感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

倉敷市連島で玄関ポーチの柱の取替え工事

2013-03-26 20:20:18 | 住宅リフォーム工事物語
今日も気候の良い倉敷市、私たちはやしの家づくりはどの現場も順調に進んでいる模様。

今朝は朝から大工の「しんちゃん」、「まっちゃん」と共に倉敷市連島の住宅へ玄関のヒサシを支える柱を取り替える為に現場へ出動。

玄関のヒサシを支える柱は左と右の2本、丸型のサイディングに包まれていて内部の様子がハッキリと把握できてなかったのが少々、不安材料ではあります。

現場では早々に柱を包む丸型のサイディングを撤去、思惑とおりに中に芯棒として使われていたのは9cm×9cmの木材の柱。玄関へ向かって右の柱の材種は米松、防腐処理もされていて思ったより状態は良いのですが、問題は玄関に向かって左の柱・・・

こちらは何故かホワイトウッドの積層材で何故か左右の柱の樹種が違うのは如何な所か?それよりもホワイトウッドの欠点として一番に挙げられるのは水に弱いという点。

当時の施工者も右の米松同様に適切な防腐処理をしていはいましたが、案の定・・・ホワイトウッドの柱は足元が完全に腐り宙に浮いている状態。丸型のサイディングで支えられている部分も考慮すれば通常時は特に問題はないのでしょうが、大きな地震などがあった場合は危険です。

今回は以前、使われていた9cm角の柱より一回り大きな10cm角の檜の柱に左右とも取替え同じように防腐処理を施した後は新しい丸型のサイディングで家のバランスを踏まえ当時の意匠に揃えられます。

午前中こそはこちらの現場で作業をしていましたが、午後からは岡山市の中心街のマンションへ現地の調査に向かいます。今回は洗面所の吊戸棚を外して欲しいという依頼で現地を確認。

然程、大掛かりな工事も必要なさそうですし、今回も早々に見積書の提出からスタートです。

そんな中、大工の「信くん」は某ゼネコンさんの依頼で倉敷市内の築300年を超える木造家屋で重要文化財にも指定されていて今回は6年かけて行われる保存、修理が行われる現場のお手伝いに・・・

こちらでは古い建物で見かける壁に用いられている木舞壁と言われる土壁を撤去する作業なのですが、重要文化財という事もあり、その撤去された土も再利用との事で丁寧な撤去作業が求められそう。

明日は「しんちゃん」、「まっちゃん」もこちらの現場へ向かい「信くん」を手伝い午前中には際を付けたいもの。

さて、明日は取り敢えず私は溜まっている見積依頼や書類作成、更には月末という事でバタバタする事務仕事に専念したのです。

夕方からは岡山市北区での某施設さんへトイレの手摺の取付に向かう予定なので、それまでには事務仕事にひと区切りを目標に励まなければ・・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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