北大路機関

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中部方面混成団創設7周年記念・大津駐屯地祭(2014.05.10)PowerShotG-9撮影速報

2014-05-11 23:53:43 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆PowerShotG-9予備役招集と次期CC-X

 大津駐屯地祭へ行ってまいりました、EOS-7DとEOS-50Dの写真は未整理ですので、G-9での写真をお送りします。

Oimg_5795 中部方面混成団創設7周年記念、年度末に第10師団より即応予備自衛官基幹の第49普通科連隊が中部方面混成団へ管理替えとなり、第47普通科連隊と共に隷下に2個普通科連隊を持つ混成団へ改編が成りました。そんな中、“PowerShotG-9撮影速報”、という表現にお気づきでしょうか。

Oimg_5801  武政賢一方面混成団長の巡閲。この様子はG-9で撮影しました。実はG-12が液晶破損でメーカー送りとなりまして、それでは速報用記事が作成できない、とPowerShotG-9予備役招集を行い、在宅で予備保管されていたG-9を現役に戻しました、というところ。

Oimg_5808 観閲行進の始まり。旅団普通科連隊編成の第47普通科連隊と師団普通科連隊増強編成の第49普通科連隊、新隊員と曹候補生に予備自衛官教育を担う第109教育大隊、自衛官候補生前期共通教育を担う第110教育大隊、日本一厳しいと噂される第4陸曹教育隊、以上をもって中部方面混成団は編成されています。

Oimg_5812 さて、G-12ですがメーカー送りの修理は今回の故障で四度目でして、三回はメーカー保証で対応できたのですが、今回からいよいよ実費、2011年8月に導入したG-12ですので、頑張った方ですが、そろそろ次期CC-X、次期コンパクトデジタルカメラの選定を始めなければなりません。

Oimg_5821 車両観閲行進の始まりです、第47普通科連隊の行進が展開してきました。本年はシャトルバス発着駅に大津京駅を利用できない事情があったようで唐崎駅と大津駅が拠点となりました、が、大津駅はマイクロバスしか入れないとのことで、補助席使用定員30名程度のマイクロバス4台が、片道30分の大津駅と大津駐屯地を頑張って輸送していました。

Oimg_5823 G-9ですが、毎月簡単なスナップに100枚程度しか運用しないため、予備役用として2012年4月に導入して以来故障知らず、しかし、画質は流石は2006年のカメラだけあって少々厳しいものがあります、そこでそろそろ新型を導入しG-12を予備役に置こう、次期CC-X選定、ということに。

Oimg_5830 PowerShotG-12の使いやすさは凄いのだけれども、起動後最初の撮影までの寸秒や被写体多目標即時対処能力の焦点能力等は、流石にデジタルカメラとして四年経つと物凄い進歩しているのですよね、特にG-12を修理に出してG-9を予備役から第一線に投入すると改めて性能差が顕著でして。

Oimg_5827  大津駐屯地祭の話題ほったらかしでカメラ談義ですが。世代としてはG-12からみたG-9程に最新型と比べG-12は旧式化している。もっとも、CANONのサービスセンターへG-12を修理に持ち込みますと老紳士がG-9の修理の相談をされていまして、まだまだ第一線で通用する水準とともに活用されている方は多いようですけれども、ね。

Oimg_5837 最有力機種はG-16、G-16はG-12から続くCANONハイクラスコンパクトデジタルカメラのPowerShotGシリーズ最新型で、小型化を希求したことからバリアングル液晶を省略しているものの、起動から一枚目撮影までの瞬間を短縮し、ピント調整能力も2010年代半ばを担う高性能なもの。

Oimg_5838 FUJIFILM X20、対抗機種はやはりこれ。一眼レフの運用を部分的に置き換える高性能を持ち、性能的には最高度のものを持ちつつ、両手でなければ操作できないのが唯一の難点です。従来のコンパクトデジカメと異なり、ズームを一眼レフ用レンズのようにてでひき伸ばす事が可能です。

Oimg_5840  ズーム操作がそのまま電源となっているので、即座に遠方の被写体を撮影可能、反面、この構造上、片手での撮影動作が不能という。それにしても、やはりG-9,暗い部分や影の部分の粒子荒れが世代の違いを痛感させてくれます。G-12は一眼レフの能力を部分的に担えるものでしたから、ね。

Oimg_5842  NBC偵察車、中部方面隊の観閲行進では初参加となる目玉装備ですが、G-9だとトリミングすれば粒子荒れが凄い。さて、次期コンデジ選定G-16 vs X-20,困ったことに価格帯は双方ほぼ同じ、 次期コンデジ選定、更に困ったことに双方ともにバリアングル液晶未装備という点でも同じ。

Oimg_5846  次期コンデジ選定、更に更に困ったことに双方ともに良好なファインダーを備え操作性の高さが同程度です。Weblogでは自衛艦隊はDDH増やせ、とか、多用途ヘリに大型高性能なUH-60JA増勢かEC-225を、とか、航空自衛隊のF-35を補完可能な補助基地から運用可能な支援戦闘機増やせ、という当方でも自分のこととなると羽振りが、と。取得費用の面から、お前たちが俺の翼だ、と二つを同時に選ぶことも出来ない。

Oimg_5861G-16は現行のG-12というよりも旧型のG-9を発展させたモデル、不満はあるが間違いは少なさそう 。X-20はコンデジと一眼レフの利点を摂りあわせミラーレスの難点を取り除いたもので凄いもの。G-16は連写速度の大きさやON直後の速撮能力の凄さに驚かされるところ。X-20はOFFの状態から即座に最大ズームへ手動で展開できる構造が凄い。ううむ。

Oimg_5862  G-16 vs X-20,本体大きさについてはX-20が大きいが背広のポケットには収容可能な程度です。G-16 vs X-20,ともにレリーズが使用できますがG-16はデジタル式レリーズで信頼性は高い。G-16 vs X-20,シリーズとしての息の長さだけを見るならば、Gシリーズの方が長いのだけれど。Xシリーズは完全に一眼レフの代用を目指した高性能機種なのだから一概に比較できない。結果、迷う。

Oimg_5863  G-16とX-20の最大の差は、共に広角で最初の一枚を撮影するまでの所要時間はほぼ互角で、X-20は手動ズームを行う以上両手操作が必要な反面、最大ズームの28mm換算112mmまでのズームがG-16の広角28mm第一枚の撮影に要する時間と同等である半面、最大の240mmズームまではレンズをモーターで駆動させなければならず、そこで大きな所要時間の差が出てくる。

Oimg_5864  バリアングル液晶は思い切り手を伸ばして後方から被写体を撮れるというものがあります。一方でX-20は駆動に両手を使わなければならない、これがコンデジで最初の一枚を撮影するのに可能かという視点と、両手を使ってでも一眼レフをカメラバックから準備するよりも早く最初の一枚の被写体が距離を隔てていた場合でも確実に撮影できるという利点を無視できない、というところ。

Oimg_5866  コンデジの重要な役割としては、10km以上の遠出に際しては確実に一眼レフを携行するので、食事や市内の買い物や市内で一杯やるときの重要な役割 。遠出先ではホテル近辺の買い物や食事の際には一眼レフを部屋においてゆくことがあるのでそのさいの補完的な役割と場合によっては主力となる役割が 。

Oimg_5872  自衛隊関連行事においてはズームで自由に撮影する際に三脚に固定し広角を保険的に撮影しつつWeb紹介では速報の基幹写真を撮影する補完的な役割、など。第二北大路機関の特集“榛名の旅”、なんかはコンデジの写真のみで作成していますが、大きな役割はあんなところですね。

Oimg_5877  大津名物渡河ボート試乗。コンデジの性能では拮抗するG-16とX-20ですが、所有感というか、X-20だと単体で洒落た雰囲気を醸し出せる、G-16だと他の一眼レフとCanonの拘りを気取れる、とか・・・、な?基地でサンニッパを担いでEOS-7Dを振り回し、全装備DOMKEに仕舞ったところで突如新装備や外来機が動きはじめた時に、ええいコンデジだ、と抜き指すにはG-16の方が画になる。

Oimg_5878 でも名所旧跡にはX-20がよく似合う。市内の散歩や食事に映画や買い物のお供にはX-20が画になりますね。そういった感じで、G-9を臨時に予備役から現役復帰させましたが、G-9での行事撮影は善通寺駐屯地祭と東京港英艦デアリング親善訪問、に続いてのもの。臨時装備では限界がありましたね。

Oimg_5884  X-20は、カメラらしい外観が凄い。G-12を初めて手にした時もコンパクトデジカメというと何か家電の末端で風景を記録しているような違和感がありましたが、G-12のカメラと言えばこの形状、という印象が強烈に残りました。しかし、X-20と言えば、それ以上にクラシックなカメラらしい雰囲気を持つのです。

Oimg_5880 さて。もとよりG-12の三度目の修理が実施された際に、そろそろ後継機を選定しなければ、とは考えていました、昨年末の話です。もともとはPowerShotG-15とFUJIfilmX-10を候補としていましたが、選定している最中に世代交代してしまった、というところ。どうしようか、考えつつ帰路に就きました。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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2 コメント

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今年の大津駐屯地、小生は病院の都合で参加できな... (軽トラックの稲妻)
2014-05-18 17:27:49
今年の大津駐屯地、小生は病院の都合で参加できなかったのですが、写真を見ると天候に恵まれ過ごし易かった模様でなによりです。
ただ、写真を見る限り空挺降下(パラシュート使用)はなされなかったのでしょうか?
小生、この駐屯地の空挺降下(恐らく仙台霞目に類似と想像)は未見であり、いずれはお天道様の許しを得て観覧したいところです。

そういえばこのごろ私が行くイベントはどうも天候に恵まれていない・・・・。御祓いでもしてこようか・・・。

それでは。
軽トラックの稲妻 様 御久し振りです (はるな)
2014-05-23 12:49:47
軽トラックの稲妻 様 御久し振りです

ご無理なさらない範囲内で、またお会いしたいところですね、つか、当方、今週末の予定、金沢か大久保か静浜か武山か、まだ決めていませんが

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