている。 「IPサイマルラジオ」放送の「radiko」は、関東、関西に限定されていた視聴エリア制限が3月13 ...
http://japan.internet.com/research/20110809/1.html

生活のしづらさ調査の記事に対して、質問とコメントがありました。

2011年08月09日 05時58分33秒 | 東北地方太平洋沖地震
ラビット: そうですね。特にレポートに書かれていないですが、聞こえの程度ですから(音声言語の)でしょう。レポートでは「複数の人間の会話」とありますが、これは高齢者や感音性難聴は同時に複数の音声の聞き分け(弁別)が低下しているので、難聴による生活の困難度を図るのに良い設問だと思います。
「1対1の会話」は難聴の程度にもよりますが、「複数の会話」の方がハードルが高いです。
1対1なら静かな場所に移動したり、ゆっくり話してもらうように要望しますが、聞き取りのハードルも高いし、配慮を求める方法でもハードルが高いです。

難聴の程度は日本では検査室における純音や単語、文章などの弁別機能検査で決められますが、スウェーデンでは実際の生活の場で言葉を聞いて理解出来るかを基準にしている点で生活機能の評価基準と言えます。

@SL_at_IDEさん:1対1なら音声言語でコミュニケーションできる方々と理解して良いでしょうか?
http://deck.ly/~CJOQR



ラビット:機能障害の程度は補聴器などのない状態で見ます。人工内耳をしても補聴器をしても裸耳の状態をみます。
入浴や食事の可否を見るのも補助しないで出来るかどうかです。
複数の人の会話ができるかどうかも補聴器なしでです。相当数の方が出来ないでしょう。

@musix_weapさん:補聴器を使えば健聴レベルなだけに、故障した時がややこしい。


ラビット: スウェーデンの難聴の定義の採用を。: 日本社会事業大学平野準教授様
福祉先進国と言われるスウェーデンの難聴の…
http://bit.ly/q4wzrT

ラビット 記