障害者制度改革推進会議は、障害者基本法の改正に対して「第二次意見」をまとめて、政府に提出した。
第二次意見は、冒頭第二次意見をまとめるに至った経過について記してある。第一次意見が制度改革の課題を基本的課題、横断的課題、個別的課題に分けて、取り組むスケジュール(制度改革の工程表)を明らかにした。
基本的課題が障害者基本法の改正で、横断的課題が障害者差別禁止法、個別的課題が総合福祉法の成立としている。
第二次意見は、障害者は基本的人権の享有主体であることの確認を求め、地域社会でともに自立した生活を営むことが確保されたインクルーシブな社会を目的に改正するよう求めている。
重要なことは「障害者観」の転換だ。これまでは障害者が障害を克服して社会に適応する努力を求められてきたが、障害者が参加を制限、制約される原因は個人ではなく、機能障害を持つ人と社会的障壁との相互作用の結果とする包括的な障害の定義を示した。
障害の定義を始めこれらが障害者基本法に反映されることは個別法の性格や規定にもつながるので極めて重要である。
しかし、政府各省庁の考え方が推進会議の検討経過をもひっくり返すようなことが明らかにされている中でその動向に気をつけたい。
ラビット 記
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日本身体障害者団体連合会主催セミナーのご案内を配信いたします。ご参加ください。
記
日時:平成23年2月10日(木)午後13:30-17:00
主催:日身連、中央障害者社会参加推進センター
申込み締切:2月8日(火) 期日までに必要事項を記入しお申込み下さい。
プログラム案
講演「障害者制度改革の推進のための第二次意見の展望について」(仮称)
講師: 東 俊裕 氏
セミナー「障害者総合福祉法(仮称)への期待~第二期作業に向けて」
第二次意見は、冒頭第二次意見をまとめるに至った経過について記してある。第一次意見が制度改革の課題を基本的課題、横断的課題、個別的課題に分けて、取り組むスケジュール(制度改革の工程表)を明らかにした。
基本的課題が障害者基本法の改正で、横断的課題が障害者差別禁止法、個別的課題が総合福祉法の成立としている。
第二次意見は、障害者は基本的人権の享有主体であることの確認を求め、地域社会でともに自立した生活を営むことが確保されたインクルーシブな社会を目的に改正するよう求めている。
重要なことは「障害者観」の転換だ。これまでは障害者が障害を克服して社会に適応する努力を求められてきたが、障害者が参加を制限、制約される原因は個人ではなく、機能障害を持つ人と社会的障壁との相互作用の結果とする包括的な障害の定義を示した。
障害の定義を始めこれらが障害者基本法に反映されることは個別法の性格や規定にもつながるので極めて重要である。
しかし、政府各省庁の考え方が推進会議の検討経過をもひっくり返すようなことが明らかにされている中でその動向に気をつけたい。
ラビット 記
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日本身体障害者団体連合会主催セミナーのご案内を配信いたします。ご参加ください。
記
日時:平成23年2月10日(木)午後13:30-17:00
主催:日身連、中央障害者社会参加推進センター
申込み締切:2月8日(火) 期日までに必要事項を記入しお申込み下さい。
プログラム案
講演「障害者制度改革の推進のための第二次意見の展望について」(仮称)
講師: 東 俊裕 氏
セミナー「障害者総合福祉法(仮称)への期待~第二期作業に向けて」