難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳の音入れの前に

2007年12月03日 23時14分01秒 | 人工内耳
071201_1427~001.jpg071201_1404~001.jpg今回の人工内耳の音入れは、両方ともまったく聞こえない場合の人工内耳とは違うケースになる。

文章の語音弁別率が静かな環境下だが90%近くとある程度補聴器の効果がある右耳に加えて、補聴器を使ってこなかった左耳に補聴器ではなく、人工内耳を付けることになる。
今まで聞こえて来なかった左耳に何らかの音が入るわけだ。
107dBという高度難聴だと補聴器の出力は限界に近い。私の場合、歪みなく、ハウリングも起こさないで聞こえるようになるのは難しいと思う。

文章の語音弁別率がが50%近くだった左耳に人工内耳を使って、それより良くなるのか?

右耳の補聴器だけの聞こえがもう片方の人工内耳を使うことで、聞こえはどのように変わるのか、右耳の聞こえと左耳の聞こえは頭の中でどうなるのか?

聞きなれた人の声や歌、テレビはどう聞こえるのか?
すぐある程度聞こえるのか、時間が必要なのか。

聞こえるならば、人との話し方がどう変わるのか。
周りの対人関係はどう変わるのか?


我ながら「興味」は尽きない。


ラビット 記 



人工内耳の適合基準の欧米との違い

2007年12月03日 15時36分32秒 | 人工内耳
071202_0758~001.jpgアメリカの人工内耳関係者に、欧米と日本の人工内耳の適合基準の違いを聞いてみたら、それは保険制度の違いだ、もっと言えば「お金!」の問題だと。

言語的あるいは聴覚医学的な答えを予想していたので、戸惑ったがなるほど明快な答えだ。


Your activation(hook-up)はいつかと聞かれて何のことか分からなかったが、ウィキペディアを見ると接続、特に電気的な接続とある。「音入れ」はいつかと聞いていることが分かった。

Just tomorrow!と答えよう。


口の中は相変わらず、金属の味だが少し甘味を感じるようになった。


ラビット 記
写真は、自分で焼いたホットケーキ。




難聴者の聞こえない音 コピー機

2007年12月03日 12時49分20秒 | 生活
071203_1237~001.jpgオフィスのコピー機の前でプリント出力が出ないなと立っていたら、女性が紙を継ぎ足してくれた。

コピー用紙がなくなるとピッピッと音が鳴るそうだ。


トラブルがあるとどこどこを見て下さいとか細かいメッセージはあるのだが、「用紙がありません」というメッセージは出ないので、知らなかった。


ラビット 記




アップルのiPhoneは補聴器非対応か?

2007年12月03日 08時26分43秒 | 機器について
071202_1755~002.jpg071202_1752~001.jpgコクレア・アメリカの友人に人工内耳と携帯電話やテレビ、携帯音楽装置などの各種音声装置との接続について聞いたところ、アメリカには電話のような通信機器は補聴機器と接続が出来なくてはいけない法律(1996年の通信法第255章)があり、補聴器につなげられるものは人工内耳にもつなげられるということだ。

その中で、thd new Apple phone(iPhone)は補聴器非適合のため、Appleは対応に迫られるだろうと書かれていた。


日本でいつ販売されるか分からないが本家に合わせて補聴器適合にしなければならない。
日本にも、通信機器のアクセシビリティを規定したJISがある。情報処理装置と電気通信機器には全難聴など障害当事者団体が関わって作成されたものだ。

http://www.jsa.or.jp/stdz/instac/commitee-acc/WG3/Docs/Guide_X8341_20070111.pdf
○情報通信機器のアクセシビリティに関する調査研究委員会 JEITA
JIS X 8341-2 第2部:情報処理装置 
○情報通信アクセス協議会 CIAJ
JIS X 8341-4 第4部:電気通信機器
○JBMIA 情報アクセシビリティ委員会
JIS X 8341-5 第5部:事務機器


ラビット 記
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iPhone日本上陸に一歩近付く! AT&Tトップが08年の3G版登場を明言
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/11/30/010/

iPhoneの先進性とユニバーサル・デザインとの関係
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20071001/283448/?P=1