感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

一番でなくても良い、仲間の為に自分にしかできない事を・・・

2013-02-13 21:32:16 | 林俊文の想い
朝の気温こそ低かったものの晴天に恵まれた一日の始まりはやっぱり気持ち良いですね。

大工さんたちは昨日に引き続き倉敷市での事務所棟の新築現場で大工工事に励んでくれています。

月曜日に棟上げされた、こちらの現場も「しんちゃん」たち三人の大工さんたちの活躍で見る見る内に建物が作られている様子。

最早、現場での大工仕事は大工職人としては先輩の筈の私より今は彼らの方が数段、実力もスピードがあるのだと認めなくては成らない時が近づいているのだと・・・

「自分より若い人には負けれない」と思う気持ちは、もちろん自分の中にはあるのですが彼らの話を聞き、彼らが書いた日報を読むとその内容は素晴らしいもの。

毎日、朝早くから夕暮れまでコツコツと現場で作業する姿を見ていると、こんな彼らになら負けても良いかと思う次第でも・・・

「プライドは無いのか?」と言われても、他人を素直に認めれない偏屈な「プライド」なら捨ててしまった方がマシ。

しかし彼らにできない事をできるのが私であれば良いと・・・それが会社の組織であり、ひとつのチームのあるべき姿だと思っていますので彼らの成長を羨む事なく心から喜んでいます。

そんな私は彼らとは別行動でいつもお世話になっている設計事務所の先生の依頼にて岡山市で住宅の改築計画のあるお宅の現地調査に同行させていただきました。

基本的に大工なので特に専門的な知識が必要となる「電気」、「水道」の両設備業者さんとアルミ屋さんにも付き添っていただき現地を確認。

あらかじめ図面でイメージしていた工事内容が今日の現地を確認する事でより具体的に分かったのは大きな収穫。

流石に建替えという事で全くの更地に新しく家を建てるのとは訳が違い何かと下準備が必要そうですが、それでも難しいだけに「面白い」と思えるのは、こうした現場。

この「面白さ」が形に成るべくドキドキ、ワクワクしながら先ずは始めの一歩から歩みを始めていきますので、どうぞ宜しくお願いします。

さて、写真はこちらの現地調査の帰りがけにお施主さんの仕事場の外壁が剥がれて落ちそうなので応急手当をして欲しいとの設計の先生のご依頼に答えさせていただいた時の私の作業姿。

意外と想像していた所より高い場所だったのですが、幸いにも出かける前にハシゴを4mか6mで悩み、積んだハシゴが6mの方だったので無事に施工完了。

一緒に現地調査に同行してくれていた電気屋さん、アルミ屋さんも手伝ってくれて本当に助かりました。

さて今日も出会った多くの人が笑顔であってくれた事に感謝して今夜はそろそろ帰宅の路に・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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