難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

左耳の補聴器の装用の聞こえは? 人工内耳の検査中

2007年09月04日 10時19分56秒 | 人工内耳
070901_1652~001.jpg左耳の補聴器の効果を見るために使っていなくてはならないが、この三日間使っていなかった。

生まれてこの方使ってこなかった耳で聞くというのは自覚的難聴者にとって、エキサイティングな体験だ。

いつもの右耳の聞こえに、左耳の聞こえが入るのはコーヒーにクリームを流したマーブル模様ではない。ゴムボールをくるんだタオルのようでもあるし、ソフトクリームにブツブツ差したポッキーのようなものにも感じる。

まだ、頭の中ではどの音が左のかが分かるとは言えないが、ある人の声は左から聞こえるようであり、ある音は左にキンキン聞こえる。


070901_1646~001.jpg左耳の補聴器を使わなくなった理由に思い当たった。
勤務先の電話には拡声機能があるがそれでも聞こえない時にはPHSで聞く。左右に補聴器をしている時は右のボリウムを下げているので、そのつどまたあげなくては聞こえないからだ。

来週、診察を受けるので再度使ってみよう。今日は、会社の会議もある。

ラビット 記
最初の写真は、新宿区四谷の路地にある立ち食い寿司屋
二枚目の写真は、新宿区四谷荒木町の入り口



補聴器店の調整技師はフィッティングだけ?購入時の説明は?

2007年09月04日 05時45分31秒 | 生活
070901_1941~001.jpg070901_1953~001.jpg補聴器は性能も向上しているが、やはり万能ではない。

難聴者は日常生活の中で一番解決したい聞えの場面を示せば、補聴器調整技能者はそれにあった調整がしやすい。
具体的に示されれば、補聴器が効果的に機能するように解決方法も提案出来る。

日曜日のテレビ番組でも超高齢化社会のシンポジウムでも補聴器の装用には慣れが必要と強調されていたが、初めて補聴器を購入した人にきちんとした説明はあるのだろうか。
慣れるということはどういうことなのか、どうしたら早く慣れることが出来るのか、補聴器に付いている小冊子ではなく、初めての赤ちゃんと同じように丁寧なガイダンスが必要だろう。

それは補聴器店の役割か、公的機関の役割か迷う。というのは補聴器店だとコストに反映すると考えられるからだ。

そこで補聴器の購入は、最初に補聴器店には行かないというシステムが必要になる。
最初に、耳鼻科医の診察を受け、補聴器の適応の診断を受ける。オージオロジストのところで補聴器の効果、限界や使い方、周囲の協力の求め方などをレクチャーを受ける。
補聴器調整技師はオージオロジストの指示に従い調整する。
国や自治体が給付する補聴器は医師とオージオロジストの手を経なければ購入出来ない。

これは、3年前に行ったフィンランドの補聴器販売方法だ。デパートの中にある補聴器店で聞いた際、ここでは補聴器は買えませんと言われて驚いた記憶がある。


ラビット 記