クリスマスプレゼントの方が気になっている子ども達をよそに
♪もういくつ寝ると~お正月
と、だんだんと新年も近づいてきました。
私自身は毎年親しくして頂いている友人のお家で、お正月準備としてお餅をつかせてもらっていますが、そのお餅をつかないという風習が残る地区が、ここ藁科川流域にはあります。
ちょうど藁科川に支流の黒俣川が流れ込むところの「昼居度(ひるいど)」という集落です。
そこには、こんな伝承が残っていました。
ちょっぴり物足りないかもしれませんが、火事があったら大変ですものね。
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『節季には餅をつかぬ』
昼居渡では、節季(年の暮)に新年の鏡餅をつかずに小正月にお餅をつくのが例である。正月の祝餅を石器につくと火災に遇うからだという。安政5年(1858)の節季に増雲寺の住僧は、少しもそのことを省みず村人に餅をつかせた。ところが師走の28日の未明、同地彦右衛門方の厩で火事があった。村人はそれ見たことかと言い、以後、慣習を守っている。
(清沢村誌/「駿河の伝説」小山枯柴編著・宮本勉校訂、羽衣出版、平成6年)
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♪もういくつ寝ると~お正月
と、だんだんと新年も近づいてきました。
私自身は毎年親しくして頂いている友人のお家で、お正月準備としてお餅をつかせてもらっていますが、そのお餅をつかないという風習が残る地区が、ここ藁科川流域にはあります。
ちょうど藁科川に支流の黒俣川が流れ込むところの「昼居度(ひるいど)」という集落です。
そこには、こんな伝承が残っていました。
ちょっぴり物足りないかもしれませんが、火事があったら大変ですものね。
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『節季には餅をつかぬ』
昼居渡では、節季(年の暮)に新年の鏡餅をつかずに小正月にお餅をつくのが例である。正月の祝餅を石器につくと火災に遇うからだという。安政5年(1858)の節季に増雲寺の住僧は、少しもそのことを省みず村人に餅をつかせた。ところが師走の28日の未明、同地彦右衛門方の厩で火事があった。村人はそれ見たことかと言い、以後、慣習を守っている。
(清沢村誌/「駿河の伝説」小山枯柴編著・宮本勉校訂、羽衣出版、平成6年)
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今、藁科中学校に勤務しています。今後ともよろしくお願いします。