感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

自分たちにとっての「建築」という仕事の意味を見失わない

2014-04-10 23:17:41 | 施設改修・改装工事物語
今月も先月以上に多くの「家づくり」に関わる多くの仕事を依頼していただき、建築を生活の糧にしている自分たちには本当にありがたい事。

2010年の9月のあの日、「こうなりたい」と自分たちの未来を夢見て取り組んだ3年と半年という月日を経て夢が現実となった「今」。

いや、想像していた「夢」以上の結果が得られた事に驚きながらも、私たちに関わってくれた多くの人たちに感謝しています。

1分、1秒という時間はどう考えても長いものではありません。

しかし、その1分、1秒の積み重ねがこの3年半月という時を刻んだ事は確かです。

次の2016年の9月にたどり着くべき、未来を目指せば、今も淡々と流れる行く1分、1秒という時間を大切に「今」を途切ることなく積み重ねていくしかないのでしょう。

本日も大工さんたちはフル回転している中、私も今朝は岡山市北区で改装工事が進む某施設さんで今日からスタートするクロス張り替えの工事に立会い。

広い施設内を数箇所に区切ることで一日、一日の作業を目標を決めて達成できる範囲で施工していく予定。

前回までの塗装工事とは異なり施設さんも営業日と言う事で、ルールとマナーを守り作業を進めてくれるように職人さんたちにお願いします。

作業も軌道に乗れば私は一路、岡山市南区の某クリニックさんの改装工事計画を受けての見積書をお届けに上がります。

前回の見積提示で予算オーバーな為に今回は工事の仕様などを変更しての再見積もり。おかげで今回は想定内の予算で納まっているようで一安心。

それでも何度も繰り返す筈もない改装工事ともあり、できる範囲の希望は取り入れたい所でも・・・

特に工事日数を考えれば、どうしてもクリニックの臨時休業も視野に入れてもらう必要もあり、一度で希望を叶えたいと思うのは施主さんでもあるのと同時に私たちに「つくり手」にとっても同じ気持ち。

このクリニック改装工事を通して少しでも多くの「感動としあわせの物語」が先生たち、スタッフさんたち、そして患者さんたちに続いて行くようにと想いを馳せれば私達ができる最善を尽くしたいと思います。

こうした工事計画も長くしていれば良いと言うものでも決してなく、ある程度の進行を目標を立てて計画していかねばズルズルと伸びていく事は大様とある話。

今回はGWまでに工事契約まで進めていく事を目標にさせていただき、次のステップに進んでもらえるよう後押しさせてもらいました。

建築工事となると何かと億劫なことが多いのは致し方ない所ではありますが、まずは工事が始まるまでの問題をひとつひとつ解決するお手伝いをさせていただくのも私たちの仕事でもあるようです。

さて、其処まで話を進めた後はクロス工事が行われている岡山市北区の某施設さんに戻り施工状況の確認と掃除を行います。

今日は何かと不自由をおかけしてしまい、施設の職員さんたちには大変な迷惑をおかけした事をお詫びしつつ明日、明後日の腰壁シートの施工に向けての下準備を内装業者さんと施設の工事担当者さんと打ち合わせ。

その後には私が暮らす地区の公民館の改修工事の計画のお話を役員さんからいただき打ち合わせに出かけます。

取りあえず当社を含めた建築業者二社での入札方式で見積提出からスタートしていく予定。

何分、入札となると価格が低い方が採用されるケースが一般的で私は苦手・・・

受注が目的の安いだけの見積もりをすることは訳なくできる事ですが、安い見積もりで受注した工事が必ずしも建物の為に最善だとは考えれません。

私たちの「建築」の本来の目的は「家づくり」から始まる感動としあわせの物語を綴ることであり、やはりその信念は受注が最終目的になる入札制度でも動かせません。

先ずは週明けの現地確認を行ない価格は二の次にさせていただき、建物の為、地域の人たちの為を最優先でお見積もりさせていただく事にさせていただきますが其処はご理解ください。

さて、明日は土、日曜に控えた見積書の提出に向けて書面の作成に没頭したい所。

其れでもまだ、数社の業者さんからの業者見積が届かない工事もあり、落ち着けないのは毎回のこと、今夜は待っても送られてくる様子もなさそうです。

今日は慌しく動き回った一日にブログ用の写真を撮影し忘れ、「まっちゃん」が送ってくれた倉敷市玉島での解体工事の様子を添えてのブログの更新に・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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