難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

久しぶりの雨!! 試験直前に混乱させないで。

2011年01月23日 23時31分00秒 | 難聴一般
国家試験合格、虎の巻を再読していたら、問題と解答が合わない。
「高齢者は加齢とともに体験に基づく流動性知能が高まる」は、体験に基づくのは「結晶性知能」か「言語性知能」が正しいはずだが、解答は「流動性知能」が間違いで「動作性知能」が正答となっている。
「流動性知能」と「動作性知能」は同じものだ。

それに文末が「高まる」のままではおかしい。
ワークブックでは「言語性知能は比較的維持される」となっている。

試験直前に混乱させないで欲しい。


ラビット 記
※ミスドを出たら、雨だ。何日ぶりか。インフルエンザとかウィルスの活動が抑制され、花粉症も収まるという意味でラッキー。

誕生年と社会福祉施策の動向

2011年01月23日 20時12分20秒 | 難聴一般
生まれた年の1951年に「社会福祉事業法」が制定された。前年1950年には新生活保護法。

1946年旧生活保護法、1947年の児童福祉法、1949年の身体障害者福祉法で福祉三法体制が確立。
これは昭和20年代。

同じ1951年頃、デンマークのバンク・ミケルセンが知的障害児の親の訴えを聞いて、ノーマライゼーションの理念を明らかにした。
これは1959年のデンマーク法に導入された。

日本では、1959年に国民年金法が成立、前年1958年の国民健康法と合わせて、国民皆保健・国民皆年金体制が出きた。


ラビット 記
※これを飲むと身体がカーッとするが何が入っているのか。カフェインかなあ。

東大人工内耳シンポにおける成人装用者の役割

2011年01月23日 19時36分57秒 | 難聴一般
2月6日の東大人工内耳シンポのパネラーは成人装用者ばかりだ。4人のうち3人が「先生」。

シンポジウムの後援団体が教育関係団体だけ。これは主催者の意図が人工内耳に関する様々な知見を難聴児者の親、教員に提供したいということがある。

親や教員が得る情報は医師やSTのものが多く、実際の装用者の「声」からそれ以外の情報を得て欲しいということだと考える。

人工内耳を装用した乳児、子供はその状況を親に伝えることができない。成人からどのように聞こえているのか、どのように聞こえるようになっていくのかを聞きたいということか。
発表の骨子が示されている。
1)人工内耳の選択を決定づけたことは何でしたか。
2)手術後初期の人工内耳の効果はどのように現れましたか。
3)現在に至るまで人工内耳の効果について、特徴的なことや聴能の発達変化はどのようなものでしたか。
4)自らの人工内耳の効果や聴能評価を知るに当たって、どのような方法や観点をもって測られますか。
5)補聴器と人工内耳の効果(あるいは限界)について大きな違いは何ですか。
6)今後の人工内耳および人工内耳を取り巻く課題について、何を望みますか。

必ずしも、乳幼児、児童の装用決定に参考になるかどうか分からないが、主催者の意図に沿って多角的な視点を提起するつもりだ。


ラビット 記

聴覚障害者のコミュニケーション手段に関する・・

2011年01月23日 18時53分01秒 | 難聴一般
聴覚障害者のコミュニケーション手段に関する問題。
適切なものはどれか。
1 筆談は、短時間で微妙なニュアンスを伝えることができる。
2 初めて補聴器を装着したときから健聴者のように聞こえる。
3 恒例になってからの中途失聴者には、手話や指文字が適している。
4 残存聴力のある場合には、人工内耳が効果的である。
5 ファックスやメールは、通信手段として有効である。

これは間違えられない。
間違っているものはみな反対になっている。
聞こえる人の感覚では間違えるかも。


ラビット 記
※やっと甘くない製品を見つけた。しょう油味ポンデリング。30日までは100円セール。平日はカフェオレとドーナツで330円だが休日は420円もする。

東大人工内耳シンポの「体験的聴能論」に違和感

2011年01月23日 16時14分21秒 | 難聴一般
2月6日に東大の人工内耳シンポの「体験的聴能論」で、なぜ「体験的」なのか、なぜ「聴能」だけなのか、疑問を呈したい。

障害者の権利条約の批准を目指し、障害者制度改革推進会議で第一次意見に続いて、第二次意見を提出したり、精力的に活動しているがこれに関わっている立場からは、かなり違和感を覚えるテーマだ。

「体験的」というのは人工内耳がこれまで医師や医療関係者等からの聴力レベルや言語弁別能力のデータから評価されていることに対して、人工内耳装用者の立場からデータにならないことを提示することを期待されているようだ。

難聴者を「聴能」からだけ論じるのはもはや障害者施策論からは死語に近い「医療モデル」だ。
医療リハビリテーションの一つとしても、リハビリテーションは全人間的な復権を意味し、教育リハビリテーション、社会リハビリテーション、リハビリテーション工学など総合的に進めるのが常識となっている。

「聴能論」の誤りは、「聴能」は非常に周囲の環境に影響されやすいということだ。
これこそ難聴という障害の最大の特徴であり、比較データを作るためには一定の環境下におかなければならない理由となっている。
そもそも、人工内耳による聴能は発達するということが最大の特徴ではないか。これこそが人による聞こえの違いを生み出している。
とすれば発達過程にあるある個体の聴能を比較すること自体意味がない。人工内耳装用何年目といってもそれは人それぞれであり、その発達過程における差異を取り上げてどうするのか。

障害者権利条約は、障害の種類や程度によらず、障害を持たない人との権利を国や地方公共団体の責務を求めるものだ。
一人一人がニーズが異なり、これに適合する措置が「合理的配慮」だ。「合理的配慮」は単なる対応、配慮ではない、その人にあった個別的な措置のことを言う。でなければ権利は守れないからだ。

人工内耳装用者はその時点における聴能とそれに起因する問題解決のために適切な支援を受ける権利があり、医療、教育、福祉など社会サービスを関係機関は連携して当たる必要がある。

もう一つの誤りは、人は聴能だけで生きていないということにつきる。健聴者でも他の障害者でも社会生活におけるコミュニケーション、労働は「聴能」だけではない、態度、姿勢、表情、その他の非言語コミュニケーションを用いているし、学習で獲得した知識、体験、感性を駆使しいているからだ。

ICFモデルの生活機能分類で難聴者の生活機能を見る場合、人工内耳は「心身機能・身体構造」の改変だ。人工内耳のマッピングは聞くという「心身機能」に対する作用になる。
人工内耳で物音を聞いて反応(思考、行動)する、誰かと話をする(言語コミュニケーション)、社会生活単位で集まりに参加する(社会的活動)、教育を受ける、就労するなどが「活動」、「参加」の部分にあたる。

さきに見たように、人工内耳装用者はその発達段階における聴能で生活の場面場面でどのように対応すればよいのか、どういう社会資源を利用するのか、どのような自尊感情を持つべきかなど、理解して対応できなければならない。これが社会生活力(SFA、ソーシャルファンクショナルアビリティ)だ。
今求められるのは社会生活力を身につけることを権利として要求し、制度化することだ。

私たち障害者側も総合的に理解し、ニーズを明確にする力を求められている。このこと自体エンパワメントを受ける権利があることを自覚する必要がある。

受験勉強しながら考えた。


ラビット 記

試験直前対策講座資料に集中 

2011年01月23日 13時41分26秒 | 難聴一般
あと1週間なので、新しい試験問題やテキストに取り組む余裕はないので過去問を通じて各科目内容を覚えることに徹する。
11月27日、28日の「受験直前講座の資料」を再読、再々読するしかない。

社会福祉概論、老人福祉論、障害者福祉論など小椋教授の講義分は再々読完了(2回目終わり)。社会福祉援助技術は再々読中(1回目終わり)。他の先生の医学一般、精神保健、老人・障害者の心理、介護概論などはこれから再々読(1回目終わり)。

あとのレクリエーション論、リハビリテーション論、形態別介護技術論、事例問題は模擬試験とワークブックで再学習完了(1回目終わり)としておく。
全科目模擬試験解答集で再学習したことにすれば再々読は2回ではなく3回学習完了になる。

しかし、還暦一歩手前なので何回学習しても頭に残らないんだよね。短期記憶を繰り返すことで長期記憶になるとか、言語性知能は加齢しても維持されるって、疑問。
ほれ、言語性記憶ではなく、言語性知能だっちゅうの。
とほほ。


ラビット 記
※リラックマの抱いているのはドーナッツ。勾玉に見えたのは神頼みの心境だからか。

社会生活力プログラム 難聴者版の開発へ

2011年01月23日 11時39分14秒 | 難聴一般
昨日、東京都の聴覚障害者コミュニケーション教室で、「中途失聴・難聴者の障害と向き合う~社会生活力プログラム」について、筑波大学奥野英子先生の講演があった。

社会リハビリテーション、障害者福祉、障害者施策の説明の後、社会生活力は障害者自立支援法の相談支援事業の中身になっていることが紹介され、中途失聴・難聴者の社会生活力プログラムの必要性、開発の方法など講義された。

中途失聴・難聴者版の社会生活力プログラムはまだない。


ラビット 記

ここはなんだあ?!スタバが学習ルーム?

2011年01月23日 11時26分47秒 | 難聴一般
昨夜夜10時前の新宿ルミネ5階のスタバは学習ルームみたいだった。FPファイナンシャルプランナーの受験学習書を広げている人、レポートを書いている人、英語の本を読んでいる人、パソコンと建築模型まで持ち込んで図面を書いていた人までいた。
大学内外にスタバを開けば満席だな。聴覚障害者が運営するビジネスはどうだろう。スタバ社の障害者雇用率はどのくらいだろう。タリーズにするか。国会内に開く。試験時期しか満席にならない?
ラビット 記