収穫したソバを掛けるところを「ハンデ(=把手)」と呼ぶことを知りました。帰って調べてみると、地域の文献の「焼畑」のことを記している項に、ちゃんと図入りで記されているではありませんか。まさにプライスレス、貴重です。
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五.蕎麦拾い
十一月霜降る前に「蕎麦拾い」(蕎麦の収穫)が行われた。蕎麦を根こぎにして揃え束ね、○五六寸、で把を作り、二把を繋いでハンデ、に掛け易くした。把手は平坦で日当たりの良い場所を選んで作り、よく乾燥した所を見計らって筵(むしろ)の上に降ろして棒でもって打落す。これを(蕎麦叩き)と云う。程よく乾燥すると簡単に実が落ちて、古老の話によると一日に三人で十四俵(約840㎏)の蕎麦をこなした事も有ると言い伝えている。
「ふる里わら科八社~第三集~」
(大川寿大学講座受講生一同.静岡市中央公民館大川分館.昭和57年)
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五.蕎麦拾い
十一月霜降る前に「蕎麦拾い」(蕎麦の収穫)が行われた。蕎麦を根こぎにして揃え束ね、○五六寸、で把を作り、二把を繋いでハンデ、に掛け易くした。把手は平坦で日当たりの良い場所を選んで作り、よく乾燥した所を見計らって筵(むしろ)の上に降ろして棒でもって打落す。これを(蕎麦叩き)と云う。程よく乾燥すると簡単に実が落ちて、古老の話によると一日に三人で十四俵(約840㎏)の蕎麦をこなした事も有ると言い伝えている。
「ふる里わら科八社~第三集~」
(大川寿大学講座受講生一同.静岡市中央公民館大川分館.昭和57年)
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