感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

売って終わり、作って終わりでは意味を生まないモノづくり

2013-03-27 19:23:28 | モノづくり挑戦物語
雨の一日と成った倉敷市、そんな一日も大工さんたちは某ゼネコンさんからの依頼を受けての工事に朝から現場へ出動していきます。

建築業での雨というと屋外の工事が出来なかったりするケースもあり良いイメージが沸かないのですが、全く雨が降らないのは大問題。「こんな日もあるさ」と割り切って雨の中でも淡々と出来る事をするしかないようです。

都窪郡早島町での住宅リフォーム工事は内装業者さんがクロス貼りの工程に進んでいる模様でこちらも竣工まであとひと息・・・とは言うものの追加で頂いた外装の修繕なども工事が残されていて4月の初旬までは引き続き工事が行われる予定。

岡山市中区での住宅新築現場の方も明後日からの基礎工事に向けての準備も整い当日を待つばかりと比較的、落ち着いた日々が送れそうでも・・・

今日は大工の「まっちゃん」、「信くん」は予定の仕事を終えた後に雨に濡れた体を休める為にも午後からは休暇。

午前中こそデスクワークに追われていた私は大工の「しんちゃん」が担当した、5年ほど前にご自宅をファースの家で新築させていただいたお客さんからのカーポートを新設したいとの依頼を受けて現地へ向かいます。

ひと通り今回の工事の計画をお聞きして、お客さんの奨められるまま家の中で雑談をしながらお茶をいただきます。

竣工から5年という月日が流れ、時の早さに驚きながらも「何年経ってもやっぱり、ファースの家にして良かった」と仰ってくれるお客さんの笑顔に本当に心の底から感謝です。

別れを惜しみながらもお客さんの家から、次の現場へ向かう道中に「しんちゃん」とふたりで「私たちのつくる商品は決して単なる家ではなく、其処から始まるお客さんの笑顔づくり、幸せな生活づくり」なのだと改めて再確認。

其れは私たち大工職人が営む工務店だからできる「家づくり」の形だとプライドを持って今後も努めなくては・・・

さて、夕方からは岡山市北区の某施設さんよりトイレの手摺の取り付けを依頼されての取付工事。今回はL型の手すりを2ヶ所取り付けるという比較的、簡単な作業。

但し取付面の壁がタイル仕上という事でネジ穴をマーキングした後に振動ドリルでタイルとコンクリートに下穴を開けます。

その後、下穴にアンカープラグを打ち込み下準備は完成、後は施工説明書に沿って確実にネジで固定して頑丈な手摺の取付完了です。

しかし、実はこれで手摺の取付が終わりではありません。

この取付られた手摺を使う事で、施設さんのみなさんが少しでも喜んでくれて始めて今日の工事に意味が生まれるようです。

今回も出来る限り笑顔につながる様に心を込めて工事させていただきましたので、次に訪問した時には皆さんの喜びの声が聞ける事を期待しています。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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