北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

P-8A哨戒機撮影成功!エアーフェスタ展開時撮影、那覇基地周辺の米軍機

2014-12-16 23:28:54 | 在日米軍
◆P-8Aポセイドン 
 那覇基地航空祭エアーフェスタ2014展開の際に撮影しました米軍機の写真を本日は幾つか。

 P-8A哨戒機、ボーイング社が多用途海上哨戒機737MMAの開発名称にて米海軍のP-3C哨戒機後継機として開発、2013年より運用開始となった最新鋭哨戒機で、昨年12月に嘉手納基地への前方展開が開始したばかりの新鋭機、対潜哨戒重点のP-3Cに対して海上情報優位全般を運用の主軸においた航空機で、AN/APY-10レーダーとソノブイを駆使し情報を解析、艦艇や潜水艦を捜索する航空機です。

 KC-135空中給油機、米空軍が実に750機という大量導入したKC-135は老朽化のたびに延命改修と近代化改修を続けてきましたが、航空自衛隊のKC-767と同系列のKC-46Aが後継機として選定、更新速度は現時点で遅いようですが徐々に置き換えが始まる。大量のKC-135導入の背景は、冷戦時代にB-52を常時戦略核を搭載し一定数飛行状態におく核戦略哨戒任務を確立させ、必要ならば飛行中のB-52だけで弾道弾などによる奇襲へ対処できる態勢を構築していたため、その大量のB-52への給油の必要性から大量導入されました。今となってはけた外れの悪夢のような態勢ですが、同時にアメリカの物量というものを考えさせられます。

 C-17輸送機、従来の長大な滑走路と支援設備を要した戦略輸送機とその拠点から前線へ輸送する小型の戦術輸送機という分担を米本土から第一線へ一機種輸送任務を達成する戦域間輸送機という新しい区分を誕生させた航空機で、重量の大きなM-1A2戦車も渡洋輸送が可能です。今回の沖縄展開は米軍基地まで回る時間はありませんでしたが、那覇基地航空祭やその翌日に、この三機種を撮影、特にP-8Aは初見の航空機でありましたので、驚きました次第です。

北大路機関:はるな
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