大好き!藁科川

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人生初のそば打ち体験

2010年12月12日 | 行事レポート
食べるのも大好きで、これまでずっとやってみたかった本格そば打ち体験。
その念願が叶い、藁科川上流の大川生涯学習交流館(地区センター)で開催された「そば打ち講座」に参加してきました。

畑色という地区で、実際に畑でそばから生産されているという地元のそば打ち名人の方を講師に迎え、集まった9名の参加者と共にアットホームな雰囲気の中で、講座は進みました。

簡単なお互い同士の自己紹介の後、全体の行程をおさらいするためまずはビデオで名人の技を視聴。その後は、一人ひとりに贅沢に割り振られた大きなまな板にどでかい包丁など、いつもの台所では目に出来ないサイズの清潔な道具を前にして、そば粉と小麦粉をふるいにかけるところから体験がスタートしました。

水の分量に注意しながら丁寧に混ぜて、次第に粉をくっつけ、より大きな塊にし、ひとつにまとめて、こねてこねて、長いのし棒でのばし、丸く伸ばしたものを今度は、四角形の風呂敷サイズにして、折りたたみ、きり板をあてて、トントントントンと押し切ったら、はい出来上がり!

なんて簡単には行かない訳で・・・なかなかの見よう見まねの悪戦苦闘の連続。

特に水加減はポイントで、丁寧にやりながらも、あまり時間をかけすぎると水分が飛んでボロボロになり、とても講師のお手本のようには四角形にはなりません。切るのもあれだけでかい包丁で、細く切るなんていう芸当は、全く“一日してならず”です。

けれども一応形にはなって、やはりそこは自分で打ったおそばのおいしいこと・おいしいこと。2時間の労苦も、5分とたたずあっという間に、喉を駆け下っていきました。

食事後の質疑応答を交えながらの歓談も、ちょっとしたテクニックや名人のこだわり話、各地のそば情報などが飛び交って楽しいそば談義でした。

大川地区では、年越しのそばを自宅で打つという方が多いそうです。これもびっくり。

同地区の日向にある陽明寺というお寺さんでは、12月31日に除夜の鐘をつきに地域の人が集まって、年越しそばが振舞われるとか。そのおそばを準備するスタッフ募集情報もキャッチして、ここが腕の見せ(ではなく)磨きどころ!こんな超初心者マークでもよいのかな、とは思いながら、一年の計を大晦日のそばにこめてきたいと思います。