北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

北大路機関2014:自衛隊関連行事展開記録 日本列島を北海道から沖縄まで

2014-12-28 23:46:46 | 北大路機関特別企画
◆北大路機関防衛撮影記
 2014年も残すところあとわずか、本日は北大路機関の一年を撮影という面から振り返りましょう。

 自衛隊関連行事撮影ですが、全国の自衛隊部隊行事を撮影に行脚し、本年は北部方面隊行事としまして、第7師団祭や第11旅団祭に第2師団祭、と撮影しまして、一方で7師団の東千歳は千歳空港の隣、11旅団の真駒内は札幌市内で地下鉄沿線、2師団の旭川は札幌から特急の本数も多く、最後の5旅団帯広だけは距離がありました。式典同時期にロシア軍大演習が重なり駐屯する対戦車ヘリコプター隊が式典に参加できず演習等に投入されていましたが、北海道の広大さと部隊の装備充実を感じる事が出来ました。

 師団旅団祭、自衛隊関連行事はこれだけで語れないものですが象徴的な行事でもあり、併せて展開したのは那覇駐屯地祭、最南端の旅団祭です。撮影が難しい配置、という那覇駐屯地ですが、本年は一般開放区画が増えていた関係で観閲行進を正面から撮影出来ましたと共に、伝え聞く不発弾処理と本島警備という一昔の編成から完全な野戦部隊、ヘリコプター隊を隷下にもつ強力な編制となり、こちらにも驚かされたというところ。

 北大路機関、Weblog北大路機関には毎年創設以来展開している行事がありまして、守山駐屯地の第10師団創設記念行事は数少ないその一つ、もう一つは岐阜基地航空祭なのですが、毎年撮影位置を工夫して撮っています。

 北海道、第1特科団の北千歳駐屯地祭にも足を運ぶこととなり、続いて南恵庭駐屯地祭に展開したことで北部方面施設隊の行事も撮影、北海道の自衛隊行事は他にも行くべきところや行きたいところは多々あるのですが、師団旅団司令部行事という意味では北部方面隊行事は大きな部隊司令部の行事を一通り行くことが叶ったわけです。

 海上自衛隊関連行事、本年は非常にご縁と幸運が重なり、ヘリコプター搭載護衛艦しらね撮影が様々な機会で実現しています。ヘリコプター搭載護衛艦しらね、現在建造が進む新ヘリコプター搭載護衛艦いずも、来年三月の就役を以て自衛艦旗を返納し除籍されることとなっていますので、舞鶴展示訓練を非常に良い撮影環境にて記録出来まして、この為に幾つかの幸運とご厚意がありましたことを感謝します。

 ヘリコプター搭載護衛艦くらま、についても四月の自衛艦隊集合訓練の威容を撮影でき、自衛艦隊集合訓練を真正面から撮影できたのがこのWeblog北大路機関創設間もない2006年以来という本当に久しぶりの機会でしたので、居並ぶ艦隊の威容に改めて凄なあという率直な感想がこみ上げてきました。

 ヘリコプター搭載護衛艦しらね、練習艦隊江田島出港の様子を撮影した際に直前の通り雨と言いますか完全にゲリラ豪雨が襲い一時は前途を憂慮したほどだったのですが、出航の瞬間に太陽が戻りまして空気が豪雨に流され澄んだ条件にて撮影できましたのは、本当にうれしかった、という一言に尽きる。

 鹿屋航空基地祭、海上自衛隊行事で一度行きたかったというところで本年はブルーインパルスも参加しますので混雑を覚悟して展開すれば物凄く人口密度に余裕があり、そしてP-3Cってこんな高機動も達成できたのか、と正直に感心しました。九州南端、足を運ぶには鹿児島中央駅からフェリーとバスを乗り継ぐ遠い場所ですが、迫力は凄い

 航空自衛隊行事ですが、久々に、2007年以来、何かと重なっていて行けないということ、行こうとしたらば急に多忙と無い身動きできない状況になったりという小松基地航空祭へ展開することが出来ました。緊急発進が実施され実弾のAAM-3を搭載したF-15が離陸する様子は迫力がりましたが、編隊飛行の機数が少なくなっており、少々日本海防空の要衝という割には、と残念に思ったりもしましたが、ね。

 航空祭関連では、2005年のWeblog北大路機関創設以来毎年展開しています岐阜基地航空祭へ今年も展開出来ました。ご縁あって招待席から撮影できたのは今年の新しい撮影位置開拓になったということも特筆するところでしょう。

 那覇基地航空祭、二回目の展開となりましたが思い出深い、といいますのも前回の那覇基地航空祭展開の際には他の基地でのF-15戦闘機の部品落下トラブルが発生しF-15の飛行展示を行う事が出来ず、事実上飛ばない航空祭でしたから、今年の那覇基地航空祭に展開しF-15の編隊飛行を見る事が出来まして、やったぜ、というところ。

 そして美保基地航空祭、豪雨と視界不良で飛行展示はほぼすべて中止と残念でしたが、来年以降、また足を運びたい、と思う航空祭でした。今年も非常に多くの行事に展開、来年はどんな行事に展開するのだろうか、と考えつつ、その様子の紹介を通じて本ブログを閲覧される皆様に、防衛への関心と知的探究心を深める一助になれば、幸いです。

北大路機関:はるな
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