難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

「生存学」創生拠点メールマガジンの配信

2011年01月08日 22時07分09秒 | 難聴一般
「創成」だっけ?「創生」?
立岩先生のメルマガが届いた。


ラビット 記
※金粉入りのめでたいパスタ。

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◆立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点メールマガジン
2010年1月1日発行 増刊号[通巻16号]

謹賀新年/歴史:身体×世界/グローバル活動/催:「生存学」創成拠点メールマガジン増刊号

あけましておめでとうございます。今回は増刊号を皆様にお届けします。

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【1】 歴史:身体×世界
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本拠点のミッションの一つとして「集積と考究」があります。
その中でも特に力を入れているのが、史実の集積、年表等の作成
http://www.arsvi.com/d/h.htm
書籍の資(史)料データベース化です。
http://www.arsvi.com/b/b.htm
表紙
http://www.arsvi.com
→「歴史」「本」からも辿れます。
ぜひご覧下さい。また御教示・御指摘よろしくお願いいたします。

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【2】 グローバル活動
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グローバルCOEで求められている活動の一つに、研究者、特に若手研究者
によるグローバル活動があります。
これを踏まえて本拠点では予算の一部を「生存学」若手研究者グローバル
活動支援助成金に充て、若手研究者のグローバル研究活動を支援しています。
これまでの採択者一覧は以下のページからご覧いただけます。
http://www.arsvi.com/a/w.htm#2
また、上記活動などを支援するため、「アカデミック・スキルズ」頁を作成し、
海外学会情報などを掲載しています。
http://www.arsvi.com/d/as01.htm

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【3】拠点関連のイベント・研究会
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□院生プロジェクト企画──────────────────────
「甦るカンボジア——伝統織物の復興が、“暮らし”と“森”
の再生に至るまで」
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本拠点の院生プロジェクト「労働問題・不安定生活・保証所得をめぐる国際的
研究」では、このたび2011年1月18日(火)~1月23日(日)、10:00~16:00に
本学国際平和ミュージアム 中野記念ホールにて内藤順司氏撮影のクメール
伝統織物研究所(IKTT)の伝統の森の写真展を開催し、写真ならびに布の
展示を行います。
また、本企画にあわせて、2011年1月16日(日)14:00より内藤順司氏、
2011年1月22日(土) 14:00より森本喜久男氏(IKTT所長)による講演会
を本学国際平和ミュージアム で開催する予定です。
詳細は以下をご覧下さい。
http://www.arsvi.com/a/20110116.htm

◇院生プロジェクト「労働問題・不安定生活・保証所得をめぐる国際的研究」
のウェブページ
http://www.arsvi.com/o/w04.htm

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【4】 編集人後記
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あけましておめでとうございます。
昨年4月より配信をはじめました、本メールマガジンもあっという間に16号
を刊行する運びとなりました。いつもご愛読有難うございます。
今年の正月はいつもにも増して寒さが厳しいですが、みなさまもどうぞ
お身体ご自愛くださいませ。
本年も引き続きご愛読のほどよろしくお願いします。        (片岡稔)

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◇立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点ウェブサイト
http://www.arsvi.com/
◇立命館大学生存学研究センター
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/ars_vivendi/index.html

■発行者:立命館大学生存学研究センター センター長 立岩 真也
〒603-8577京都市北区等持院北町56-1
TEL: 075-465-8475 FAX: 075-465-8342
E-mail: arsvive2010@gmail.com

■編集担当:片岡 稔(プロジェクト・マネージャー)
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このメールマガジンは、以下のサイトのご協力により発行しています。
『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
アドレスの登録・解除はこちらから行えます
http://www.mag2.com/m/0001126512.html

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このメールへのご意見ご感想は、e-mail: arsvive2010@gmail.com まで

おっ、「自己理解」が出てきたゾ。 精神衛生のセルフ・ケア

2011年01月08日 21時14分10秒 | 難聴一般
ワークブックに「自己理解」という言葉が出てきた。

「障害受容」は、心理学用語かもしれないが、障害者当事者に一方的な「受容」(=我慢)を強いるようなイメージがあるので、「自己理解」という言葉で表すように考えていた。

「介護者は自分の感情に焦点を当てて『自己理解』に努める」とある。それに続けて「適切に自分の感情を表現する機会を持つなどストレスを発散する工夫をし、個人衛生に留意すると同時に、職場環境を整備することが大切である。」

自己覚知はもっと広い自制的行為を指す。
「『自己覚知』とは、社会福祉援助において援助者が、自らの能力、性格、個性を知り、感情、態度を意識的にコントロールすることである。」(「介護福祉士受験ワークブック上2011、中央法規、P290」)

難聴者は、日頃のコミュニケーション不全により多大なストレスをため込むので、コミュニケーションの改善方法とともに、セルフケア方法も学ぶ必要がある。


ラビット 記

ケアプランと介護計画の課題の性質は違うって?

2011年01月08日 19時41分01秒 | 難聴一般
「ケアマネジメントは、利用者が抱える個別の生活上のニーズを確認し、それを解決するために、利用可能な社会資源を活用していく一連のプロセスのことを指す。地域ケアにおける効果的な援助の技法であり、介護保険法に導入された。」(「介護福祉士受験ワークブック上2011」、中央法規、P296)

介護保険制度では、施設においては施設が「ケアプラン(施設サービス計画)」を、在宅においては「ケアプラン(居宅サービス計画)」を作成し、利用者にサービスを提供していく。

介護過程における介護計画(個別援助計画)は、ケアマネジメント過程におけるケアプラン(居宅サービス計画)と同一のものではない。ケアマネージャーが組み立てたケアプランに従って、介護の立場から利用者の生活課題を解決する方法を示したものである。
(同P297)

【ケアマネジメント過程】
「ニーズ確定・課題分析」→「ケアプランの策定」→「ケアプランの実施」→「モニタリング」→最初に戻る
(同P296)

【介護過程】
介護過程の要素は、①アセスメント(情報収集と問題の明確化)、②計画立案、③実施、④評価により構成される。
これは、ケアマネジメント過程と同じ問題解決手法である。両者の違いは、解決すべき利用者の課題の性質が異なることである。
(同P297)

この課題の性質の違いというのは、ケアマネージャーの作成したケアプランが利用者生活全体を支援する計画であるのに対して、介護計画は生活介護、身体介護の具体的な内容を示したものということだろうか。

実際の介護業務に関わったことがないので、ケアプランも介護計画も見たことがなく、いまいち理解に確信が持てない。


ラビット 記
※昨日今日と快晴が続く。寒さも厳しい。昨夏の熱波が恋しい。

国内外の難聴と難聴運動者の情報をDINFに。

2011年01月08日 18時42分07秒 | 難聴一般
年々予算が削減されているが、障害者主体の情報データベースとして、貴重なものだ。

しかし、聴覚障害者、それも難聴者に関わる情報が少ない。翻訳と掲載のリクエストを増やしていこう。


ラビット 記

□■障害保健福祉研究情報システム
Disability INFormation Resources (DINF)□■
DINFは、障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、国内外から広く関連する情報を収集し、日本語版及び英語にて提供しています。
★日本語版
http://www.dinf.ne.jp/
★英語版
http://www.dinf.ne.jp/doc/english/index_e.html
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今日は快晴。

2011年01月08日 17時46分37秒 | 難聴一般
今日は新年3連休の初日。渋谷駅頭では東急系列の新しいビルの建築がだいぶ進んでいた。
午前中は会議と移動。

午後からミスドで学習。ワークブックを再読すると、模擬試験問題や過去問などをやる前に引いたアンダーラインがポイントを外れているのが多いのに気づいた。

試験問題が必ずしも介護福祉士の業務に最重要事項を問うものかどうかは分からないが、ワークブックには試験で再三問われていたことがちゃんと載っていた。

うーむ、最初に過去問をやれば良かったのか分からないが今は再学習に務めるしかない。


ラビット 記
※成人式が明日か明後日。今日は振り袖姿は一人しか見かけなかった。

「介護の社会化」がワークブックに載っているが。

2011年01月08日 16時00分49秒 | 難聴一般
受験用ワークブックには、介護の社会化について説明があるが、現実の政治は反対の方向に進んでいる。

「『介護の社会化』とは、家族の小規模化や老々介護の問題などで、一家族で介護を行うことが困難な状況にあることから、国民に共通する生活リスクを社会全体で分担し、介護が必要なときに十分なサービスを利用できるシステムを社会の仕組みの中に構築していくことを言う。
介護保険制度は、介護の社会化をはかることを大きな目的としている。」(「介護福祉士受験ワークブック上2011」、中央法規、P284)

介護認定が厳しくなり受けられるサービスが少なくなる、見守りで入浴が出来ていると自立度が高いと見なされるが入浴のため疲労して入浴後ほとんど自立できない状態になることは評価されないなど判定が一面的な問題が指摘されている。


ラビット 記

消費税増税で障害者福祉は拡充されない。

2011年01月08日 13時58分13秒 | 難聴一般
新年早々、財界が消費税増税の大合唱。

「抜本的税制『改正』のために消費税拡充の議論は避けて通れないし、社会補償制度の設計も今年(2011年度)中に結論を得る努力が不可欠だ」(桜井正光経済同友会代表幹事の年頭所感)。

これを受けて「社会保障改革は大変重要な課題だ。医療、介護などについての方向性を早急に詰める必要がある」(細川律夫厚生労働相、12/27「社会保障本部」の初会議で)と税と社会保障の「一体改革」について2011年4月中にも厚労省案を目指す意向を表明。

財政が立ち行かないと言いつつ、法人税5%減税し、消費税増額というのは誰の目にも大企業優遇なのは明らかだ。
消費税は大企業は販売価格に転嫁しているので負担していない。負担するのは末端の最終消費者だ。これに低所得者も障害者も皆含まれるのだ。

財界は二言目には国際競争力と言う。しかし国際進出した企業はその理由を国内の税高負担をあげている企業は少なく、その国の需要に答えるのが一番多いというアンケート結果がある。

消費税増額やTPPに不退転の決意で取り組むと明言する菅首相の頭の中はどうなっているのか。

昨年10月段階で大卒の4割が就職の内定がない。社会の閉塞感は相当なものだ。
5日のテレビの生放送のニュース番組に菅首相が出たとたん視聴率がガタンと下がったことが報じられていたがさもありなん。

障害者、高齢者福祉などの社会保障が消費税で解決できるという幻想は障害者は誰も持っていない。


ラビット 記
※街中の飲食店のランチが680円、780円とずいぶんと安くなっているがこれは別格。1/17まで。

ろう、難聴者の参加する会議の情報保障

2011年01月08日 13時01分11秒 | 難聴一般
新年最初の聴覚障害者関係団体の会議があった。

このところ欠席していたが磁気ループのマイクを使うようになっていた。難聴者協会の委員が手話の読みとりが不得手なので要求したようだ。

ろう団体の前理事長が司会だがピンマイクを付けて発言している。手話関係団体の委員はマイクを使う習慣がないのでマイクなしでしゃべろうとする。
ろう者の委員の発言は事務局が読みとり通訳する。これまでも要約筆記者のために読みとり通訳していたのでマイクにしゃべればすむ。

ふーむ、これは相互理解の一つの現れかと感心した。

センターの設立当初から磁気ループはあったが使われていなかったのだ。メーカーはパナソニック。


ラビット 記

電子広告媒体デジタルサイネージのアクセシビリティ

2011年01月08日 13時01分07秒 | 難聴一般
あちこちの駅の通路に薄型テレビモニターがある。
よく見るとデジタルサイネージとあって?だ。
どうやら広告媒体のようだ。

業界団体等で新しい広告媒体として注目されているようだが、そのアクセシビリティがやはり問題になる。

広告だから見なければ良いではないか、音は出ていないから良いではないか、文字だけだから分かるではないかと考える向きもあろうが広告であってもメディアである以上、アクセシブルなものでなければいけない。
視覚障害者向けに音声を出したり、磁波で内容を伝える必要がある。

アクセシブルな公共メディアが街中に出現する意味はある。


ラビット 記
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別の駅のデジタルサイネージ。

調停への要約筆記派遣拒否に年早々激論に。

2011年01月08日 10時15分14秒 | 難聴一般
都内C区の難聴者が裁判所の調停に要約筆記者の派遣を依頼したところ区が費用の負担を拒否した問題を協議した。
派遣要綱に裁判、調停等が営業行為や宗教行事とともに派遣対象とならないとある。

本来は裁判所が情報保障をするべきだ。しかし、現在は聴覚障害者の情報保障は規定がない。通訳費用は訴訟費用として敗訴した側が負担するという考えもあるが、通訳聞こえない人が聞こえる人と対等に権利を行使するのに必要なもので、この費用は裁判所の経費として負担すべきものだろう。

一方、行政は民事不介入の原則があるというが、調停という生活の現場に聞こえないことで不利にならないように派遣するサービスは民事介入とは別のものだ。
行政は裁判所の制度が整っていない現状では、区民の権利保障のためにコミュニケーション支援事業を積極的に適応するのが普通だろう。

都内の区市が派遣要綱に裁判、調停を派遣しないケースとしてないばかりか、派遣対象の例としてあげているところもあるくらいだ。

この区の派遣要綱は、手話通訳も音訳者の派遣も同じように適用される。平成18年の要綱だからまだ新しい。


ラビット 記
※このカレー店の巨大なナンはほんの少し甘みがあり美味しい。