感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

「志」なき判断に正解はなし

2013-01-22 20:36:36 | 林俊文の想い
昨日の遅れが今日に響く事は覚悟の上で取り組んだ一日。

昨日の午後から降り出した雨模様の空から今日の晴れ間の広がった青空の様な爽快な一日になった事に先ずは感謝。

次から次へと積み重なる問題に全てを解こうと、いくら頭で考えても答えは出ないのと同じで仕事も自分のキャパを超えた場合の仕事量をいくら頭で考えた所で解決する訳もないのです。

こういった時こそ「今」一番にするべき仕事を膨大な量の依頼の中から選択する事が大事であり、その上で自分で選択した仕事に全力で取り組む事が解決への一番の早道のようでもあります。

入社した頃は与えられた仕事ひとつをこなせば良かったものが、段々と年月と能力によって与えられる仕事が増えていくのが社会の常。

この時に複数の仕事の中から「選択する」という判断が重要なのですが、これを実践できないままに能力以上の仕事を抱え、完全にテンパってしまいミスをする人や、自分の持ち味を見失う人を多く見てきた事も事実です。

簡単に「選択をする」と言っていますが、この「選択には」実は大きな「覚悟が必要」な事も又、事実。

「今」という時に「大切な何かを捨てて」、「大切な何かを拾う」この判断も誤ると大きな失敗に繋がるのものです。

誰しも人間とは弱いもので「覚悟」を必要とする「判断」を迫られると、遠い未来の成否は度外視になってしまい近い将来を案じ、安易な方、安全な方へどうしても流れてしまう事は致し方ないのかも・・・

しかし、「真の正解」とは、常にリスクの裏側に潜んでいるもので、「失敗をしたくない」と思う気持ちが既に間違っているかのようにも思っています。

こうした事からも、未来を見据えた「判断」と「覚悟」とは自分自身に何らかの「志」が無ければ決して出来るものではない筈。

私自身は何か事を成し終えた訳でも、成功している訳でもありません。

たかが37年間程の人生ですが、これは私がひとりの人間として自分自身の人生の中で学んだ一番大切な事だと思っています。

その為にも、私自身の今年の目標は「去年まで以上の大きな志を持つ」こと。その「志」と共に、先ずは40歳という節目までの2年と8ヶ月間を判断を誤る事なく取り組みたいものです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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