難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

補聴器店の調整技師はフィッティングだけ?購入時の説明は?

2007年09月04日 05時45分31秒 | 生活
070901_1941~001.jpg070901_1953~001.jpg補聴器は性能も向上しているが、やはり万能ではない。

難聴者は日常生活の中で一番解決したい聞えの場面を示せば、補聴器調整技能者はそれにあった調整がしやすい。
具体的に示されれば、補聴器が効果的に機能するように解決方法も提案出来る。

日曜日のテレビ番組でも超高齢化社会のシンポジウムでも補聴器の装用には慣れが必要と強調されていたが、初めて補聴器を購入した人にきちんとした説明はあるのだろうか。
慣れるということはどういうことなのか、どうしたら早く慣れることが出来るのか、補聴器に付いている小冊子ではなく、初めての赤ちゃんと同じように丁寧なガイダンスが必要だろう。

それは補聴器店の役割か、公的機関の役割か迷う。というのは補聴器店だとコストに反映すると考えられるからだ。

そこで補聴器の購入は、最初に補聴器店には行かないというシステムが必要になる。
最初に、耳鼻科医の診察を受け、補聴器の適応の診断を受ける。オージオロジストのところで補聴器の効果、限界や使い方、周囲の協力の求め方などをレクチャーを受ける。
補聴器調整技師はオージオロジストの指示に従い調整する。
国や自治体が給付する補聴器は医師とオージオロジストの手を経なければ購入出来ない。

これは、3年前に行ったフィンランドの補聴器販売方法だ。デパートの中にある補聴器店で聞いた際、ここでは補聴器は買えませんと言われて驚いた記憶がある。


ラビット 記



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