大好き!藁科川

静岡市の西部を流れる清流・藁科川の自然・文化の魅力やイベント等の情報をお届けっ♪

痛んだ藁科川

2012年03月26日 | 日記
昨年の台風12号・15号の大雨の影響で、藁科川の至るところで護岸工事が進んでいます。

土砂で埋まり渕や瀬が消え、以前とは全く違った川相になったところもあり、これも変化する川の動態とは知りながら、痛々しい気持ちになります。

写真は、かつてテナガエビなどを採って遊んだ藁科川と新間谷川の合流部の現在の様子です。

みんなで考える見性寺川ワークショップ

2012年03月25日 | 行事レポート
藁科川の下流、羽鳥地区で第2回目の見性寺川ワークショップが開催されました。

この集まり、新間トンネルの市街地側から始まる全長1.7キロの見性寺川のカインズホームの区間を改修するにあたって、羽鳥地区の出口組を中心に、地元の方や幼稚園・保育園の先生方をお招きして、どんな川にすれば良いかを話あっている会です。

本日は“水辺をデザインする”がテーマ。目的や主な対象を考えた後に、グループになって、実際に見性寺川を見に行き、どこをどんな風にするか話し合いました。

次回4/22は実施に図面にアイデアを落とし込む作業。

話し合いの中で、過去の周辺の様子や川遊びの思い出、そして水辺のことばかりではなく、子育てや高齢者のことなど、自然に話題が広がっていきます。

自らの地域のことは、地元・行政・企業の関係者がみんなそろって考えていく。

こんな活動が広がっていけば素敵ですよね。




お泊まり会

2012年03月24日 | 日記
今晩は娘たちのお友達が遊びに来て、春休み2回目のお泊まり会。

地元地域に小学生は20名程度で、今日ここにいるのは小2、小3、小4、小5年生。

子どもたちは少なくても、異世代が兄弟みたいに普通に遊べるのが良いところですね。

動きだします、大川地区もこれ一番

2012年03月23日 | 行事レポート
清沢、玉川、梅ヶ島、足久保など各地区に続いて、静岡市の地域振興事業「おらんとこのこれ一番事業」のスタートに向け、藁科川上流の大川地区の取り組みも本格化してきました。

来年度、事業認定を受けることができた暁には、福岡へのツアー、お茶の体験イベントハイキングコースの整備など、続々と新しい取り組みが始まる予感で、関係者を招いてての打ち合わせにも熱が入ります。

ヒヨドリの骸

2012年03月22日 | 自然&生き物
玄関の扉がガラガラッと勢いよく開かれたと思うと、娘の大きな声「早くっ!」。

急いで行ってみると、娘と一緒にいたお友達の両手には鳥の骸が・・・

ヒヨドリです。

話を聞いてみると、飼い猫がたたき落としたのだと言います。頭頂部には、致命傷になったと思われる傷がついていました。間近で見ると、改めて体の大きさや重さ、羽根の柔らかさや形の違いが、まさに手に取るように分かります。

しばらく観察すると、“自宅の庭に埋めるの”といって、また大事そうに抱えて帰っていきました。

究極のDIYのお宅訪問

2012年03月21日 | 日記
春の陽気に誘われて、藁科川の最上流・楢尾へ車で登りました。

最近お知り合いになった方のお家を訪ねると、丁度ご主人がいらっしゃり、突然の訪問にも関わらず、部屋の中を見せて頂くと・・・

びっくり!\(◎o◎)/ちょーーーーびっくり

囲炉裏をはじめとして、昔の農具や調度品のみならず、ご主人が自らの手で意匠をこらした家具や日用品が至るところに目白押しのオンパレード。その技術の多才さや、昔のものを上手に生かした匠の技に感心することしぎりでした。

「勉強はなにもできなかったけど、小さい頃から大工作業はほんとに好きで、何度この指を刃物できったことか」と苦笑いしながら見せて頂いたその手の分厚いこと。この腕が、魔法のようにいろいろなものを産みだしてきたのかと思うと、拝みたくなるような気持ちになりました。

今から380年ほど前の村の地図や、一晩の宿を貸したお礼に描かれたという逸話つきの掛け軸など、お宝もどっさり。

目の前には崩野の集落を見下ろす大パノラマというロケーションで、またまた、大川地区の名所を見つけてしまったと、驚きに目をまん丸くした一時でした。

『夜っぴといブルース』誕生♪

2012年03月20日 | 日記
新しいご当地ソングが産まれそうです♪

先日このブログでも紹介した、大川地区出身のミュージシャン佐藤愼哉さんが“遊びで作ってみました”という前置きはありましたが、素敵なご当地ソングを作詞してくれました。

“夜っぴとい”とは<夜一夜>の音が変化して“夜通し”ということを表している言葉です。川根方面や奥安部、奥藁科エリア一帯では、夕方から翌朝まで踊り続ける神楽のお祭りのことを“夜っぴとい神楽”と称しています。

この“夜っぴとい”という言葉の歯切れの良さと、「七草祭り」という地域に400年以上伝わる伝統行事の名をさらりと入れ込んだ『夜っぴといブルース』

この詞に、どんな音が乗るのか、とても楽しみです。

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『夜っぴといブルース』

           作:佐藤愼哉


今夜はあの娘に 伝えよう
はちきれそうな この想い

七草祭りの夜だから
きっと神様が縁結び

朝まで夜っぴとぃ
あの娘と夜っぴとぃ
骨まで夜っぴとぃ
あの娘と夜っぴとぃ

あの娘はオイラに言ったのさ
生まれ変わっても また逢おう

七草祭りのあの夜に
千切れぬ契りに口づけた

朝まで夜っぴとぃ
あの娘と夜っぴとぃ
骨まで夜っぴとぃ
あの娘と夜っぴとぃ

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卒業生ありがとう

2012年03月19日 | 日記
今日は小学校の卒業式。

二人の児童が、大川小学校を卒業していきました。

その二人が新しくリメイクしてくれたのが、この看板。

はっきりくっきり目立ちます。
これから、ここを通る人全てがこの看板をきっと目にすることでしょう。
その位インパクトがあります。

ありがとう♪
そして卒業、おめでとう。

芝刈りじゃないよ、柴切(しばきり)だよ

2012年03月18日 | 歴史&文化
“柴切”という意味をご存知ですか?

私ももともと“芝を刈る”とかなんとか、それに類することをを指していると思っていましたが、「その土地を最初に切り開いた開拓者」という意味なんだそうです。

藁科川上流の大川地区は、主に9つの集落から構成されていますが、それぞれにその土地を開拓した“柴切”の家があり、名家とされています。

大川に残る村誌は、こんな書き出しからはじまっていて、その家柄は今もつながっているところもあって、歴史が脈々とこの地に息づいているのを感じます。

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「深山幽谷の奥にも尚よく荊棘(けいきょく)を披(ひら)いて生活するもの出来たり、茲(ここ)に初めて幾多の村落を形成したるものならん。今尚各大字毎に柴切と称する家柄あり、例えば大間の砂宮太夫、崩野の大川井治右衛門、諸子澤の佐藤兵太夫、小林太郎助、日向の芳澤助太夫、原坂忠左衛門のごときもの是なり」

大川村誌

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芝生広場が溢れかえる日

2012年03月17日 | 日記
今日は春の雨降る中を、藁科川上流・日向出身のミュージシャン&DJの佐藤愼哉さんが届け物をしに我が家に来てくれました。

さっそくあがってもらって、すっかり話しこんじゃうこと3時間^_^;。

この愼哉さん、昨年11月に大川中学校グラウンドでライブをしてくれたんですが、その後4~5つの反応があって、その中に「あの芝生でコンサートがしたい」という声が若い世代のミュージシャンからあったそうです。

理由は「ライブハウスではない場所でのパフォーマンスできる会場を求めているから」なんだそうです。なるほど。
呼べば手弁当で来てくれるかもしれないということで、こんなところにニーズがあったなんて、初めて知りました。

その他にも・・・

*400年の歴史にリスペクト
 「七草祭り&大川ロックフェスティバル」
*夜っぴとい(オールナイト)コンサート
*復興支援チャリティーライブ&読み聞かせ
*「大川ソング」募集コンテストライブ

などなど、話している内に、新しい切り口のアイデアがでてきて、とても楽しい一時でした。

今でこそ音楽は“みんなのもの”ですが、そもそもロックやブルースって、虐げられた社会的弱者の声なき声の表現だったと、どこかで読んだことがあります。

実はロックは中山間地にあうんじゃなかろうか?
ウッドストックや嬬恋のようには広くないけど、いつか大川中のグラウンドの芝生が、音楽を楽しもうと言う人で一杯になって、中学校校舎の窓という窓から歓声があがっている、そんなイメージが一瞬見えたような気がしました。