難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

バリアーフリーでない地デジテレビが40インチで10万円以下 

2007年12月30日 17時07分46秒 | 機器について
071229_1327~001.jpg071229_1339~001.jpg3波のデジタル放送が受信出来るテレビが40インチで10万円以下というのは安い(写真は某大都市の量販店)。

「やはり画質が問題にならないようです」という人はいても、今のアナログテレビ、ブラウン管テレビを見てきた人にとっては多少画面がちらつこうが動きのある映像が流れようが十分かも知れない。案外売れるかも知れない。

しかし、これで地上デジタルセットトップボックス(簡易チューナー)の価格が問題になる。


くだんの人から「損はないと思う。取り付けはいつもは日立がやりますが、今回は休みに入ったので自分で箱開けて出してつないでください、家庭サービスみたいなものですね」って。
よし、平均的な中年のオジサンが何分で設置出来るかタイムトライアルだ。ついでに取り扱い説明書の理解しやすさもレポートしよう。

明日も正月も出勤の上、年開け早々の講演の準備もあるので時間はかけられない。


ラビット 記
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ダイナコネクティブ、9万円台の40V型液晶テレビ、地デジ・BS・110度CSも可 2007年12月28日

ダイナコネクティブ(金鳳浩代表)は12月28日、地上デジ
タル・BS・110度CSが視聴可能な40V型液晶テレビ
「DY-40SDK350」を、 08年1月1日から発売すると発表した。
価格はオープンで、実勢価格は9万9800円前後の見込み。

ディスプレイには、画素数1366×768のワイドXGAを採用。
輝度500cd/m2、コントラスト比2000:1で、くっきりと
鮮やかな映像が視聴できる。視野角は上下左右ともに178度。
地上デジタルチューナーのほか、地上アナログ、BS・110度CS
デジタルのチューナーを内蔵し、デジタル 放送は電子番組表
(EPG)、字幕放送、データ放送に対応する。

インターフェイスは、HDMI端子を2基やD4映像端子を1基、
PC入力端子が1基などを装備する。本体はアンダースピーカー
デザインで、カラーはブラックを採用した。

40V型で10万円を下回ったのは業界初。イオンをはじめとした
大手小売業で販売を開始し、順次大手家電量販店で販売する
予定。
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200712280020.html



放送バリアフリー 地上デジタルCATV周波数変換パススルー知らないって 

2007年12月30日 15時15分50秒 | 機器について
071229_1333~001.jpgデジタル放送のバリアフリーを言うからには実際に見ていないと分からないこともある

店員は画面の美しさや白の発色の違いなどを説明するが、こちらは字幕放送が映す操作が簡単か、字幕の見易さなどを確認した。

字幕は一度onにすれば固定されることがわかった。店頭では字幕はoffに固定されていたので字幕放送のあることが顧客には分からないのだ。

選んだ機種はHDDで字幕のまま録画モードを選べば録画が出来ることが決め手になった。
字幕の文字もふちどりのある字体で見やすい。


いざ発注しようとして自宅の団地はケーブルテレビだが地上デジタル放送が受信出来るか分からない。
店員は管理事務所に聞けばとつれない。
自宅に戻って聞くと来年4月からと言う。もうだめかと諦めつつ再度ネットで調べると今年の4月からに繰り上げになっている。

●地上デジタルCATVパススルー(周波数変換パススルー)
対応テレビのご案内 2007.5.1現在
平成19年4月1日(日)から開始しております地上デジタルCATVパススルー
(※1周波数変換パススルー)対応のデジタルテレビにつきましては、現在
各メーカーから対応機種が順次発売されておりますので、 製品パンフレット又は販売店ご確認のうえ、デジタルテレビをお買い求めください。
注  地上デジタルCATVパススルー(周波数変換パススルー)または「CATVパススルー対応(VHF、SHB、UHF)」
表示の製品は同等品で地上デジタル放送をご覧になれます。

パススルー方式は周波数変換とそうでないのがあるが普通の人に分かるかしら。分からないって。

最小限の機能を持つというデジタル放送総務省とデジタル放送推進協会が受信チューナーの規格を発表したが、字幕放送は見られるんでしょうね。プレス発表の資料には「字幕・スーパー」ってあるが字幕放送のことかしら?大丈夫?


ラビット 記
写真は購入した機種とは別。



「難聴者の生活」今年の5大ニュース

2007年12月30日 12時29分24秒 | 生活
071228_2058~001.jpg071230_1045~001.jpg1.国連障害者権利条約の政府署名

2.人工内耳手術と装用開始

3.要約筆記事業の市町村施行

4.全難聴要約筆記事業の実施

5.放送バリアフリーの取り組み

6.番外 母の入所

(説明)
公私に関わる聴覚障害者関係の5大ニュース

1の障害者権利条約の要約筆記に関わる条項を盛り込むために3回も渡米したので、政府の署名には感慨深いものがある。

2の人工内耳は定年後の仕事のことを考えて決断したが聞こえについて新しいことも分かり、コミュニケーションについて考えることも出来た。

3は要約筆記派遣がが公的なサービスになったことは難聴者の自立に意義が大きい。人工内耳のための通院や法事にフルに活用した。

4は、要約筆記の難聴者の普通に生きる権利の保障として制度化を目指した事業だ。議論の積み重ねが意識の転換を促す。

5は字幕放送普及を郵政省に働きかけてから17年。指針が出てから10年。当時は紅白や正月番組を字幕放送で見るのが夢だった。再び指針策定に関わると思わなかった。

6は母が認知症になった母が福祉マンションで暮らし始めたが弟と妹、母に負担をかけたことに胸が痛む。


今年は好きな猛暑が続いて幸せだったと言ってひんしゅくを買ったり、年末にデジタルテレビを買ったこと、地方に講演に行ったことなども印象に残った。


ラビット 記



人工内耳で時計の音が聞こえた。

2007年12月30日 00時54分33秒 | 人工内耳
071230_0028~001.jpg12/31 深夜、部屋を片付けていたら、何かチッチッというような規則正しい音がする。
何の音かと探してみたら壁にかかっていた時計の音だった。子供の時に時計を耳につけて聞いたような記憶があるが、普通に聞いたのは生まれて初めての時計の音だ。
これが時計の音かと思うとカチカチと聞こえる。擬音にそって聞こえるのは意識の問題みたいだ。
(P3V9S12)

ボリュウムをV0まで下げても感度S8で聞こえるが感度S7は聞こえない。ボリュウムをV9に戻して感度をS6まで下げると聞こえない。試しに補聴器の音を最大にしても聞こえない。

前にPHSのキーを打つ音が電車の中で聞こえるのは錯覚かと思っていたが、やはりチッチッと音がしている。

ふすまを隔てた隣の部屋のいびきも聞こえる。
人工内耳を外すと静寂の世界だ。


ラビット 記