感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

瀬戸内市牛窓町で薪ストーブ設置工事

2015-10-28 21:55:39 | 薪ストーブ工事物語
終わってみれば瞬く間に過ぎた一日。

時間の流れのスピードに戸惑いながら、何とか踏ん張り続ける日々に支えてくれる人がいるという事に何より感謝しています。

さて、倉敷市玉島乙島での新築工事現場は今日は「小野くん」が一人で作業。

コツコツと続けた先に暮らす人の笑顔をイメージしながら懸命に取り組んでくれている様子に工事の方も中盤戦。

外部では外装業者さんが今日もサイディングボードの下地組立てと多くの職人さんたちの想いをひとつに取り組む「家づくり」。

其処には銭金だけではない職人としての意地とプライドも垣間見れる現場状況に、改めて「職人」の積み重ねた力の凄さを実感しています。

そんな現場を離れて「まっちゃん」は「しんちゃん」と一緒に瀬戸内市牛窓にて備前アルミ建材さんの依頼で薪ストーブ設置工事のお手伝い。

既存の住宅の壁に穴をあけて煙突を出す所はやはり大工さんの仕事。

薪ストーブの工事も随分と多く手がけさせていただき、様々な知識や方法などを学ばさせていただきました。

今回も特に問題なく予定通りに工事が進む中、ブログの写真は室内に板を張ってほしいとの要望に杉の羽目板を「まっちゃん」が施工させていただいている所。

無垢の板材を用いる際の最大の難点は天然の木材の動きをどうやって止めてやるかという方法。

昨今は特に規格品など木目調や張り物などが多く用いられる事が多くこれらは比較的、動きの少ないような素材をベースに作られているので大きな問題はありません。

しかし、天然の木材となると若い大工さんの中にはこうした「木の動きを止める」方法や手法を知らない人もいる時代に段々とこうした技法や知恵が若い世代に受け継がれることの少なくなった建築の世界。

こうした事を次の世代に繋げていくのも「今」という時代に生きる人の使命だと・・・

しかし、黙ったままでは何も変わらない時代だけに、自分たちにできる何かを見つけ声を上げ行動する勇気をもたねばと未来へ向けての一歩を踏み出さねばと・・・

少し先の自分たちの夢に向けて考えていく頃になっているのかもしれません。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村 -->


最新の画像もっと見る

コメントを投稿